喜多方を出発し会津若松市に近づいたころ、ようやく雨が止み、路面が乾いてきた。


しかし、余すことなく全てが濡れていた根性無しの私は、町遊びに切り替えて会津若松のホテルに入ることにした。

 

だって、無理するために来たんじゃないもん!楽しむために来たんだもん!

 

ケータイから予約しようと思ったが、今日の空室はゼロだった。

でも直接行けば空いているかもしれない。空いてなかったら…その時考えよう。

 

会津若松駅前のビジネスホテルにアタック。

 

するとなんと2件目で無事にチェックインできた!

 

助かった…。

 

濡れたものすべてを干して、熱めのお風呂に入ったら、生き返った。

 

いや~、文明の利器はすごいねえ。快適だねえ。

 

もう夕方になっていたけど、まだ日が高いから、街歩きに出かけた。

 

桜満開~。後ろの道具屋さんもいい雰囲気。

 

街路樹がみんな花開いていて何とも春らしい。

レトロなバス発見!え~素敵!

 

まず向かったのはさざえ堂。

何だいこの階段は…

 

しかし登るしかないのです。

 

ぎゃひー足がギューだよ。

 

階段を登り切ると素晴らしい景観。

遠くに鶴ヶ城も見えてる!

 

気持ちいい風。

 

そこから少し進むとそれはそれは不思議なさざえ堂が見えてくる。

堂の中は2重のらせん状になっていて、登りと下りが会うことなく参拝できる。

 

たくさんの千社札。神聖な佇まい。

 

作りこまれた細工が見事。

スロープは結構な斜度で、何度か躓いてしまった。

 

頂上の天井はきれいな六角形。曲線が美しい。

 

そのまま下りに入る。足音は聞こえたけど、登りの参拝客とは会わずに出てくる。

 

不思議だ。

 

 

さざえ堂から出ると、新緑が目に飛び込んで来た。

 

その中にまっすぐに伸びたご神木の存在感がすごかった。

白虎隊ゆかりの神社。

 

もう少し階段を登れば白虎隊十九士の墓があるのだが、階段を登りたくない怠け者は、気づかないフリしてみた。

 

来た道をかえるのもつまらないから、裏道に入る。

 

割と住宅地だな。

 

キョロキョロしていたら何やら雰囲気満点の神社を発見。

蚕養国神社。御祭神は保食大神、稚産霊大神、そしてなんと天照大神。

 

立派なお社で、渡り廊下がとても素敵。

 

きちんと手入れされているようで気持ちがいい境内。

 

ご神木の桜がまた特別。

 

巨大で立派だと思ったら、後ろ側はがっぽり穴が開いている。

 

古い幹から若い幹が伸びていて、植物の旺盛さが神聖だった。

 

一生懸命写真を撮っていたら、カラスがしきりに鳴いていた。

 

どうも出て行って欲しそう…と境内を出ようと歩き出したら鳴き止んだので、やっぱり出てって欲しかった模様。失礼しました。

 

他にもいくつか神社を見つけたが、日が暮れ始めていたので入るのは遠慮した。

 

会津若松は神社が多い印象。

 

そのまま夕ご飯にと郷土料理のお店をネットで調べながら歩く。

 

お目当てのお店がなかなか見つからず、30分くらい彷徨ってようやく発見!

したのに、なんとやっていなかった・・・。

 

うそだ!もう足も棒だ!

 

フラフラになりながらホテルのある駅前まで戻ってきたらよさそうなお店発見!

もうここに決めた!

 

非常に込み合う店内。やっと座れた~まずは生!

そしてさくら刺身(馬肉)をお共に乾杯☆

 

癖がなくっておいしい!

 

さらにお店のオススメと真っ先に乗っていた手羽先焼き。

辛めの塩加減がビールに最高に合う~!皮がパリパリ!

こちらはにしん田楽。

 

お魚おいしい~!お味噌の加減が絶妙。

 

もっとお魚食べたい、ということでにしんの山椒付け。

 

これは日本酒でしょ!てことで会津娘と共に。

ぶっは~贅沢~~~~今日町遊びにして良かった~‼!

 

隣に座っていたおじさんが偶然盛岡に5年くらい住んでたってことで盛り上がる。

 

日本酒を平らげてもしばし話し込んでいたが、本日は無理しないの。

 

ホテルに帰って、まだ乾いていない靴やグローブにがっかり。

 

ドライヤーを当ててたが、何だかきりがないので、クーラーとヒーターを同時上映してみた。

 

さて、じゃあ寝るかな…って、クーラーをつけているとなぜかコンコン壁を叩くような音がして気になる…。

 

でも乾かないと困るわ。

 

我慢してふかふかさらさらのお布団に潜り込んだ。