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失敗を恐れる奴、恐れない奴2

先日、町内会のある有力者と話をする機会があった。



彼曰く、「若い奴らに町内会の仕事を頼むのにも、骨が折れる。最近の奴らは最初から結果を決め付けて、「どうせこうこうこうなるからやりません」と、挑戦もしないのにあきらめる。極めつけは何かっつーとすぐに「めんどくさい」だ」と、おおまかに言えばこういう話。



彼からすると、僕も“若い奴ら”のうちに入るんだろう。

でも、僕も少し思うところがある。



この前、僕よりも七つか八つくらい年下の男とゆっくり話す機会があった。



どうやら彼には、女にモテたいという欲望がないらしい。



そういえば、もう風化しつつあるが、一時期「草食系」という言葉が流行った。



何もがっつかない、欲張らないみたいなスタンス。



これは、僕には絶対的に信じられない言葉だ。



だって、男って女が好きだし、少なくともモテないよりはモテる方がいいでしょ。



色々な女とあんなことやこんなことしてーでしょ。



クールにすかしている方がかっこいいというのは分かるが、それで何も実を結ばないならそっちの方がちょーかっこ悪い。



「僕、本気で女にモテたいと思わないんです」という男がいて、ガチでそれ本気で言ってるなら、そういう奴とマジで情報交換をしたいくらいだ。







僕が思うに、これも失敗への恐れの表れなのではないかと思うんですよね。要するに自信がない。自信がないから挑戦しない。でも、この道を歩んでいくと結局は何も達成できなくて、いつまでも自信なんて身につかない。「それの何が悪いの?」と、そういう奴らは言うんだろう。別に悪くないけど、そんな卑屈な生き方を肯定する人間なんて、世の中ほとんどいねーだろ。同属の奴くらいだ。



「当たり前とか常識という言葉にとらわれ過ぎじゃないですか?」と、さらにこう返してくるかもしれない。そうなるともうこれ、話にならねぇ。そんな想像力も推察力も欠如しているような奴には、何を言っても無駄だ。







これはあくまで僕の経験談に過ぎませんが、屁理屈ブッこく奴は、どこかにコンプレックスがある。人生に不満を覚えていたり、仕事でストレスや悩みを抱えていたり、身体的なコンプレックスがあったり、経済的に自立できていなかったり、女に見向きもされなかったり、友達がいなかったり。コンプレックスの形は様々だけど、とにかく気負うものが何かある。



でもな、そういう奴らに僕は声を大にして言いたいんです。



俺だってな、家賃払えなくて追い出されたことがあれば、電気止められたこともある。税金だって払えなかったり、仕事が嫌で嫌でさぼったことだってある。友達だってそんな多くないし、最近はデブ化が進んで、やがてはハゲ化も進みそうだぜ!



だけど、それでいいんだ!



そんなもんを恥じてずっと生きてくとかありえねぇ。そんなお前の方が、当たり前とか常識にとらわれ過ぎてんだろ。



人のコンプレックスなんて所詮箸にも棒にもひっかからねぇような取るに足らねーものだと知れば、もうちょい素直になれると思うんだよな。



本音を押し殺して欲望に無頓着な振りをし、自分を欺き続けるような生き方なんてする必要がなくなる。そんなフラットな状態で生きられれば、精神的な負荷だって軽減されるはず。





まぁ、価値観って人それぞれだからね。どうなのかわからんけど。



少なくとも俺は、本音を押し殺してすかしながら「何も興味ありません」みたいな生き方は絶対にできない。もし、人間がそういう生き方をできるのなら、歴史の中にロボトミー手術なんて存在しなかっただろう。



だからっつって、家族を顧みず浮気しまくりな男や女は論外だ。



欲望と上手に付き合うには、欲望と向き合う必要がある。自分自身とすら向き合えない奴が、失敗を恐れない生き方なんてできるわけがねーんだよな。


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失敗を恐れる奴、恐れない奴1

先日、行きつけの寿司屋の大将に、俺がいかにこの店が好きかを話していたら、彼が男泣きをした。





実際僕はその店が好きだし、何よりも大将が好きだからお店に足を運んでいる。その気持ちが伝わったんだと思います。こうして、店の主人と客としての関係も、大将と僕という個人的な関係も深まっていく。言葉って、とても大切だ。





僕はシャイだけど、これでも案外誰とでもすぐに打ち解けて話しますし、どこかに飲みに行けばよく友達ができます。年齢や性別を問わず。その気になれば、電車の中でも友達を作れそう。





でも、付き合う相手はいつも選ぶようにしているし、建前だけで人を好きになるということはない。向き合うと決めた相手に対しては、僕なりにいつも本気で、いつも正直。





男女関係もそう。





よく恋愛や夫婦関係なんかで悩んでる奴がいるけど、相手に誠実になるためには、まず自分自身に正直になれないとダメよね。意地を張ったり頑固になったりしていると、どうしても軋轢が生まれる。





俺が思うに、謙虚じゃない人間がすごく多い。





「俺がこう言っているんだからこうなんだ!」


「私がこうしたいからこうなの!」と、こういうスタンスでは人間関係うまくいくわけがない。謙虚さのない人間は学習しないし向上もしないから、色々な面で幼稚だ。当然誰にでもそういう時期はあるんだろうけど、いい歳ぶっこきながらわがままで自己主張しようとする奴も世の中にはたくさんいるんだろう。





結局、人間優しさだと思います。


そして、その優しさは謙虚さから生まれる。


謙虚さは強さだ。


自信がなければ、謙虚になんてなれない。


頑固な奴はきっと、人生で女にモテたことがないんだろう。











それに、やっぱり人は、人生のどこかで大失敗をして、後悔して、反省した方がいい。





偉そうに「若いうちに失敗しておけ」とほざくおっさんもいるけど、別に若いうちじゃなくてもいい。おっさんになっても、じじいになっても、失敗はいつだって何かを学ばせてくれるんだから、人生のどこの地点にいても失敗を恐れることなんてないと思うよ。失敗して、人は謙虚になって、優しくなれるんだ。きっとね。





少なくとも僕はそうやって生きてきたし、だからこそ自分にも他人にも正直でいられるのだと思います。





見栄張って背伸びをする生き方が、いかに自分の視野を狭めて可能性を遠ざけるか。それに気付いた時期が早かったのか遅かったのかはよくわからないけど、結果オーライ。





うるせえ奴には「うるせぇよ!」と一喝し、好きな奴には「大好きだ!」と言ってやる。トラブル上等だいつでもかかってこいってスタンスで正直に生きていれば、これね、マジでストレスないよ。ほんと。





え?自己中な生き方に感じるって?





それは俺の言いたいことがちゃんと伝わってねぇってこったな。





大丈夫大丈夫、ちゃんと一から全部説明してやる。











そのうちな。


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無題


本日の酒は、ラムとジンだ。

ラッパ飲みでぶっとぶぜ。


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