骨挫傷のお話

先日、

先生、骨挫傷って知っていますか?と、

膝が痛い40代男性に聞かれました。

正直、また無資格のかじり知識に

吹き込まれたと思ったのですが、

どうやらそうでは無く
病院で、MRI検査で言われたようで
骨折や、ヒビでは無いと言われたが
歩けるのに
松葉杖 3ヶ月 固定無しの湿布処置で
患者さんが戸惑っていました。
以前にも、挫傷で書きましたが
私の整形外科勤務時代
挫傷 という病名を外傷で付ける
医師はいませんでした。(脳挫傷除く)
当時、整形外科学にも記載が無く
挫傷は、
柔整用語の意味合いが強い感じでしたが
最近、スポーツニュースなどで
運動選手の怪我で
やたら挫傷を聴くようになり
???と思っていましたが
ネットで調べると
MRIの普及で
骨挫傷は用いられるようになった症名
だそうです。
以前書いた。
狭窄症の診断名も増えたよね。
普通に歩いて来たので
ちょっとジャンプしてみて下さい。
と言うと
やはり痛い(ヒビク)ようで
腫れも無く、靭帯もOBっぽいので
やはり、骨なのかもね。
これ 接骨院で
骨折?挫傷?どっちで請求だよ!!
{E2704F19-3B33-4B95-BCB1-4293B958C812}

コトバンクより抜粋https://kotobank.jp/word/骨挫傷-1737998#E6.97.A5.E6.9C.AC.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E5.85.A8.E6.9B.B8.28.E3.83.8B.E3.83.83.E3.83.9D.E3.83.8B.E3.82.AB.29

挫傷こつざしょう

骨折しているのではなく、骨の内部が損傷している状態をいい、出血や炎症および強い痛みを伴う。打撲や転倒などの衝突によって外部から鈍的な圧力が加わった場合におこり、手指の中手骨や膝(しつ)関節および足関節の外傷などの際によくみられる。野球選手などのスポーツ選手によくみられるほか、交通事故などの際にもおこりやすい。外力による衝撃で骨髄に血液が貯留する場合と、骨の内部を占めるスポンジ(海綿)に似た構造のもろい海綿骨が損傷している場合があるが、表皮には断裂などはみられないことが多い。症状としては関節の屈曲時の痛みのほか、炎症に伴う腫脹(しゅちょう)や熱感などがある。骨折ではないためX線検査やCT検査では発見できず、近年になって容易となったMRI検査によってはじめて発見できるようになった。しかし海綿骨の損傷はこの検査によっても発見できないことが多い。これまでも挫傷という呼称はあったが、骨挫傷は、MRI検査の普及に伴って臨床で用いられるようになった症状名である