毎年お盆が終わる頃、母の誕生日が来ます。
1年前は日赤病院の病室で61歳の誕生日を迎えてました。
イチゴが食べたいな〜🍓
と言う母にショートケーキを買ってきて、子供たちがハッピーバースデーを歌っていました🍰
イチゴを食べた母は
ん〜、、、漬物食べてるみたい
と。
母は麻薬療法と癌のせいで味覚がくるっていました。
最期の誕生日が61歳で終わるとは。
62歳おめでとうと、今年からは仏壇の母の写真に言わなきゃないかと思うと、涙が出てきました。久しぶりに大粒の涙が出ました。和室で1人泣きました。
ちなみに仏壇の🎂は、父が買ってきてくれていました。無口な父は何も言わず仏壇に置いていました。
子供たちが亡きばあちゃんのためにハッピーバースデーを歌っている時も、父は無言で外に出て、外のイスに腰掛けていました。
きっと夜空の星を眺めながら母に何か伝えていたのだと思います。
その父の姿を見て、私は必死で涙をこらえていました。
こんなにも寂しく悲しい誕生日になるんだね。でも笑顔を忘れずに私たちは生きていくからね。