ぶぅさん
最近、最近、ちょっと最近の話し
ブタのぶうさんが車に揺られていた。
どうやらぶうさんトラックの荷台に乗せられているみたい、ぶうさんどこいくの?
運転手のおじさんの喋っている声が聞こえるよ
「おう、あと少しで養豚場に到着しますよ。あー分かっているよ、ちゃんと選りすぐり3匹乗せているよ。」
よ、養豚場だって!?ぶうさんは知っていました。養豚場そこは、ブタがブタとして一人前になるように育て上げられる特訓場。
時に苦しく、時に癒されながらも日々ブタとして心得を刻まれる。
ビビったぶうさんなんと車から脱走!!すたこらさっさっさー
あらあらぶうさんそんなに走ったら痩せちゃうよ
さてさてぶうさん脱走したのは良いもののお腹が空いたみたい。
「あぶらみが食べたいんだなぶう」
ぶうさんは脂身が大好き。あまっくって、じゅわーって肉汁がもう。
匂いに誘われてふらふらと歩いた先は街のとんかつ屋さん
「お腹空いたぶう、何か食べさせて欲しいんだぶう。」
店主さんがいいました。
「お前さん、どうしたんだい?まだ一人前にしちゃ早いブタじゃねえか」
「養豚場に向かう途中でおじさんのお店の匂いに誘われて降りてきたんだぶう」
「養豚場の人とは仲良しだから後で電話しといてやるからとりあえず入りなさいな」
「ありがとうだぶう」
気前のいい店主さんは山盛りいっぱいのキャベツの千切りを用意してくれました。
「たーんとお食べ、ブタがとんかつ食べちゃダメだろうからな、はっはっはっー」
「脂身が好きだけど、とりあえずご厚意を頂いとくぶう」
山盛りキャベツの千切りをガツガツもりもりガツガツもりもり
たまにドレッシングかけてガツガツもりもり
「それはそうとおじさん、ぼくは養豚場には行きたくないぶう。一人前になんかなりたくないぶう」
「お前さんな、ブタにはブタの道ってのがな」
「説教は結構だぶう」
「まーブタに念仏とは言ったもんだな」
「馬だぶう、ブタには真珠だぶう。真珠くれだぶう。」
「おもしれえブタじゃねえか、行くと来ないんだったらうちのマスコットとしておいてやらんでもないぞ」
「食材足りないからって僕を食べないならおいてもらうぶう」
ぶうさん何とかマスコットのお仕事と仮住まいをゲットしたね、おめでとうぶぅさん!
明日は準備から手伝うから朝9時には起きなくちゃ
そして次の日ぶぅさん初めてのお仕事、さてさてぶぅさんは起きてるかな?
あーぁ、やっぱり寝てる。
ぶぅさん、ぶぅさん、寝坊だよ!
「いきなり寝坊かいぶぅさん。仕方ないな、まずは下準備を手伝ってくれ」
「ぶたは朝が弱いぶぅ、うそだぶぅ、いつでも眠いぶぅ。マスコットって居るだけじゃないのかだぶぅ」
「働かざる者食うべからずってな」
「説教は結構だぶぅ、働くからロースカツ食わせろだぶぅ」
「今日使うキャベツが箱の中に入っているから千切りにしておりてくれ、包丁はつかるかい?」
「食べるだけならただのブタだぶう、料理くらい出来なきゃ食いしん坊になれないぶう」
おじさんが指をさした先には食材がいーっぱい
キャベツに、人参に、玉ねぎ、ジャガイモ。
とりあえず言われた通りにキャベツを1玉、タッタッタッタッタッタッタッターっと千切りに。
なかなか上手じゃだね、ぶうさん。
面白くなってきたぶうさん、もう1玉タッタッタッタッタッタッタッター
面白いのは良いけどぶうさん、まだ切るの?
ぶうさん千切りに目覚めて次から次へとキャベツをタッタッタッタッタッタッタッターっと千切りにしちゃった。
「面白くなってきやがったぶう」
人参も、玉ねぎも、ジャガイモもぜーんぶタッタッタッタッタッタッタッターっ
様子を見に来たおじさんはびっくり!
「ひゃーーーーーー今月分の食材が全部千切りになっとるよーーーーー」
「ごめんだぶう、ついつい夢中になって全部切っちゃったぶう、全部残さず食べるから許して欲しいぶう」
ぶうさん、ぶうさん、謝ることは大事だけど食べちゃダメだよ。
困ったおじさんは考えました「そうだ!」
「さあ、今日は忙しくなるぞぶうさんには働いてもらうかな」
そう言うとおじさんはテキパキと大急ぎで調理を始めました。
千切りジャガイモは油で揚げてポテトチップスに。
千切りの玉ねぎも油で揚げてオニオンリングに。
千切りの人参と余った玉ねぎとジャガイモでかき揚げに。
「今日はぶうさんの歓迎会で大サービスだ、キャベツの千切りが足りなくなるくらいトンカツも揚げるぞ!」
噂を聞いた町の人たちが大行列!
「こっちトンカツ定食ね!」
「こっちのトンカツ定食まだ?」
「キャベツのおかわりちょーだい!」
ぶうさんもおじさんも大忙し。
「おかしいぶう、マスコットって手を振ってればいいと思ってたぶう」
「ぶーぶー言ってないで手を動かせ!手を!」
「ぶたは前足だぶう、手はないぶう。あとでヒレカツ食わせろだぶう」
この日のとんかつ屋さんは大繁盛!みんなも喜んでたし良かった良かった。
最近、最近、ちょっと最近の話し
ブタのぶうさんが車に揺られていた。
どうやらぶうさんトラックの荷台に乗せられているみたい、ぶうさんどこいくの?
