私は高校生になりスマホを買ってもらいました。
元々ゲームが好きだった私が初めて入れたゲームはみんながやっていたオンラインゲームです。オンライン上で戦うゲームです。 

またそのゲームはボイスチャットという機能がついていて仲間と話しながらプレイできるというゲームでした。

最初は友達と暇な時間に遊ぶくらいですが、だんだんとやる時間が増えてきました。

平日 
3時間、4時間

休日
5時間、6時間

という感じででした。

この時、友達が私より上手で「絶対上手くなってやる」というのが頭の中にありました。
上手くなるためにはYouTubeなどで、実況配信しているものを見たり、射撃場にこもって1人で練習もしていました。
※ゲーム内容はバトルロイヤル

自分が上手くなってきたのを感じるととても気持ちよく、なんとも言えない達成感もありました。
それを感じている時は現実の事は一切考えていません。ゲームの中にのめり込んでいました。

自分に自信がつくと、大会で勝ちたいという欲が出てきました。
大会に出れる環境を求めようと、クランをSNSを使って調べました。
とても多くのクランがありました。

自分の実力に近いチームを選び入りました。

そして毎晩9時から24時まで大会に出ました。
クランのメンバーとも仲良くなり、いろいろな事を話しました。

ところが、ある日24時頃いつも通りゲームをやっていると母が部屋に入ってきて言いました。

「うるさい」と

私は静かにゲームをやろうと思いました。
次の日、母から「最近夜中までゲームやり過ぎじゃない?」と怒られました。

自分はクランの友達に迷惑をかけない様に言い訳ばかりして、なんとか夜中にゲームをできる様にしました。
本当は寝たい時でも、クランのメンバーが「求めてくれてる」っと感じて寝ることよりゲームを優先していました。また、ゲーム内はとても心の落ち着きがあり安心感が満たされました。
ゲームの中の自分はいろんな人に求められて期待され、それに応えようとゲームを第一優先にして行動していました。

そして、数週間経った頃また、親に怒られました。「貴方が今一番優先しないといけない事はなんなの?」と問われ「学業」と言いいました。

学業を第一に勉めないといけない事はわかっているのですが、ゲームの楽しさ快感に負けてしまいました。

その後も何度も夜怒られてはゲームをやるといったことが続きました。

親言う事も聞かなく、自分のやるべきこともできない、全てを壊したゲームでした。

ネット上の友達もしくは、学校の友達の期待を裏切りたくないという一心でリアルの事を放棄していました。また、バトロワなどのゲームをやるとSNSでもたくさんの人と付き合い繋がります。
その人たちからの応援や期待はとても心地よいものだったのです。
ゲームで遊んでるのではなく、ゲームに遊ばれていたんです。

勉強をしないといけない!でもゲームをしていまうという人は一度自分が今何をすべきなのか、また今一番大事なのは何なのか、本当に真面目に考える必要があります。


僕は親の前でゲームを辞めると言った時、今までないくらいに泣きました。
泣いた時に思った事は、今までたくさん時間を費やして努力してきたものを一気に失い悔しい気持ちでした。
また、それと同時にこんなゲームにこんなに涙出るほどやっていたんだと自分にびっくりしました。

自分ではゲーム依存じゃないと思っていたのが、いつの間にか、ゲームに溺れていました。

これを読んた人にはこのゲームの恐ろしさを知って欲しいです。