今年、19冊目です。





○あらすじ


女神の侍女として強引に王都まで拉致されたユーノは、実はその当の女神になるべく選ばれた少女だった。


そんなユーノは、目下のところ、現女神のミネルヴァのもと日々女神の見習いとして勉学に励んでいく。


そんな中催された晩餐会で、ユーノは彼女の教育係である聖騎士団長・ファルディオの過去に関わったとされる女性「リナリー」の存在を知る。


そして、その存在がユーノの心の中に次代女神として思ってはいけないファルディオへの恋心を気がつかせてしまう。


しかし、そうこうしている間に失われた聖宝の手がかりが入り込んでくる。


場所は、皮肉にも「リナリー」に関わる地。


ユーノは、ミネルヴァ、ファルディオ、そしてミネルヴァの護衛でファルディオの兄でもあるエスロットとともに現地へと向かうのであったが・・・・・。






○感想


『見習い女神』シリーズ、第2巻です。


ユーノがファルディオへの恋心を自覚した巻ですが、ユーノは女神。


恋をしてはいけないのです。


恋をしてはいけないのに、想いは溢れる・・・・そんなもどかしい気持ちが全面に出されていましたね~。


ユーノは真っ直ぐだから、想っている感情まで真っ直ぐでこっちまで読んでいて照れてしまいそうです(苦笑)


最後には吹っ切れたユーノですが、女神になっても聖宝を狙う魔姫レセスとの戦いが残っているので、今後の展開に期待。


後は、始終自分の心情を吐露しないファルディオ。


彼はこの巻で自らを縛り付けていた心の鎖を解き放ちました。


彼がユーノとの関係をどうしていくのかも気になります。


いい雰囲気なんですが、何分、素直じゃないですからね~、彼(笑)