デジタルオーディオプレーヤーに曲は圧縮して入れます。


売り場で、

初心者の人に「圧縮」とか言うと

「難しそう」

「よくわかんない」

「やっぱもう少しパソコン詳しくなってから買おうかな~」

「そのへんが良くわかんなくて迷ってるんですけど」

「まだMDでいいや~」

などなど、

かなりネガティブなリアクションが返ってきます。

特にポータブルMDやCDプレーヤーと迷っている人なんかはかなり高確率でそっちに行っちゃいますね。


「簡単ですか?」

って言われると実は少し困ります。

売り場にはパソコンに触ったことがない人や

パソコン買ったばっかりの人とかもくるので、

人によって「簡単」のレベルがかなり違いますからね。

「簡単ですよー」って言いたいのですが。

パソコン知識を聞いてから「簡単です」って言うようにしてます。


パソコンを持っていてこのページを読まれている方々くらいのパソコン知識なら

簡単だと思います。

基本はソフトがなんでもやってくれますし。


ただ、少し注意して欲しいのが圧縮形式

メーカーによって採用している圧縮形式が違うので、

買い替えの時にクレームになるケースや、

他のメーカに乗り換えられずにがっかりされる方々がけっこういます。


先日も今までATRAC形式でパソコンに曲を保存し続けてきたお客様が、

今のところ(おそらく今後も)ソニー以外の製品では対応してないと知り、

本気で落ち込んで帰られました。

いろいろフォローになる情報を教えましたが、

きっとしばらくはデジタルオーディオに手を出さないでしょう。

ATRAC形式を否定するつもりは全然ありませんが、

販売していて悲しくなる瞬間でもあります。




なので、

現在のデジプレで主流の圧縮形式をいくつか。


mp3

ほとんどのデジタルオーディオプレーヤーに対応しています。

世界的に一番普及している形式。

この形式に対応していない製品はよほどの理由が無い限り購入してはなりません。

若干古い圧縮形式なので圧縮率と推奨ビットレートはやや他より落ちます。

売り場ではたいてい128kbpsでの曲数で表示されてます。


WMA

ウインドウズメディアオーディオ

対応しているメーカーは多い

mp3より少し高圧縮で音質が保持(96kbps推奨)

iPodとソニー製品(12月にファームアップ対応らしい)等は現在非対応

マイクロソフト規格、ウインドウズメディアプレーヤーで取り込める


ATRAC/ATRAC3 

ソニー規格

高圧縮で高音質保持(132kbps推奨)

現在の対応プレーヤーはソニーのみ


AAC

iPod対応

128kbps推奨

パナソニックもこの形式に対応しているが、iTunesとの互換性はないので気をつけたい。


ogg Vorbis

初心者は知らなくても問題ない形式

かなりの高圧縮高音質(48~64kbps推奨)

著作権フリー

今後普及可能性大

現在の対応プレーヤーは少ないが、ハイエンドモデルでは対応し始めている。

音質にこだわる方は512kbpsまで変換できるので試す価値ありだと思います。


他にも非圧縮WAVAIFFの形式など対応プレーヤーも出てます。

iPodならロスレスエンコードなんかも良いと思いますが、

他のプレーヤーで使えなくなっちゃうんですよね。

なれてきたら

パソコンには互換性のあるデータで保管して、必要に応じて圧縮してプレーヤーへ入れるといいと思うのですが、そこまで神経過敏になる必要もないですかね。

まぁ低圧縮でのmp3データ保管が今は一番良いのかも。