今年、20冊目の読了本です。





○あらすじ


前任の女神であるミネルヴァから女神を引き継いだユーノ。


女神は決して恋をしてはいけないという掟があるにも関わらず、女神の護衛を務める聖騎士団長・ファルディオへの恋心を抱き始めてしまい、日々膨らんでいく恋心と葛藤していた。


そんな中行われた、前女神であるミネルヴァから新女神であるユーのへの継承の儀式の当日、再びユーノの前にかつてはユーノの教師役を務め、今は「魔姫」と呼ばれるレセスのもとに寝返ったラキアが姿を現した。


彼は、儀式に集まった人々を攻撃するだけではなく、教団がひた隠しにしていた「魔姫・レセス」の復活とそのレセスの魔力を封じ込めた聖宝の紛失の事実を人々に明かしてしまう。


レセスの復活も間近に控えた中、レセスを倒す事が出来る肝心の聖宝は揃っていない。


とにもかくにも、ユーノ達は未だ行方不明の聖宝を探し出す事から始めるのであった。






○感想


『見習い女神』シリーズ、第3巻目にして堂々の完結です。


一言で言うと、大団円でしたね~。


聖宝を探す過程は、RPGみたいで楽しかったです。


これは、ユーノがトレジャーハンター(自称)という設定があったからでしょうね~。


ユーノが最後まで真っ直ぐでしたね~、何か輝いていました(笑)


対するファルディオ。


流石に女性陣に殴られるという稀有な経験をしただけあって(笑)、ユーノの女神の格好に素直に感想を述べていましたね~。


ユーノが恋心を全面に出しているのに対して、ファルディオは控えているような感じがしたのですが、この巻では少しそれが前に出ていましたね。


そして、物語が終わって、あとがきの後にも短編二つも良かったでした。


一つ目の方は、物語のその後。


あ~、ちゃんと丸く収まったんだ~と思って嬉しくなりましたが、ユーノはともかくファルディオよく待ったな~、七年も・・・・とか思っちゃいました(苦笑)


二つ目は、ユーノの小さい頃の話。


ユーノ父、本編でも豪快な人だな~とか思いましたが、まんまその通りの人ですね。


でも、彼がユーノと亡くなった奥さんの事を物凄く大事にしていたんだな~と感じられました。


最初は表紙絵で買い始めたシリーズですが、読んでよかったと思います。