おはようございます!!
朝型に切り替えて勉強をしているuilaniです
前の記事で予告していました大手予備校の比較をしたいと思います
比較とはいっても、単なる自称中位元法科大学院生の主観的な感想に過ぎない部分があるので、1つの参考にしていただければ幸いです。
それでは!!はじめます!!
LEC
長所
・なんたって安い!!しかも、宣伝ではないですが、奨学試験を受験してある程度の点数を取ると更に割引が!!
・所詮、予備校の問題であるので、どこの予備校の試験問題も司法試験本番とは質が全く異なります。
ならば、知らない人と答案を書く目的や答案の筆力up・時間管理力の向上といった面で利用するならとてもいい講座だと思います
短所
・まず、エースである工藤北斗先生が今年から問題作成にかかわらなくなったことで、従前の問題の質を保てるのか?という点で予想ができない部分が多々あること。
・問題自体の質はそこそこであるが、添削者に落差がありすぎて、変な添削者に当たると平気で15点とかつけられる。
・平成26年会社法の公開模試で問題設定にミスがあって実質的に公開模試の意義を失わせる大失態の前科がある。(直前期に謝罪として条文の講座送ってきやがった。返金しろy)
・上記の点から、前年に比して受験者数が減る可能性があり、今年は受験生の中での相対順位が分からなくなるかもしれない。
・最後に、添削者がヒドイ!!!(笑)大事なことなので2回言いました。しかも、コメントが他の予備校に比べても適当。
・すべての論点が、どこかの問題集に掲載されている論点である。長時間勉強をしているいわゆるベテランが点数を取りやすい。
伊藤塾
長所
・問題作成者が東大・慶應出身者が多く、出題の中に宍戸先生の授業で取り扱ったと思われる論点が入っている(東大の書き起こしノートと出題が一致)。=上位ローの教授が問題視していると思われる論点に触れられる
・添削者が丁寧な場合が多く、質問に対して詳細に(場合によっては別紙数枚にわたって解説・出典を記載してくれる添削者もいる)答えてくれる。
・解説が、法律論だけでなく受験対策情報を教えてくれる。例として、最低合格ラインには2500字は必要だ!等
・日程が多く設定されており(渋谷本校)、日程が合わない場合は事務の人に相談すると代替日で受けさせてもらえる。
・優秀層が割と受けている。(僕の周りの東大ロー・慶應ロー生たちの8割がペーロン受講者だった(;´・ω・))
・問題が、近年の司法試験に類似した現場思考型の問題が多い
短所
・高い。・・・・・けど、今なら秋校生とかで安いのかな?HPをcheck!!
・答練合間に固まって話している2回目受験と思われる慶應生がうるさい(笑)
・論点ごとに20点とかいう設定のため添削者によってのばらつきが多く、ペー論では格差調整もないので相対的な順位が分かりづらい。
・憲法で突拍子もない出題がある(笑)請願権とかww
・受講者数が少ない
・現場思考的な問題のため、マイナー論点が多い。
辰巳
長所
・圧倒的受験者数(笑)コンスタントに1000人前後が答案を提出するため、相対的に自分の順位が分かる。
・1stタームは基本的な問題が多くあり、2ndは応用的な問題となるため、問題の難しさに応じた答案が書けるか判断ができる。
・採点基準が詳細なため、採点者の格差が少ない。加えて、後日格差調整がされるため、点数に安定感がある。辰巳の採点表を意識して司法試験に望む合格者もいる。
・各科目学者の先生が監修している。
・解説講座で司法試験の情報が適宜伝えられる。例:今年の司法試験考査委員が決まりました。つきましては、法務省の・・・・を見てくださいなど
・事実に点があるので、事実のぬき出しに敏感になる。
・解説冊子が詳細
短所
・規範部分がない答案でも事実が抜き出されていれば点数になる。
・添削者の質が伊藤塾よりは低いため、コメントが間違っている場合や適当なことが多々ある。
・学者の先生が出題している結果、学問的な問題が出題されることがあり、現在の司法試験の問題との乖離が生じている(基本論点を書き負けない。書き損じないためという意味では有意義)。
・解説冊子が見づらい
・割と高い
・解説講義自体に法律論的に怪しい部分がある。&司法試験委員が言っていることと正反対の指導をすることがある。
・辰巳答練の点数の取り方がある。そのような答案が司法試験で評価されるか疑義がある。
・法律論での点数配分が少ないように感じる。
・答案に質問を書いても、伊藤塾ほど詳細な回答がない。(1回だけ詳細に解説をしてくれた方がいた。個人差はあるのだろうが、伊藤に比べると劣る)
以上が、各予備校答練の長所・短所です。
これらの事情に照らすと、、、、、
・受験生の中で自分がどのくらいの位置にいるか?という点で答練を使用する場合は、辰巳
・問題に向き合って、未知の問題に対する応用力や自分の答案の欠点・知識の不安を直接添削者に聞きたい場合は、伊藤塾
・ただ、答練を復習代わりに使いたいならLEC
ということになるかと思います。
但し、辰巳の受験者数が多いことから、辰巳で出た論点が司法試験で出題されるようなことがあると、書き負ける危険性があると思いますが、実際今年の問題は、そんな典型的な論点はほとんどなかったので、あまり気にする必要もないかもしれませんが・・・
長文になりましたが、来年受験を目指す方に少しでも参考になれば幸いです。
反響があれば、後日全国公開模試比較版を執筆しようかと思います。
ではではーーー
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