実績よりもビジョンに投資する

〜過去で人を見てしまうことからの脱却〜

最近はよく実績をとにかく残せとか、

まずは何をやってきたかの痕跡を残すことが

いいという風に言われています。

まぁ間違ってはいないと思います。

なぜなら実績などの過去に何をやってきたかでしか

人を見れない人が多いからです。

この人はいまどんな人間で、どんなゴールを持っているのか、未来のビジョンはどんなものがあるのかという本質的なところを見ない人ばかりです。

これは日本教育がそうさせているのかもしれません。

過去で人を判断するクセがついてしまっているのです。

クセというかもう洗脳されています。

学校の進路相談では、テストの点数からあなたの全てを分かっていますと言わんばかりの言葉を浴びせられます。

成績が良く、高得点ばかり取っている子は問題ないですが、

今までの成績が悪く、あまり点数が良くない子は

自分の行きたい学校を正直に言えない子がたくさんいます。

それくらい過去でしか人を見れない風に洗脳されているのです。

そういう脳の思考に乗っ取られていると言ってもいいでしょう。

非常に寂しい現実です。

なぜ人間は変わりたいと思うのかということに

目を向けたときに、必ずあるのは

過去に思うようなことが残せなかったから、

未来をより良くしようと考え、変わりたいと思うわけです。

変わりたいと思う人間は、自分の過去を否定しているのです。

その人たちに対して、トドメを刺すかのように

世間は過去を刺してきます。

触れられたくないことに触れてしまっている人がいかに多いかということです。

統計学という概念がある以上は、

データから見てこの人はこんな人に違いないと思われてしまいます。

勝手に決めつけられている悪い例です。

しかし、その統計にあなたは入っていないのが事実です。

この成績だとこの学校は無理だ！と言われたとして、

それは過去の卒業生たちの統計であって、

あなたはまだ受験もしていませんから分からないのが事実なのです。

そんな恐ろしいことが普通に行われているのが、

いまの日本であり、日本教育なのです。

いまでは時価総額TOP10入りのアリババ・グループの創業者であるジャック・マーは実績など、

なにひとつなかった人の1人です。

中学、高校とけして頭が良いと言われるような人間ではなく、大学受験も2度も失敗しているそうです。

そして就職活動も30社以上から落とされ、

自分で起業するも、成功したとは言えなかった。

そんなジャック・マーはインターネットの小売業として、いまのアリババを創業します。

実績など何もない、マーに目をつけたのが

ソフトバンクの創業者、孫正義です。

孫さんは目を輝かせてビジョンを語るジャック・マーに心を打たれたと言います。

そして、実績など何もないアリババに20億円の出資をしました。

そして、今やアリババ・グループは世界的な企業であり、孫さんは8兆円以上の含み益を得たといいます。

ビジョンやゴールが重要なのであって、

実績や経歴は過去でしかないのです。

過去が重要視されるのであれば、

一度過ちをおこした人にはチャンスすらも与えられないのか？ということになります。

そんなおかしな話はありません。

過去ばかり見る世の中になると、

実績や経歴に傷をつけたくないと、どんどんチャレンジしなくなります。失敗したくないからです。

世の中は過去のあなたで判断します。

これはどうしようもありません。

未来のことなどスコトーマに隠れて、見えていないからです。

だからこそ、このブログを読んでいるあなたは

この人のゴールは何なのか？

この人の未来のビジョンは何だろう？

という視点で他人を見てほしいと思います。

そういう見方ができてくると、

否定的な言葉は出なくなるはずです。

その人に対してすごく興味が湧きますし、

とにかくワクワクして人と接することができます！

あなたがワクワクする日々を過ごせますように✨

素川集

実績よりもビジョンに投資する〜過去で人を見てしまうことからの脱却〜