こんにちは。
マンション管理士のシアレです。
毎年11月は不動産資格試験が多い時期ですが、なかでも宅地建物取引士・管理業務主任者・マンション管理士は「不動産三大資格」と呼ばれています。
今回は、マンション管理士試験とはどんな資格なのか、そして管理業務主任者との違いについて、分かりやすくまとめました。
マンション管理士試験とは?
マンション管理士は、マンション管理に関する高度な専門知識を持ち、
管理組合の運営・トラブル解決を支援する“管理組合側に立つ専門家” です。
出題範囲は、マンションに関わる法律から建築設備、管理組合会計まで多岐に渡ります。
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マンション管理適正化法
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区分所有法
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民法
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建築・設備
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管理組合会計
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管理実務全般
これらを横断的に理解する必要があり、総合力が問われる試験です。
難易度は国家資格の中でも「やや」高め
マンション管理士試験の合格率は 7〜9%前後 と、
宅建(15〜18%)や管理業務主任者(20%前後)と比較しても難易度が高いと言われます。
法律だけではなく、建築設備や会計の知識も求められるため、
“広い分野を深く理解する”タイプの試験です。
ただ、「受験資格の制限がない」ため間口が広く、「独占業務がない」ため実務上も必須の資格ではありません。
そのため、合格率ほど難易度は高くなく、宅建や管理業務主任者試験をクリアできた方であれば十分に合格は狙えます。
管理業務主任者試験との違い
管理業務主任者は “管理会社側の資格” であり、
管理委託契約の説明や重要事項説明、管理事務報告など、
管理会社として業務を遂行するために不可欠な資格です。
一方でマンション管理士は “管理組合側の相談役” という立場であり、役割が大きく異なります。
試験範囲は似ている部分もありますが、マンション管理士の方が深さが求められます。
特に民法や区分所有法等の法律関係に関する問題は事例に即したやや複雑な出題傾向となっており、
条文・判例などの知識を確認する問題が多く、管理業務主任者試験よりも問題難易度が高く設定されております。
一方、会計・建築設備に関しては基礎的な出題傾向となっているため、いかに法律分野を落とさないかということが、
マンション管理士試験を乗り越える大きなポイントです。
どんな人に向いている資格か?
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管理組合運営やトラブル解決に関心がある
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法律・建築・会計など、総合的な学習が好き
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管理会社勤務、理事会経験者などマンション業務に関わる方
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独立型コンサルタントとして活動したい方
マンションの高経年化、管理不全マンション増加など社会的課題が深刻化する中、
マンション管理士のニーズは今後さらに高まると言われています。
まとめ
宅建・管理業務主任者と並ぶ“不動産三大資格”の一つであるマンション管理士試験。
出題範囲が広く、高難度ではあるものの、
マンション管理の現場では非常に価値の高い専門資格です。
試験は 11月30日。
これから勉強を始める方も、すでに受験準備を進めている方も、
合格後の活かし方を意識しながら取り組むと学びが深くなります。
次回は、効率の良い勉強法や、実務での活用についても取り上げていきます。
それではまた。