なんと申しましょうか・・・。
10月11日、まちなか音ステージ。郡山駅前のウイング・ガーデンにて演奏。風の吹く肌寒い日和で、人々がゆっくり買物を楽しむ風情もなく、先を急ぐように行き交っていた・・・。店内ではちょうど演奏が終わったところだった。受付に、気の弱そうな眼鏡の中年男性が、所在なさげに立っていた。「DEEP BLUEと申します。」僕が挨拶すると、彼は「あっ・・・、はい・・・。」とだけ反応し、スケジュールをなぞって確認する。「そちら、いいですか?」と店内を指差すと、「あっ・・・、ど、どうぞ。」少し戸惑ったような答えが返ってきた。どうも要領を得ない・・・。奥に進みつつ見渡すと、百席以上はあろうかと思われるフロアに、お客は10人ほど。これは厳しい。のっけから気をそがれる。次の組はduo ROSA。クラリネットとピアノの若い女性2人組み。クラシックのアンサンブルで始まったが、後半はオールド・ジャズに変化した。初々しくもほのぼのとした好感の持てる演奏。木管のぬくもりが辺りを癒す。続くは、喜多方からのクラシック・マンドリン独奏。PAの音量不足か、蚊の鳴くような物寂しい音色が、閑散とした客席の向こうから微かに届く。これは、さすがに気の毒だなぁ・・・。 さてここで我らの出番。しかし、残念ながら更にお客は減り、わずか3人になってしまった。よく見ると、1人は先ほどのマンドリン奏者、そしてもう1人、ふくよかな中年の女性はギターケース持参だから、どうやら最後の出演者らしい。後席の痩せた女性となにやら話している。知り合いなのだな。ということは、実質観客ゼロ!バンド始まって以来の快挙!そんな訳なく怪魚!でもなくて悔虚?なんて言葉ないよね、てな具合にボケるしかないありさま・・・。へこむのを通り越し呆れ果て、「こりぁ、練習だなぁ。」なんぞとこぼしつつ、気兼ねなく、落ち着き払って演奏をこなしたのであった・・・・。しんがりのカンツォーネとシャンソンの歌い手には「楽しかったですよ。」と褒められたけど、正直、大売出しの客寄せパンダ以下でしたなぁ・・・。シャッター通りとなりつつある空洞化する駅前のお寒い状況。それを打開するためのイベントなんだろうけど、いっこうに浸透していない。屋内の出来事に街行く人が気づく筈もなく、さらに最低でも420円のドリンクバーを注文しなければ入店できない。ちなみに僕たちもその対価を支払って喉を潤した訳で・・・。「これ、どうぞ・・・。」帰りしな、件のスタッフの男性が、申し訳なさそうに小さな布の袋と紙包みをくれた。中身は鉛筆と消しゴムとクリップ。それぞれに音符やト音記号をあしらっている。まぁ、カワイイ。ちんまいところにこだわってるなぁ。はははぁ、でも運動会の景品ですわ、こりゃ。それより、何もいらんから、もちっと、本気出してくださいな商工会議所さま、ふくしまFMさま。・・・ん~、こんなこと書いたりするからまた角が立つ・・・。