『ビジネスマンのための「発想力」養成講座』
ビジネスマンのための「発想力」養成講座 (ディスカヴァー携書)/小宮一慶¥1,080Amazon.co.jp最近、大人買いした本の中の一冊がこの本。小宮一慶さんは、伝説のコンサルタントと言われた一倉定氏の弟子筋に当たる人であり、私も何冊か勉強させていただいたことがあります。非常に筋のいいと言ったら上から目線ですが、中身のある本をお書きになっている方だという印象です。この本のテーマは「発想力」。コンサルタントならではの具体的な事例をもとに、「何が発想力を阻害しているか」「発想力をいかに鍛えるか」について語られています。「これからの時代、発想力がなければ生き残れない」よく聞く言葉です。「それはわかってるけど、どうすればいいのよ?」という疑問に良心的に答えた本です。<学んだこと①>「発想」は「真似」から生まれる発想やひらめきというと、「ゼロイチ」「無から有を生むこと」と考えがち。 一部の天才のみに与えられた才能だと思われがち。しかし、事実はそうではない。発想力豊かだと思われている人でも、「決してゼロから何かを生み出しているわけではない」わけです。一見、オリジナルでユニークな発想・アイデアも、実は過去のアイデアからヒントを得ている、ということはよくあります。例:レッドブル超有名な炭酸飲料ですね。オーストリアの製品ですが、きっかけは、タイ人の創業者が自国で売られていた炭酸飲料を真似てつくったものだそうです。(成分は、リポビタンDを真似たんだとか)例:船中八策坂本龍馬が明治の新国家体制の基本方針として書いたと言われる「船中八策」。しかし、この船中八策というのは、もともとは幕末の思想家・横井小楠の「国是七論」からヒントを得ていたものです。発想力の塊だった坂本龍馬ですが、実は同時代の一流の思想家の考えをベースに自らの発想を練っていたことがわかります。<学んだこと②>「アウトプットする習慣」がないと発想力が枯れる「フェイスブックでもブログでも会議での発言でも、何でもいいのですが、ふだんからアウトプットしていく習慣がないと、「発想力」はだんだん枯渇していきます。力が出なくなってしまうのです」「意見があるからアウトプットするのではなく、アウトプットするから意見が生まれてくるのです」個人的に非常に印象に残る言葉でした。確かに、インプットだけに偏っていると、アウトプット力や発想力が出てこなくなる感じはします。インプットとアウトプットをバランスよく実践していくことが、発想力を鍛える道なんですね。あと、「記憶力に頼ると、頭が悪くなる。知識ではなく思考力を鍛えよ」ということもおっしゃっています。