◼️「レーベルで聴くジャズ名盤Part2」
(小川隆夫)刊行記念イベンド
@いーぐる

昨日は、「いーぐる」のイベントに参加して来ました。

傍系レーベルのマニアックな著作にも関わらず、店内は満席でした。

相変わらずの小川氏の実体験を交えたトークに引き込まれた、あっという間の2時間半でした。

以下、手書きメモしをChatGptで要約したものと、Spotifyでの選曲一覧をまとめました。

【要旨】
1. 本の紹介
 • Part I(42レーベル・1374枚)
に続く第2弾。
 • マイナーレーベルを網羅。
 • SpotifyのQRコード付きで音源を聴きながら読める構成。

2. レコードの聴き方(切り口)
 • ミュージシャンで聴く
 • 曲で聴く
 • レーベルの特色で聴く
 • プロデューサーで聴く
 • サブレーベルを掘る

3. サブレーベルの紹介
 • Atco:アトランティック傍系。ローランド・ハナなど。
 • Jazzland:リバーサイド傍系。チェット・ベイカーの欧州移籍期。
 • New Jazz:プレスティッジ傍系。モンクやコルトレーン初期盤。
 • Embryo:実験的。日本初の45rpm「Freedom Jazz Dance」(1969)。
 • Vortex:ソウルフルかつ実験的作品。

4. 特別トピック
 • 渡辺貞夫 留学中のサイドメン参加アルバム
 1. Gary McFarland The Moment of Truth (1965)
 2. Chico Hamilton Strange (1965)
 3. Gabor Szabo Yesterday (1965)
→ 渡辺自身のバークリー留学時代に現地で録音されたサイドメン参加作。
→ 日本人ジャズマンが国際的に活動を始めた貴重な証であり、その後の音楽性に直結。
 • Miles Davis をレーベルごとに聴き比べ
 • Blue Note(初期録音)
 • Prestige(RVG録音の一貫性)
 • Columbia(「Ah-Leu-Cha」)
 • 「’Round About Midnight」
 • アート・ペッパー
(West Coastから復帰期まで)。

【まとめ】
今回のイベントは、ジャズの聴き方を「レーベル」という切り口からする試み。
メジャーからマイナー、サブレーベルまで幅広く音源を紹介しつつ、渡辺貞夫の留学中にサイドメンとして参加したアルバムという日本人ジャズ史の貴重な一幕も取り上げられた。
また、Miles Davisをビックレーベルと比較するなど、録音の現場を通じてジャズを実感できる内容だった。

【選曲】