暑かったり寒かったりで、何となく寝不足。
だけど、ちょっと腰良くなってる!
やった!
今日は福島県から移動する。
まずはひとっ風呂浴びてから朝ごはん。
好きな物しかない!
お米の硬さが私の大好きな加減!鮭おいしい!韮玉のお味噌汁染みる~…。
ご飯とお味噌汁をおかわりしてお腹いっぱい。
こんな朝ごはん最高~。
パッキングしてまたおじさま方とおしゃべり。
なんだかんだととても居心地他良くて快適でした。またこっちに来た時にはぜひ泊まりたい。
朗らかに笑顔でお見送りしてもらって出発。
まずは裏磐梯へ向かう。
今回家を出てから初めての快晴!お日様サイコー!!
ちょっと迷いつつ無事に道の駅裏磐梯到着。
さすが、GW中の晴天日、バイクの数が半端ない。
入れ替わり立ち代わり途切れることなく駐輪場にバイクが訪れる。
ほとんどが大型のスポーツタイプ。
すんごい良い音させてくるからカッコよくてついついヘルメットを脱ぐところまで見惚れてしまうのだけど、
もうね、あれだね、バイク人口の高齢化が叫ばれて久しいですが、本当におじさましかおらぬ。
大型バイクの維持大変だもんなぁ。
ひとしきり休憩してから、本日の目的地へ行くのに最短ルートである、
「西吾妻スカイバレー」へ向かう。
内心ガクブル。
本当はこの峠通りたくない。
だけど方角的に他の選択肢はなかった。
まずは湖沿いに林の中を駆け抜ける。
お天気なのが幸いしてとても気持ちがいい。
このままこの極楽の様な道が続けばいい…。
そんな淡い期待など無駄だと知ってた。
え、まじで?
と言うくらいのヘアピンが、地獄のように続いてる…。
現在の標高が看板に表示されているのだけど、どんどん登っていく。
のに、だいぶ登ったのに、まだ登るの。終わらないの。
以前京都から愛知に行くのに最短だからと、橋が大の苦手なのに「伊勢湾岸自動車道」を選択し、
過去最大の後悔に見舞われたことを思い出した。
あの時よりもましなのは、ほぼ車通りが無い事。
おかげでゆっくり進めたけど、ゆっくりだと全然ゴール来ないのよね。
ようやく頂上?に到着。
山が下にある!神様の景色だ。
立ち枯れた木の樹影が御伽噺みたい。
しかし、風が恐ろしいほど強いな…。
一服してたらあっという間にたばこが燃え尽きてしまったゾ。
ああ、これから大の苦手の下りだ…。
どうか無事に峠越えられますように…。
せっかくの景色など見る余裕は全くなかった。
一瞬でもよそ見をすると、ヘアピンカーブが目前に迫ってきて、肝が冷えた。
もくもくと駆け下り駆け下りた。
道がだんだん穏やかになり、すれ違うバイクがピースをくれて、地上に帰って来たんだと安堵した。
そして不思議なことにあんなに恐ろしかったのに、ひたすら降りてもったいなかった、もう一回来てみたいなどどじんわり思っていた。
やがて里山に入り、穏やかに気持ちの良い回路走路を抜けて、山形県の街に帰ってきた。
南下した時と同じルートをたどる。
雷で避難した道の駅白鷹ヤナ公園へピットイン。
あの日と大違いでたいそうな賑わい。そして焼け付くような太陽!あつい!!
ちょうど子供の日間近なので鯉のぼりがずらっとはためいていて壮観。
八重桜も見ごろ。もこもこしてて堪らなく可愛い。
増水していてヤナ場は降りられなかったけど、水の勢いが迫力満点でこれはこれで見応え十分。
ここは「鮎茶屋」とも呼ばれていてそりゃあもう鮎がたくさん。
鮎の塩焼きって贅沢だよね~。見るたびにそそられちゃう。
けれど私がチョイスしたのは鮎のから揚げ。
塩焼きは岩手でもよくあるけどから揚げってあまり見ないもの。
この場で食べたい欲求を必死に抑えて、お持ち帰りパックをサイドバックにしまった。
よし。
後は一直線に今日の目的地へ向かおう。
恐怖の峠を越え、炎天下に焼かれて体力がみるみる無くなっていくのを感じている。
急がねば…