日本医科大学附属病院(文京区千駄木)にて、計画無痛分娩で出産しました。

ネットに情報があまりなく不安だったため、これから出産される方の参考になればとレポートを残します。  

また、痛みに弱く、何をするかわからない状況が苦手で不安、という私と同じ気持ちの方の役に立つよう、どんなことをするのか、痛みはどれくらいか?という部分を特にしっかり記載したいと思います。


日医大のレポはこちら↓


無痛分娩の処置レポ前編はこちら↓


9:48

○麻酔準備開始

   →背中を丸める練習をする。お腹が邪魔で背中が丸めにくいし、背中を丸めて出た背骨を探るようにめっちゃ触られるので引っ込めたくなる。頑張って丸めた方が痛みや違和感少ないですと言われ必死に頑張る。


10:00

○局所麻酔

   →まずは細い針で背中に注射。同じ場所をいろんな角度からプスプス刺される。針が刺さってくるチクチク感、なんか液体が入ってきてる違和感はある。が、細い注射なのが伝わってくる、全然我慢できるチクチクした痛み。

○麻酔本番

   →本番の注射?背中に管を入れるための注射?をする。背中がモゾモゾされてる違和感はあるけど、局所麻酔のおかげで痛みはない。注射で道を確保して、背中に管を入れる。管が入ってくる瞬間、ドゥク!と不思議な感覚はあったが一瞬なので耐えられた。テスト麻酔を少量から入れて行く。麻酔を入れることにより、染みたり痛みはない。麻酔を入れる度にお腹、足先などに保冷剤を当てられ効き具合チェック。しっかり効いたのが確認できたら、麻酔の量を決定し定期的に流す仕組みらしい。45分おきに自動で流れるが、痛みが出てきたら追加もできるのですぐに教えてと言われる。


10:55

○内診

   →子宮口 6cm。もう麻酔が効いているので痛みはないが、内側からグーっと押されるような圧に耐えるのに必死。

○導尿

   →ベビがもう少し降りてきてほしいので試しに導尿してみたら少し降りてきた。このあと1時間おきに導尿される。麻酔をしてるので導尿の痛みはなく、何となく体内に管が入ってきた感覚のみ。


11:20

○内診

   →子宮口全開。ここで急に内側からお尻への圧がグッと強くなる。どデカ硬い💩が内側から勢いよく出てくるのに出しちゃだめで、いきめないような、変な感覚。


〜ここから定期的に内診🔁体制を変えてベビの動きを助ける、の繰り返し〜


12:10

○抗生物質の点滴


〜ここから内側からの圧に耐えるのに必死で時間覚えてないところあり~


?:??

○内診

   →ベビがずっと同じ場所で引っ掛かってるので、動きを助けるために張りに合わせて軽くいきむ。内側からの圧がある時は、いきめた方が楽だった。が、いきんだところで何かが出てくるわけではないので、ずっと便秘みたいなすっきりしない感覚だった。


13:00

   →内側からの圧がすごくて、圧がきている間は旦那と会話できず。

○内診

   →やっぱり同じ位置でベビが引っ掛かってるので、かなりしっかりめにいきむ。いきみと同時に助産師さんが下からも手伝ってくれる。お股の出口を下側(お尻の穴側)にぐっと広げてくれる。グイグイ押されてる感はあるが痛みは無し。

○麻酔切れ

   →45分おきに自動で流れる麻酔が、45分経って次まさに今から流れます!のタイミングで麻酔切れてくる。しんどいくらいの下腹部痛が数分間隔でしばらく出現。激重生理痛のもう少し強いバージョン。小さいうめき声出そうなくらいの痛み。麻酔が入っても効くまでに少し時間がかかるので、一瞬麻酔が切れたここが一番しんどかった。張りに合わせて痛みがくるけど、痛みを糧に変えていきむ。いきんでる時は少し痛みのことを忘れられる。

   →いきみに合わせて、ベビが引っ掛かりなく出て来れるようグイグイ出口を広げられる。皮膚がいい感じに伸びてるぽく、会陰切開はされない。グイグイ広げられながら必死に数回いきんでたら、麻酔が効いていつの間にか痛みはなくなり、お尻への圧だけになってた。いきむ時のコツが掴めてきて、ベビも降りてきてお股に挟まってる感覚がわかる。最後の張りでしっかりいきみ、張りのないタイミングで最後の後押しいきみ。


14:30

○誕生

   →息吐いて力抜いて〜と言われて言うとおりにしてると、ドゥルンと出てきた。


14:40

○胎盤排出

   →何かが出てくる感覚のみ。

○処置

   →会陰は裂けていないものの、膣の内側に細かい傷がいろんな方面に入る。先生が1時間程かけて縫合。無痛の麻酔で大体の痛みはないものの、表面のチクッと縫われてる感はあったため、お股に局所麻酔の追加。局所麻酔をされてる痛みは感じなかった。最後に止血のためのガーゼを詰め込まれる。このあたりで、無痛の麻酔は止められた気がする。


16:40

○処置

   →ガーゼを出して再度詰め直し。麻酔は切れているはずだが痛みはない。

○筋肉注射

   →何のための注射かは忘れた。針を刺すのは予防接種と同じような感覚。液が入ってくる瞬間予防接種より若干痛くてびっくりするも、一瞬なので耐えられた。

○導尿

   →しばらくトイレに行けないので導尿。麻酔が切れているので普通の人はちょっと痛みを感じるらしいがこれも特に何も感じなかった。


?:??(夜)

○分娩後初歩行&初トイレ

   →お股の違和感はあるものの、痛みは特になし。

○内診

   →縫合箇所の確認。ガーゼの詰め直し時に一瞬押されて痛かった。声が出かけたが一瞬だったので耐えられた。


【出産翌日】

?:??(午後)

○麻酔の管抜去

   →背中の管を抜く。痛くはなかった。抜く瞬間だけ入れた時と同じドゥク!という感覚がある。チューブを背中に貼り付けてたテープを剥がす方が痛かった。


?:??(夕方)

○点滴のためのルート外す
   →テープを剥がす際も、針を抜く際も痛みなし。


【まとめ】

‪ダラダラと長くなってしまいましたが、以上です。

所々痛いところはありましたが、叫んだり涙が出てしまったりするような酷い痛みは感じませんでした。

事前説明では、あくまで完全に痛みをなくさない和痛と念押しがありましたが、無痛と言ってもいいのでは?と言うくらい痛くなかったです。(途中麻酔が切れてしまったのはイレギュラーとして無視します。)


無痛分娩の事前説明を受ける際、さまざまなリスクのお話をされるので、万一のことが起こる確率はかなり低いとはいえ、正直ビビりました。緊急事の対応がすぐにできる大きな病院でなければ、無痛分娩は選んでいなかったと思います。


妊娠を望む全ての皆様のもとへベビーちゃんがやってきますように。

そして、無痛分娩を望むすべての妊婦さんが、無痛分娩を障害なく選択できる未来がやってきますように。


出産を控える全ての皆様が、無事にベビーちゃんと対面できますように!


心からお祈りいたします!