本当にうっっすら雨が降ったけど、止んだ止んだ!良かった!
私たちがバイクのエンジンをかけていたその時、キャプテンは走っていた。
一瞬、並んでセルを回していたと思ったが、ふと見たら走りながらバイクを押してた。
え!押しがけ!?
しかもかなり上手い。
「バッテリー弱ってて…」
慣れるほど押しがけする前にバッテリー変えたらどうかと…もにゃもにゃ。
またさっきの順番でスタート。
やっぱりこの排気音がたまらない。
林の中を駆けるレイクサイド。
木々の切れ間からは田沢湖Blue。
波が高くて少し濁ってるのが残念。
適度なカーブに森林浴まで兼ね備える秀逸なコース。
そして一気に視界が開けてバーン!とレイクタザワ!!
気持ちいい~☆☆
潟分校目指し、路地へ入る。
地元感丸出しで、道の脇にいたばーちゃんが笑顔で会釈してくれた。
砂利を乗り越え、到着。
うわあ~何か懐かしい…。
私たちが小学生の頃はこんな校舎は『旧校舎』と呼ばれ、今では改装されて『新校舎』になってる。
つまり、なかなかお目にかかれない。まして中に入れるなんて!!
抑え切れないワクワクを丸出しにして、私たちは学校へ入って行った。
歩く度に軋む床も、バリアフリーなんかどこ吹く風の段差も、テンションを上げる小道具の一つ。
小さな校舎を探検してから、体育館へ。
子供会らしき少年たちが遊んでいたが、私たちだって心は少年だい!とスペース確保。
いくつかあった遊具から、最初に手に取ったのはバトミントン。
勝負じゃーい!!!
負けた人は、みんなにドリンク!
ガチンコバトミントンスタート!!
三角に陣形を取り、順番に羽根を回す。
私は本気になって裸足である。
うおりゃ!おりゃー!!
ミサト先輩がボロボロと落とし、どんどん負けへと向かっている。
一度落ちた羽根に食いつくあきらめの悪さを発揮。
こりゃ負け決定だな…とほくそ笑んでたら、キャプテンもミスを連発しだす。
ふはははは!!んもうみんなヘタクソだなあ~ニヤニヤ。
ポロっ あっ、、 お約束ということで…。
結局当初の予想通りミサトちゃんの負け。ごっちゃんです!
お次は~、とボーリングのおもちゃを発見。
じゃあ今度はお茶請けのお菓子をかけてボーリング勝負!
小さくて軽い玉は、床の凹凸の影響を受けて、なかなか思うところに転がらない。
ぬぬぅ、一本も倒せないぞ。
キャプテンも倒せない。
なのにバトミントンに負け、ボーリング勝負の順番を決めるじゃんけんにすら負けていた
大穴ミサトちゃんがなんとストライク!
まさかの一抜け第一号。
ここからはキャプテンとサドンデス。
ちっとも倒れね~思ったところに行かね~負けちまう~!
集中力集中力!えいっ!
「パカーン!!」
端っこの一本にかろうじてヒット!
「勝ち方がまたね…(いやらしい)」
ごもっともで…。
そして、当初の目的だった卓球台がついに空いたから、最終対決は卓球ー!
余談だけど、『うらおもて』で対戦を決めようとしたら、なんと兵庫出身のキャプテンは『うらおもて』を知らなかった。
文化の違いがこんな所に…!
まずはミサトちゃんvs私。
5点先取で勝利決定。ちなみに負けたらジュース買出しの刑。
負けられん!!
カコーン、カコーン、カコッ、、、
惨敗ですっ。
次はミサトちゃんvsキャプテン。
キャプテンは自らミスを繰り返し、自滅と言っても過言ではない負け方をしていた。
敗者復活キャプテンvsちん。
お互いに自滅を繰り返すも、次第に上手くなってきたキャプテンにねじ込まれ僅差で負けた…。
買出し決定ーー!!ギャーーーーー!!!!
しかし、ここからジュースの売っている場所まで30分くらいかかると言う事で、
お菓子もう一品ゴチということで何とか助かった。
つか、ミサトちゃん卓球上手いな…。
体育館を後にして、2階の教室へ遊びに行く。
奥の「5年生、6年生」と書かれた教室にはアコーディオンと足踏みタイプのオルガンがあった。
「はい!じゃあ皆さん席について~!」
音楽の授業、はじめまーす!
楽器を手に取ったのはいいが、みんなで弾ける曲ってなかなか無いな。
搾り出したかえるの歌の輪唱を奏でていたが、ちっとも揃わない。
何度目か、キャプテンが足でリズムを取りながらの演奏でやっと綺麗に揃った。
揃うと気持ちがいいねー!
音楽の授業が終ったら、隣の「3年生、4年生」の教室でホームルーム。
「きりーつ!礼ー!・・・」
「着席しないのかーい!」
あっ…!わ、私はスパルタ教師なんだっ(汗)!
議題は「この後どうする?」
とりあえず、さっきの勝負でのジュースとお菓子をいただくとして、さてどうしましょうかね。
と、ここでまたミサトちゃんがナイスアイディア。
「ジュースとお菓子を、高い所から田沢湖眺めながらいただこうよ!」
決定!
補足として、キャプテン案「湖畔をグルグル走る」も採用。
グルグル走りながら、高い所を目指しましょう!
「いいでーす!!」