毎年恒例、藤三旅館新年会。

 

今年はお互いの都合が合わずずれ込んでずれ込んで、ようやく開催。

どうしても行きたいもの、有給取ったった!

 

もちろんバイクで行くわよね!

と計画していたのだが、いつものごとく雨が降るわけで・・・

 

まだ気温の低いこの時期に、雨に打たれながらのツーリングキツイ。

もっぱら体力低下中のアラフォーレディたちは、無理せず車で向かったのでした。

 

途中でラーメンを食したがために、おなか一杯若干胃もたれ気味になってしまった私たち。

今宵の宴の買出し、おなか苦しすぎて何も食べたいものが無い・・・。

なんなら惣菜コーナーの油のにおいだけで胸一杯デス。

 

でも酒に関しては何故かいつも通り。飲みたい物買い込んだらすごい量だったのでやっぱり車で良かった模様。

 

結局ずっとミサトちゃんが運転してくれちゃって私はまんまと甘えて無事藤三旅館到着。

もはや手馴れたチェックインをこなし、相も変らぬ風情のお部屋へ御入室。

 

部屋が散らかる前に、一枚。

散らかる前にと思ったけど、ただ部屋に入っただけなのにすでに若干の散らかりよう・・・なぜなのか・・・

 

時間はたっぷりあるので、まずはかんぱーい!今年もよろしくね!!

って逆光~!!

 

いつもは真冬の凍える季節にしか来たことが無かったから、今回はすごく過ごしやすい。

不思議なことに温泉の浴感も違った。

いつもはとにかく暖まると感じていたんだけど、浸かっているとスッと冷めるようで、いつまで浸かっていても気持ちいい。

しかし上がってから猛烈に熱くなる。

汗が噴出して止まらない。

 

不思議だなぁ。真夏になればまた違うのかな。

いずれにせよ、やっぱり極上の温泉だね。

 

お酒が進んでめんどくさくなる前に、宴の支度。

昨年からの定番と化しつつある、メインディッシュたまねぎと豚バラ炒めを作成中のミサト先輩。

フライパンの返しがアクティブすぎてブレる。

 

今回は調理は二品だけ。

だって昼のラーメンで胸一杯なんだもの。

 

もはや熟練の域に達しつつある宴の支度は滞りなく整えられた。

 

 

 

メインディッシュはフライパンから直食い!調理方法も味付けも男気溢れる豚バラ玉ねぎと、鱈のねぎ塩ホイル焼き!

そして他のメニューはさっぱりしたおなかに優しい仕様になっています。

 

この瞬間を待ってた。

この宴がないと、年が明けた気がしなかった。

 

待ちに待ったぜ、かんぱーい!!!

 

やっぱり出来立ての料理は美味なもの。

あんなにおなか一杯胸一杯だったのにおいしくて箸が止まらなーい。

 

ちなみに、鱈のねぎ塩ホイル焼きは味付けまでされた冷凍の状態で近所のスーパーに売っているのだが、

この味付けが最高にいけてるのだ。

さすが三陸産、極上のつまみよバンザイ。

 

飲み食い倒れ中でも、時間になったら向かうわよ。

名物「白猿の湯」。

混浴なので、女性専用時間を待っていたのです。

 

貸切だ~~!!

 

立ち湯の水圧と浮遊感が格別。

深いとこんなに違うものなのかと毎回驚く。

 

誰もいないのをいいことにはしゃぎ倒して大騒ぎ。

深いせいかはしゃいだせいかあっという間にアッツアツ。

のぼせる前に上がりましょ、なんてったって夜はこれからなんだから。

 

部屋に戻ればグビグビ飲んで、温泉で茹ってもはや記憶があいまいまい。

ほんとはこんなに飲んで温泉入るの良くないのは分かっちゃいるが、年に1回だもの大目に見てもらいましょ。

 

深夜にもう一度白猿の湯に特攻したのは覚えているが、どうやって寝たのか記憶になし・・・

 

翌朝意外と二日酔いも軽傷で朝風呂いただいてすっきり。

毎回思うが、連泊したい。

朝風呂の後、もう一度あの気持ちよいお布団にもぐりこんでまどろみたい。

 

毎度のことながら強烈に後ろ髪惹かれつつ、藤三旅館を後にした。

 

 

帰る前に花巻市内に気になる建物があったため立ち寄ってみた。

古い建物好きな私たちの琴線にがっしり触れるこの建物は市民会館になっていて、中を覗くと奥様方が踊りの練習をしていた。

 

中を見てみたいが入っていいものか周りをうろうろしていたら、たまたま管理人さんと会ってなんと中を見せてくれると言う。

すごいツイてる!!

 

 

管理人さんがわざわざ館内を説明してくれた!

 

木造なのにこんなに柱の無い広い部屋はとても珍しいそう。

そして、木出てきているため、長い年月を経て至る所にゆがみが出てる。

だけど倒壊とか心配ないらしい。

木の柔軟性がゆがみを吸収してくれるのだそう。

ドアのたてつけを見ると、本当にゆがんでて隙間ができている。

 

 

天井の組み木や窓の桟に溢れるノスタルジー。

時間が経った建物はなぜこうも魅力的なんだろう。

 

 

湾曲している屋根から、ちょうどすずめが飛び立つところ。

瓦に生えた苔すら、魅力的な装飾に見えてしまう。

 

去年だったか一昨年だったかの新年会の帰りに見つけたこの建物。

まさかこんなにも中を堪能できるとは・・・

 

管理人さんありがとう!!

 

 

すっかり満足して私たちは明日を生きる現実に帰ってきたのでした。

 

さあて、今年もがんばんべー