こんにちは。本編 「アルプスの谷1641」 第二部が始まるまで、
「人間と悪魔の闘いは続く・・・」 と題して、幕間記事をお届けします。
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今回は、映画「エミリー・ローズ」について、少しお話させていただきます。
個人的に映画そのものは、恐怖映画であるような無いような中途半端な出
来だと思いますが、問題なのはこの話が実際の出来事に基づいて作られてい
るという点にあります。 その意味では非常に考えさせられる内容となっています。
それは、ドイツ人女性、アンネリーゼ・ミシェル (Anneliese Michel 写真左) の
身に起こりました。彼女は悪魔に取りつかれ、カトリック司祭による悪魔祓い
が行われました。が、結局、1976年7月1日、23歳の若さで亡くなります。
その後、彼女の両親と司祭が、アンネリーゼを見殺しにしたという理由で
起訴されます。映画はその裁判を追う形で進められていきます。
これ以上、書くとネタばれになってしまいますので、あまり詳しくは書きません
が、最後にアンネリーゼが自らの肉体を悪魔に渡す驚愕の理由が語られます。
(自分には奇異な論理であるように感じましたが、キリスト教徒であれば、これで
納得するのでしょうか)
この事件について知ってもらうことは、アンネリーゼの願いでもあります。
興味のある方は是非、神父たちの判断が正しかったのか、間違っていたのか、
みずから考えてみることをお勧めします。
以下に関連する動画をご紹介します。
2007年 ポーランド(!)で作成されたドキュメンタリー。 (日本語字幕付き)
アンネリーゼ・ミシェルのエクソシズム (1) (2) (3) (4) (5) (6)