無題
頭のいい人間は、詭弁で自分を正当化する術を持っている。
でも、
頭のいい人間は、それを直感で見抜く。
どれだけたいそうなことを言っても、
どれだけ大きなことをやっても、
それはいつか自分の手を離れていくひな鳥に過ぎねぇ。
いい音楽を作ったからと言って、
その作者の人間性が優れているわけではないし、
たくさんの金を稼いだからと言って、
その人間が洗練され研ぎ澄まされているとは限らない。
人生の実績と、
その人そのものの人となりは、
必ずしも比例はしない。
貧乏人にもいい奴はいる。
一方で、
普段から先生と呼ばれる議員や、企業社長の中にクズみてぇのがいるのも確かだ。
いい医者もいれば、悪い医者もいる。
いい神父もいれば、悪い神父もいる。
結局、
どんなにいい作品を作る人間でも、
どんなに大金を稼ぐ人間でも、
低俗な人間は低俗だし、
誠意のない人間は誠意がない。
これは、社会的な立場や実績云々の話じゃない。
人間的資質の問題だ。
人って、色々な魔法で自分の印象を操る。
社会的地位や金。
車や人脈、時計や家。
言葉もそうだし、行動もそう。
ファッションもそうだし仕事もそうだ。
意識的にも無意識的にも、日常に伴うほぼすべてのものが自分を作ってるし、自分自身もまたそれを利用して自分の人生を生きてる。
でも、
形のある物なんて大体はまやかしだ。
人って、はったりだよ。
そんなもんだと思うよ。
人類皆平等とは思わないけど、
結局俺らって、みんな大差のねぇゴミみてぇなもんだろ。
所詮人間だ。
だからこそ、
偉ければ人の尊厳を踏みにじってもいいと思ってる奴、
金で尊敬を買えると思ってる奴、
肩書きで人間格差がつくと勘違いしてる奴、
こういう奴には辟易する。
誠意と敬意を大切にできる人間でありたい。