渡辺修也オフィシャルブログ「雨ニモマケズ」Powered by Ameba
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楕円

季節が流れて

あらゆるものの形がかわり

目からも手からも引き伸ばされて

一向に通り過ぎてゆく


留めようと握るけども

得体のしれない深海魚のように

するするとすり抜けてしまう

ぼんやりと笑い輝く

暗い海の奥へと


遍くものは留まらず移ろうなど

頭では何遍も理解するつもりでも

体をなでる時の肌ざわりに

ついぞ慣れることはないだろう


床の片隅で炎が

片時もとまらず影を抜いて

揺れ続けている 木漏れ日のように

失い去り欠ると知りながら

灯し続けるための心の火とは何?

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