『コンセプト考』


ものづくりをして人に見てもらうにあたって

自分がしていることを一言で言いあらわせるキャッチーなコンセプトがあるといいなあと

ずっと思っている。


陶器といえば器、

器といえばごはん、

ごはんといえばくらし、

だよなーと

『くらしに寄り添う』的な事も考えたけど。

実際使ってみると

くらしの中の道具は実用的で機能的なものの方がいい。

形が均等な方が収納しやすいし

つるんとしている方が洗いやすい。



でもわたしが好きなの・作りたいのは

ガタガタでボコボコでざらざらで

実用性や機能美は低いのです。

だからくらしの道具としてはベストじゃないなーと自分でも思う。




じゃあ何を大事にしているんだろう…




結局、自分が好きだなーとか

おもしろいなーと感じたものを

改めて陶器で作り直しているだけなんだと思います。


鳥や魚のびっくりする配色

おもしろい形の動物・植物

ドラマチックな夕焼け

季節のにおい

雨の音


そーゆー自然のものから



伝統的な織物

色んな意味合いを持つ部族の紋様


とか、人が作ったものまで



うわーーーいいなーーーー!!

と感じるものを

真似ているだけなのだと思います。



表現 というと聞こえがいいですが

結局ぜんぶ既にあるものの焼き直しで、

乱暴に言うと「パクり」です!!

オリジナルなものなどひとつもありません。

ただ、不器用で大雑把で絵も下手なので

真似たものと同じにならないだけです。





でも

それが楽しくて仕方ないのだから

しょうがない。


世の中には既に美しいものやおもしろいものがたくさんあって

それを消化して改めて自分の手で形にするのは

子供の頃のお絵かきや工作のように

ただただ楽しいのです。




こんなことを考えていたら


『地球をパクろう!』


というフレーズが浮かんだけど

コンセプトとして言うにはあんまりだなあと…




ひとことで言いあらわせるいい言葉って難しい。

誰かまとめてくれないかなあ…