たった2日間で読破してしまうほどに面白かったです。


DNAがもし国ぐるみで管理されていたとしたら、

犯罪者はすぐに見つかるし、新たな犯罪を阻止できる、

そういう考えから生まれたシステムがあります。


ですが、そのシステムを駆使しても解けない謎(殺人事件)が

浮上してきてしまいます。


殺害現場には犯人の精液も残されているのに、

データにはNOT FOUNDと出てしまう。

これにはどういう裏があるのか。


浅間刑事と神楽という重要参考人の2人視点で

物語は進められていきます。


神楽は多重人格障害者。

故に彼の知らないところで事件は大きく動いていきます。

浅間刑事とは最初こそ犬猿の仲でしたが、ラストは二人の

息がピタリと合う、そんな物語構成になっています。


犯人も衝撃の人物だったので、これは読み応えたっぷりです。

さすが東野圭吾先生だけあって、物語の肉付けが最高でした。

データを信じるか、人間を信じるか、そのどちらかで事件解決の

糸口が徐々に明らかになっていきます。


これは私がイチオシする本です。

ぜひ読んでみてください。


プラチナデータ

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価格:1,680円(税込、送料別)



SHINO