大湯

 

野沢温泉を象徴する町湯。
素晴らしい外観。
中も素晴らしく風情がある。
 
あつ湯とぬる湯に別れているが、ゆる湯ですら加水しないと入れないほど熱かった。
熱いせいかお湯の特徴かこちらもビリビリと刺激的。
鶯色の澄んだお湯でまたまた茹で玉子みたいないい匂い。
全身浸かってしまえば痺れるのは手足などの先端だけで気持ちが良かった。
 
昨日から思ってたけど、どこの町湯でも、お湯から上がると体の芯は熱いのに、肌は火照ってない不思議な浴感だなぁ。私だけかしら。
 
滝の湯
 
見つけにくく坂の上にあるため、発見できたときには思わず感嘆の声をあげてしまった。
 
緑がかった濁り湯。黒い湯の花がたくさん舞ってた。
残念だったのは水が大量に出されてて非常にぬるかった。
なかなか暖まらないからしばらく浸かってから諦めて服を着たが、じわじわと汗が出てきて、温くても効能を感じられてびっくり。
 
麻釜の湯
 
こちらはうってかわって激熱。
最大に水を出してもぬるまらない。
しばらく掛け湯をして慣らして、頑張って入るとこれまた案外浸かっていられる不思議。
錆がかったような透明泉で、湯の花は白っぽいような緑っぽいような…
すこしヌルツルに感じた。
調子に乗って浸かってたら猛烈にのぼせる。
 
真湯
 
道に迷ってたら地元のおじさんがこっちこっちって教えてくれた。ほんとにみんな親切。
 
まだのぼせてたから足だけ掛け湯をしてみたが、やっぱり猛烈に熱い。
気温などによって色が変わる模様。
今日は白濁して硫黄泉!という感じ。
湯の花も真っ黒。
 
上寺の湯
 
やっぱり熱いけど、慣れたからか頑張ったら入れた。
ビリビリ来るのは浸かってからも止まらなかった。
透明なんだけど、成分が濃いのかお湯の中が歪んで見える。
のぼせぎみだったので、長く浸かってられなかった(泣)
 
熊の手洗湯
 
町湯の佇まいが分かるようになってきた。
 
ここもあつ湯とぬる湯があったけど、きっとまたお熱いんでしょう?
と掛け湯してみたら少し熱めなくらい。
浸かってみた感じ、これまでで一番気持ち良い温度だった。
まだのぼせがちではあったけど、これまでで一番長く入れた。
ここも透明で、中が歪んで見える。細かな白い湯の花が僅かに舞ってた。
 
横落の湯
ここはまた一風変わった趣。
ちょっと現代風。
 
脱衣所が浴場と別れている珍しいスタイルで、湯船も丸くてこれまた現代風。
結構湯疲れしてたから入るか迷って足に掛け湯してみたら激熱だった為入浴は辞めた。
設備的には一番入りやすいのかも。
お湯は透明で、相変わらずビリビリ来るあちあち湯。
 
 
村のばあちゃんがたは夕方から入りに来るらしく、ほぼ貸切。
後から観光客のかたが来ることはあれど、大抵は誰もいない新鮮な(それゆえ熱い)お湯をいただけました。
体から立ち上る硫黄の香りは、町湯ミックスの野沢の香り。
 
さすがに疲れてちょっと眠くなっちゃったから、一旦一休み。
宿に戻ってお昼寝して、夕方からまた温泉入ろうっと。