【6/2 19:00頃】



私達の宴は続いた。

それは満たされた時。

「したかった」事が「出来た」満足感と、
それを共感できる相手と過ごす、本当に楽しい時。


ここまでの私とミサトちゃんの付き合いなんてホントに短いものだったけど、
共感、共有した事が、とても色濃い事だったと実感する。

いつだってどこだって、「旅仲間」というジャンルは、
様々な違いをいとも簡単に飛び越えていく。


散々遊び倒して、ビーチが名残惜しかったけどペンションに戻った。

ペンションでは、海鮮会食を用意してくれてる。

ディナーの時間だ!


本来、素泊まり安宿かキャンプがご希望な私達だけど、
今回は例外。

それは、贅沢したかったからじゃなく、他に選択肢が無かったから…。

ある意味『仕方なく』ディナーをいただく…はずだったが、

何この満足度。

料理の、食材のレベルの高さにア然。

さすが漁師の島。

どれもこれも一つ残らず美味しいのだ。


カスケード-Image449.jpg カスケード-Image450.jpg

思わずもれる、幸せのため息。

「ここに来て良かったね…」

宿を一目見た時から感じていたけど、
本当にここで良かった。


新鮮な海鮮料理に舌鼓を打っていたら、日が沈む時間になっていた。

一旦席を立ち、今日のリレーを渡す為外に出た。


太陽はまさに今沈む所。


今日一日、途切れる事なく私達を照らしてくれてありがとう。

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隣の田代島に沈む夕陽を見ながら、
何か少し神聖な面持ちで、私達は太陽を見送った。

長い長い一日が終わる。


席に戻ったら、料理はまだまだ終わらなかった。

すでに膨満感なのに、メインディッシュばりの魚料理のオンパレード。

今旬のスズキのムニエル、鰈、スズキの漬け丼にアラ汁…。

ひぃ。
胃が破けちゃう…!

満腹ですら美味しいと感じる料理達を残したくは無かったが、
どうにも許容量オーバー。

食べたいのに食べれない(泣)

そんなジレンマ。