骨折 を見逃した理由

先日、塀から落ちた。

と、娘さんに連れられて

80代 お婆ちゃんが来ました。

今朝

左肩から落下して

肩を挙げると痛い。と

肩鎖関節異常無し、

叩打痛、うっ血、握力、限局性圧痛等

 骨折症状無しで

「骨折はしていないようですが

明日、酷い内出血していましたら

病院で検査します。」と伝え

三角巾 は、邪魔ですと言う事でせず

冷罨法等 厚生労働省殿の規定通り処置

翌日、娘さんだけ見えて

「実は、お母さんは認知症で

今日、認知症の病院の日に行き

次いでに

肩のレントゲンを撮って貰ったら

軽度の剥離骨折でしたが、

お医者は、三角巾だけして

最初に診た接骨院に通院して下さい。」

と言われた。と…(丸投げか滝汗)

問診の時は、本人には

認知症と言っていないので

知られないように

私にも伝えなかった。

と言われました。

(だから、塀に登ったようです。)

が、

うっ血等も後日出ず

剥離骨折だと大結節?

まぁ、医師でも専門でないと

X-P の読影の時、

血管等と骨折線の見分け方が

分からない場合もあるし…

でも、医師の診断ファーストです!

処置が、三角巾だけだからね。

また、

認知症だと

正確な痛みの程度が分からず

患者さんから正確な情報が得られない

ことが多い。

まぁ、今後、当院に来たい。

と言うので来ても帰宅出来れば

来ればイイし。

ただ、以前書いた。

家族に動けないと腰痛を往診で頼まれ

診てオカシイので

お役に立てれないので

病院へ行って下さい。

と言っても、

行っているから大丈夫です。

先生、お願いします。と言われ

何度か行き。

1ヶ月後、亡くなった方も

末期癌 の本人告知無しでした。

(末期癌は、数件ありました。)

今後、認知症、末期癌 

本人が分からず

診に来る事が増えると思います。

御用心下さい。