運転手のおじさんの喋っている声が聞こえるよ
「おう、あと少しで養豚場に到着しますよ。あー分かっているよ、ちゃんと選りすぐり3匹乗せているよ。」
よ、養豚場だって!?ぶうさんは知っていました。養豚場そこは、ブタがブタとして一人前になるように育て上げられる特訓場。
時に苦しく、時に癒されながらも日々ブタとして心得を刻まれる。
ビビったぶうさんなんと車から脱走!!すたこらさっさっさー
あらあらぶうさんそんなに走ったら痩せちゃうよ
さてさてぶうさん脱走したのは良いもののお腹が空いたみたい。
「あぶらみが食べたいんだなぶう」
ぶうさんは脂身が大好き。あまっくって、じゅわーって肉汁がもう。
匂いに誘われてふらふらと歩いた先は街のとんかつ屋さん
「お腹空いたぶう、何か食べさせて欲しいんだぶう。」
店主さんがいいました。
「お前さん、どうしたんだい?まだ一人前にしちゃ早いブタじゃねえか」
「養豚場に向かう途中でおじさんのお店の匂いに誘われて降りてきたんだぶう」
「養豚場の人とは仲良しだから後で電話しといてやるからとりあえず入りなさいな」
「ありがとうだぶう」
気前のいい店主さんは山盛りいっぱいのキャベツの千切りを用意してくれました。
「たーんとお食べ、ブタがとんかつ食べちゃダメだろうからな、はっはっはっー」
「脂身が好きだけど、とりあえずご厚意を頂いとくぶう」
山盛りキャベツの千切りをガツガツもりもりガツガツもりもり
たまにドレッシングかけてガツガツもりもり
「それはそうとおじさん、ぼくは養豚場には行きたくないぶう。一人前になんかなりたくないぶう」
「お前さんな、ブタにはブタの道ってのがな」
「説教は結構だぶう」
「まーブタに念仏とは言ったもんだな」
「馬だぶう、ブタには真珠だぶう。真珠くれだぶう。」
「おもしれえブタじゃねえか、行くと来ないんだったらうちのマスコットとしておいてやらんでもないぞ」
「食材足りないからって僕を食べないならおいてもらうぶう」
ぶうさん何とかマスコットのお仕事と仮住まいをゲットしたね、おめでとうぶぅさん!
明日は準備から手伝うから朝9時には起きなくちゃ
そして次の日ぶぅさん初めてのお仕事、さてさてぶぅさんは起きてるかな?
あーぁ、やっぱり寝てる。
ぶぅさん、ぶぅさん、寝坊だよ!
「いきなり寝坊かいぶぅさん。仕方ないな、まずは下準備を手伝ってくれ」
「ぶたは朝が弱いぶぅ、うそだぶぅ、いつでも眠いぶぅ。マスコットって居るだけじゃないのかだぶぅ」
「働かざる者食うべからずってな」
「説教は結構だぶぅ、働くからロースカツ食わせろだぶぅ」
「今日使うキャベツが箱の中に入っているから千切りにしておりてくれ、包丁はつかるかい?」
「食べるだけならただのブタだぶう、料理くらい出来なきゃ食いしん坊になれないぶう」
おじさんが指をさした先には食材がいーっぱい
キャベツに、人参に、玉ねぎ、ジャガイモ。
とりあえず言われた通りにキャベツを1玉、タッタッタッタッタッタッタッターっと千切りに。
なかなか上手じゃだね、ぶうさん。
面白くなってきたぶうさん、もう1玉タッタッタッタッタッタッタッター
面白いのは良いけどぶうさん、まだ切るの?
ぶうさん千切りに目覚めて次から次へとキャベツをタッタッタッタッタッタッタッターっと千切りにしちゃった。
「面白くなってきやがったぶう」
人参も、玉ねぎも、ジャガイモもぜーんぶタッタッタッタッタッタッタッターっ
様子を見に来たおじさんはびっくり!
「ひゃーーーーーー今月分の食材が全部千切りになっとるよーーーーー」
「ごめんだぶう、ついつい夢中になって全部切っちゃったぶう、全部残さず食べるから許して欲しいぶう」
ぶうさん、ぶうさん、謝ることは大事だけど食べちゃダメだよ。
困ったおじさんは考えました「そうだ!」
「さあ、今日は忙しくなるぞぶうさんには働いてもらうかな」
そう言うとおじさんはテキパキと大急ぎで調理を始めました。
千切りジャガイモは油で揚げてポテトチップスに。
千切りの玉ねぎも油で揚げてオニオンリングに。
千切りの人参と余った玉ねぎとジャガイモでかき揚げに。
「今日はぶうさんの歓迎会で大サービスだ、キャベツの千切りが足りなくなるくらいトンカツも揚げるぞ!」
噂を聞いた町の人たちが大行列!
「こっちトンカツ定食ね!」
「こっちのトンカツ定食まだ?」
「キャベツのおかわりちょーだい!」
ぶうさんもおじさんも大忙し。
「おかしいぶう、マスコットって手を振ってればいいと思ってたぶう」
「ぶーぶー言ってないで手を動かせ!手を!」
「ぶたは前足だぶう、手はないぶう。あとでヒレカツ食わせろだぶう」
この日のとんかつ屋さんは大繁盛!みんなも喜んでたし良かった良かった。