あまりにも長い365日。

あの時まだ大丈夫だと信じたかった自分の弱さ。
俺はお前が大嫌いだ。首を絞めてやりたいほど。


初めて会った時の温もり、
最後に抱きしめた時の冷たさを
まだこの腕ではっきりと覚えてる。

これはきっと何か悪い夢を見ているだけだから
目が覚めたら全て元通りになるんだと思いたくて
近くで眠った。

少しずつ遠くなっていく記憶。
雪が溶けていくみたいにいつか忘れてしまう日がくるのかな。
いつまでこの感覚が腕に残ってるのかもわからない。
忘れてしまう前に同じ場所へ行ければいいのに。


耳の癖毛が好きだったの。
迷惑そうに撫でられる顔も遠慮がちに甘えてくる姿も。全て。
息ができなくなるほど好きになることってこの先あるのかね。
一生分の好きを使い果たしてしまったみたい。

何もしてあげられなかったな。ずっと一緒にいてくれたのに。
最後の瞬間すら隣にいなかった。僕が弱いばかりに。
こんな僕をどうか許してほしい。

ただ会いたいだけ。
それすらも叶わない人生に何の価値があるというのか。
簡単なことが世界で一番難しい。

もしもあと一つだけわがままを聞いてくれるのなら
夢の中まで会いにきてほしい。
もう二度と目覚めないと誓おう。

何度も乗り越えようと思った。
向き合ってみようとしてみたけど
やっぱりそんなことはできない。

死ぬまでに流すはずだった分の涙を流した気がする。
でもまだ枯れそうにない。

それなのに平気な顔して日々をなんとなく過ごしてる。
笑って、眠って。いつもの、普通の。

苦しい、悲しい、寂しい、恋しい。
早く楽になりたいけど、
もう大丈夫って言える日なんてきてほしくないなとも思う。
もう、めちゃくちゃ。


どんな風に生きていきたいだろう。
大切な人たちにはちゃんと気持ちを伝えないと。
悲しみに寄り添える人になりたい。
僕に教えてくれたこと。
砕けた感情の治し方も教えておくれよ。

散らばった心を集めながら歩こう。
君のところへ行けるまで。また昔の僕で会うために。


人生で一番長い1年だった。
今はちょっと安心もしてる。
まだ変わらない気持ちでいられたから。

約束する。昨日より今日、明日はもっと。


おしまい。