新年があけて朝から天草に帰省した。おばあちゃんが入院してから家にはおじいちゃんひとりしかいないし、おばあちゃんの具合も良くなりつつあると聞いたのでお見舞いに行った。
前回お見舞いに行ったときは薬が効いててほとんど寝てたから手を握ってあげて声をかけてもそこまで反応は無かったけれども、相変わらずの握力でぎゅっと握り返してくれてそれだけで涙が止まらなかった。その握っている手はあたしの手なんだと認識してくれているのかも分からず。私はただ、おばあちゃんの顔を眺めていた。
天草に帰るといつも笑顔で迎えてくれたのに今じゃ起き上がることも一苦労。声だって出ない。辛かった。
今回久しぶりにお見舞いに行ったときは前回の病院から2回移転してて4人部屋になってた。隣のベッドからカーテン越しにテレビの音が聞こえる。おばあちゃんのベッドを覗いたとき目を開けて笑っている姿に安堵の笑みがこぼれた。前より回復しているというのは本当みたい。でも、相変わらず体は左半分しか動かず足はむくんでいた。おじさんがおばあちゃんのマッサージをしてる。お母さんがおばあちゃんの手を握って挨拶した。私も続けて手を握り締めて挨拶をする。
「おばあちゃん久しぶり、なおだよ。」
私の名前を告げたらおばあちゃん私のことがわかったみたいで笑いながら目から涙がこぼれてた。私もその姿を見たとき我慢してた変な緊張感が切れて大泣きした。マスクつけてたから、マスクの中まで涙が入ってきて、しかも鼻水も止まらなくて。ほんとに嬉しかった。
はやく言葉が話せるくらい回復したらいいな。




