「心にくちづけを」
自然の恵みが無限ではないように
タフさが売りの俺にだって疲れはやってくる
少しずつ足元がふらつき始めた
百獣の王のように圧倒的であっても
大地に見放されれば力尽きてしまうだろう
ひび割れた地表を潤す雨が欲しい
優しい木陰に吹くそよ風が欲しい
そんな乾きを持つ自分や弱った自分を
他人に気取られたくはない
俺は獅子で在り続けたいのさ
だからお前のそばでだけ
弱さをさらしてもいいかい?
寄り添ったぬくもりに包まれながら
ほんの少しだけ眠らせてくれないか
やわらかな優しさで見守ってくれないか
繋いだ手と気持ちが心地よいから
そして心にくちづけをくれ
俺がまた奮い立ち
雄々しく歩き出せるように