早起きな朝。
う~ん、眠い!
さっさと身支度を済ませて、またまたkさんの車に乗り込んだ。
『玉杉』という1500年も生きているご神木の所に連れて行ってくれるのだ。
今日もいい天気!
朝なのに日差しが眩し過ぎる…。
しばらく里山の美しい道を通り、五十川の川べりで水遊び。
水は透明で、キュッと冷たい!
そして到着したのは熊野神社。
ここの境内に玉杉がおわすらしい。
神社と言えば恒例の、長い長い階段が目の前に立ち塞がっとります。
準備運動をして、いざゆかん!
階段は木々に囲まれていて涼しかったけれど、汗が吹き出してきた。
朝一番からのハードな運動にヒーヒー言っていると、ついに森の妖精さんが本領を発揮してきた。
階段の周りにある植物を一つ一つ教えてくれているのである。
「この植物はむにゃむにゃ(←忘れた)で、お茶にするととても良い匂いなんですよ」
「この植物はもにょもにょ(←忘れた)で、白くてとても綺麗な花が咲くんです」
「この木はクサもちゃもちゃ(←半分忘れた)で、花は良い香りなのに、実が臭いんです」
そんな風におそるべし知識でたくさん説明してくれて(ほとんど忘れているが…)気を逸らしながら階段を上り、
「そんなこんなで到着です。」
その言葉に顔を上げたら、異空間だった。
この大きさ、伝わるだろうか…。
幹の周りは10m、高さは30mを超える。
張り出した枝の旺盛さが、老樹とは思えない。
玉杉の周りの空気は明らかに違かった。
巨木に共通の、静かで強烈な存在感と、計り知れない神様の気配。
素晴らしい…!
久しぶりに、こんなに神々しい巨木を見たよ。
玉杉の周りはしっとりと潤んでいて、可愛すぎるカエルちゃん達もたっくさん御出迎えしてくれた。
大満足。
傍にあった湧き水は、汗だくの体に優しい甘いお水。
ご馳走様、お邪魔しました。
さてお次は峠道。
私のライディングテクニックでは事故確実であろう崖沿いの恐るべし道。
所々に焼畑で黒焦げになっている所もある。
そんな恐るべし道も手馴れた運転でブンブンと里へ到着!
そしたら里にも山のお恵み。
湧き水が湧きまくりなこの辺。
親切に備え付けてあった柄杓で、いただきマース!!
むおっっしゃっけぇっっ!!なんつう冷たさ!
冷たくってはしゃいでいたら、妖精さん。
「手で飲むと味がもっと分かりますよ」
試してみると、本当だ!全然違う!え~何でだろう?!
不思議で素敵な事をたくさん知ってるなあ。
そろそろ一段落したい私たちは、冷たい水から、温かいお水へ移動。
足湯に遣って一休み。
木陰の中で川を眺める最高のロケーション。
川には魚が跳ねている。
山形、素敵な所…。
ゆっくりしていたけれど、どうにもこうにもお腹が空いた。
海を一望できるパン屋さんへ。
大好きな惣菜パンが沢山あったから欲張って3つも食べてしまって腹一杯。
みんなでおしゃべりしながら海を見ていたら、眠くなってきてしまった。
ミサトちゃんも電池切れそう。
時刻はもうお昼に差し掛かる。
出発する前に少し休もう。とユースへと戻った。