- 武井 一喜
- NLPでリーダー脳力をグングン高める法
(￣◇￣;)
最近、ＮＬＰ（神経言語プログラミング）ってよく取り上げられて
いるね。
アメリカの元大統領のクリントン氏もＮＬＰの教育を受け、
彼の演説にもＮＬＰの手法が取り入れられていたという話もよく聞く。
で、ＮＬＰって何ってず～っと思っていた。
コーチングは多少知識があるのだけど、どう違うの？
実は、この本の著者の武井さんとは、知人関係で、出版して
から本を早速読ませていただいたのだけど・・・。
すみません、まだ、きっと完全には分かってません （//･_･//)。
かなり心理学的な手法とコーチングが混じってる感じには
思いますが。
分かったのは、いろいろな意味で役に立ちそうなスキルであること。
あと、武井さんのお人柄が文体その他によく出ているなということ。
武井さんは、慶応大学を出て、コロンビア大学でＭＢＡを取得し、
他の会社でも修行した後に、お父様の会社に入社して、その後、
跡を継いだ。
こう書くと、「なんだ苦労知らずのお坊ちゃんか」と思われるかも
ないが、結構な荒波にも揉まれている。
NLPマスタープラクティショナー取得。 NLPトレーナーコース修了。
現在は、２代目、３代目などの経営者の事業継承サポートなどを
中心にコンサルティング、研修、講演、執筆などをしている。
基本的にあまり口数の多いという感じの人ではない（笑）。
太陽星座が獅子座、月星座が山羊座、水星が乙女座ということで
かなりの実務家ともいえる。
文章もガーッと盛り上げたりするタイプではないが、適度にきちんと
した中に、しっかり火の熱さを感じさせてくれる文章だ。
内容も、実際の話から、理論、エクササイズまで分かりやすい流れ
になっている。
本の最初の方で、この本の活用法の１つを、こう書いている。
・読者が仕事の場面で自身の脳をより効果的に使うスキルを
提供すること。
他のＮＬＰをやっている友人からいつも、「あなたも勉強したらいい
わよ。あなたには絶対役に立つと思う」と言われているのだけどね。
心理というより脳のシステムを理解した上でどう活かすかという
スキルなんだね。
特に座敷パンダが印象に残った部分を２つだけ取り上げよう。
「良い営業、悪い営業」というところで、知覚位置というものについて
書いている。
第１のポジション＝英語でいうとⅠ（私）、自分自身から見る位置。
第２のポジション＝英語でいうとＹＯＵ（あなた）、相手の立場から
見ている位置。
第３のポジション＝英語でいうとＴｈｅｙ（彼ら）、自分と相手以外の
第三者から見ている位置。
第４のポジション＝英語でいうとＷｅ（私たち）、第１から第３までの
ポジションを含めて、さらに全体を見ている位置。
（※青字部分引用）
実例で、お客様に自分や自分の会社の都合だけを主張する結果に
なっている営業と、自分と相手の両方を良くしたいという視点で話して
いる営業の違いが出てくる。
この視点というのは、とても大切だと思う。
おわりには、「仕事は現代の冒険譚」と書いている。
前書きにも書いているのだが、世界の神話や英雄伝説に共通する
旅のパターンは３段階になっているそうだ。
スターウォーズのルークやロード・オブ・ザ・リングのフロドも。
簡単に要約すると以下のような経過になるという。
●旅立ちの段階
①使命
自分の使命に関する天の声を聞く。
②メンター、仲間
天の声を受け入れる決意をすると、守護者（メンター）や旅の仲間が
現われる。
③越境
境界を越える。自分自身の枠を超え、境界を超えると新しいステージに
入る。成長や進化が求められる。
●試練の段階
④試練
悪魔（ハードル）に立ち向かい、それを自分のリソースに変える。
ハードルは自分の成長のために現われる。
⑤新しい世界観
新しい世界観を創り出し、新しい生き方を始める。
●帰還の段階
⑥帰還
成長した人間として宝物を持って故郷に帰り、村の役に立つ。
英雄がさらに新しい冒険に出かけるか、村にとどまりリーダーと
して暮らすかは、英雄が自分で選択すること。
冒険の旅は自分自身の成長の旅であり、新しい世界を発見する
旅です。
（※青字部分要約して引用）
なんだか読んでいて、村で同じセリフを言っている村人Ａでいるのは
面白くないな～と思ったね。
ということで
今日の開運ポイントは、「自分の人生の主人公にしっかりなろう」。