平成22年に初めて訪れて、大変に衝撃を受けた「奇祭」


その数年前に祭りを伝えるポスターがセクハラ騒ぎとなったことで望ましくない注目も浴びていた。



しかし、実際に体感するとそんな騒ぎなど野卑でしか無いと思わせるほど神聖な儀式だった。


現場にいた人達は、きっとみんなそう感じたと思う。


大げさではなく毎度魂が震えた。



そして、その祭りが肌に染みた年寄りたちのかっこよさ。


たまたま視線を流した先に写った姿が忘れられない。


「じゃっそー!じょやさ!」と声を張り上げ

もみくちゃになりながら蘇民袋を取り合う若者たちを眺めて、

満足そうに微笑みながら頷いた、ドラマみたいなワンシーン。



来年終了するそうだ。



1000年の歴史に幕を閉じる決断をした住職の勇気に敬意を払う。


しかし、ここ数年訪れていない外野の独り言だが、無念だ。