この日は19日の休日出勤の振休でしたので、奈良県に出かけてみました。

最初は京都の大覚寺の観月の会に行こうかとも迷っていたのですが、天気予報によると夜には雲が多くなりお月見も微妙でしたので変更しました。

それとたまたま私がいつも参考にさせていただいている方のブログで吉野山の金峯山寺本尊の特別開帳を知り、どうしてもご本尊にお会いしたくなり出かけてしまいました。

早起きして行きたいとは思っていましたが、結局いつもよりちょっと遅く目が覚めて自宅を出たのは8時近くになってしまいました。

東名阪道で亀山ICまで行き、そのまま亀山ICから名阪国道で針ICに向かいました。
名阪国道は一般国道の無料の高速道路で時速60k制限ですが、ほとんどの車は通常の高速道路とほとんど同じ時速80~100kぐらいで走っています。
通常の高速道路との違いはICの数が多く、IC間の距離も短いことと、本線への加減速車線が短く流入するにはかなりの緊張感を伴います。

またカーブも時速60kで設計されているところがあるため100k以上出しているとかなり危険ですし、60k制限を守って走行している車もあるため追突事故も多発しているみたいです。

この日は室生寺によってから金峯山寺に行く予定は立てましたが、あとは時間があれば飛鳥にも寄りたいと思っていました。

室生寺には10時過ぎに着きました。
室生寺の前に室生寺から1キロほど先にある『室生龍穴神社』を参拝してみました。
『室生龍穴神社』の創祀年代は不詳で室生寺よりはるかに古いといわれ、室生寺は『室生龍穴神社』の神宮寺ともいわれ龍王寺と呼ばれた時期もあるみたいです。

京都日記 世界遺産 ときどき名古屋


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『室生龍穴神社』は雨神タカオカミノカミを祭り、雨ごいの神として知られています。
神域には龍穴と呼ばれる洞穴があって、いまでも雨ごいの行事が行なわれています。

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境内はそれほど広くはないのですが、杉の巨木が何本もそそりたち空が見えにくくなっているほどです。

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晴天時でも境内は薄暗く森閑とした神域を強く感じさせます。
奥宮にはかつて龍神が飛来したといわれる龍穴があります。

「伝説では、初め龍神は奈良の猿沢の池に住んでいたが、采女が身を投げたので、これを嫌い、次に春日の山に移り住んだが、そこでも死人が絶えないために、この室生に移り住んだ」とのことです。

境内の前の道路を更に1キロ近く進むと、山道の入口があり、山道を登っていくと途中に天の扉である「天岩戸」あり、さらに登って行くと鳥居と「吉祥龍穴」と書かれた看板があります。

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鳥居をくぐり谷へ下ると簡素な拝殿があり、拝殿から龍穴と招雨瀑を望むことができます。

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但し、神域なのでロープが張り巡らされており、それ以上は立ち入ることができません。

山道はアスファルト舗装されており車でも登れますが、1台がやっと通れる程度の細い道路で途中岩が崩れたところなどもありあまりお勧めはできません。

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こちらも非常に美しいところでまさに神域という感じが強くしました。