ふぁー、あっついなあ。

そっか、もう7月なんだもんな。

夏が来たんだな。


夏の匂いや空模様は、切なさと何故か等しい。

それは、夏休みの記憶や、
さらに重なる、恋の記憶、

そして思い出す、旅の記憶、

その数々の記憶が色成し生み出す切なさ。


北国の夏は短い。

だからこそ凝縮される。


生きている時間の中にも季節はある。

芽吹く春。

最盛の夏。

実る秋。

そして、停止し、眠る冬。


私は今冬。

けれど、五感から記憶を刺激する夏が来て、

まるで急かされて、

今最盛を迎えないで何とする!
と、耳元で騒がれているようだ。

『夏』にしか出来ない事が、たくさんあるだろう!と。


あぁ、困った。

旅に出たい。


だけど、仕事もしたい。

いや、もしかしたら置き換えて考えているだけかもしれない。

「誰かに必要とされたい」を、
「仕事で必要とされたい」に変換し、

それで自分を納得させようとしてる可能性もある。

ま、それでもいいか。


とりあえず、頭がポーンとなるほど、夏を満喫したいなあ。