全日本選手権・男子SP | フィギュアスケート研究本

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フィギュアスケート:全日本選手権・男子SP

2014年12月26日(金) 16時25分 スタート

【結果】羽生、3連覇へ首位好発進 2位町田、17歳・宇野は3位

順位 選手名 所属 得点


1位 羽生結弦 ANA 94.36
2位 町田樹 関西大 90.16
3位 宇野昌磨 中京大中京高 85.53
4位 村上大介 陽進堂 81.28
5位 無良崇人 HIROTA 78.54
6位 小塚崇彦 トヨタ自動車 72.39
7位 山本草太 邦和スポーツランド 67.19
8位 佐藤洸彬 岩手大 66.21
9位 田中刑事 倉敷芸術科学大 62.83
10位 日野龍樹 中京大 61.23
11位 中村優 関大北陽スケート部 60.07
12位 宮田大地 パピオフィギュアクラブ 57.32
13位 磯崎大介 同志社大F 56.04
14位 木村真人 八戸GOLD F・S・C 55.34
15位 坪井遥司 岡山大 55.26
16位 小沼祐太 日本大 54.32
17位 鈴木潤 ROYCE’F・S・C 54.23
18位 吉野晃平 関西大 52.88
19位 湯浅諒一 関西大 52.08
20位 友野一希 浪速高スケート部 51.38
21位 野添紘介 明治大 51.26
22位 服部瑛貴 法政大 50.53
23位 笹原景一朗 大阪スケート倶楽部 49.00
24位 中村智 山梨学院大 48.21
25位 橋爪峻也 中京大 46.99
26位 片田龍太 オリオンFSC 46.71
27位 山本拓海 関西学院大 46.08
28位 松村成 明治大 46.00
29位 古家麟太郎 北九州FSC 39.05
30位 鎌田英嗣 シチズンクラブ 37.85

詳細

総括


フィギュアスケートの全日本選手権が26日、長野・ビッグハットで開幕し、男子ショートプログラムでは羽生結弦(ANA)が94.36点で首位に立ち、大会3連覇に向けて好スタートを切った。2位は町田樹(関西大)で90.16点、3位には85.53点をマークした17歳の宇野昌磨(中京大中京高)が入った。

羽生は演技冒頭、スピードに乗って4回転トウループを着氷。後半には前後に工夫を凝らしたトリプルアクセルをきれいに降りたが、今季苦戦しているルッツからのコンビネーションが今日も決まらず、演技後は肩をすくめて苦笑いを見せた。

2位の町田は12月のグランプリ(GP)ファイナルでは最下位と振るわなかったが、この日はジャンプをすべてミスなくまとめ、バイオリンの悲しげなメロディーに乗って情感たっぷりに演じ切った。

ジュニアのGPファイナルをジュニア歴代最高記録で圧勝した3位の宇野も、シニア用に構成を上げて挑んだプログラムでほぼノーミスの演技を披露。ポテンシャルの高さを示した。

11月のスケートカナダ優勝の無良崇人(HIROTA)は冒頭の4回転ジャンプで転倒し78.54点で5位、小塚崇彦(トヨタ自動車)もジャンプで精彩を欠き72.39点で6位と出遅れ。あす27日に行われるフリーで巻き返しを図る。


SP首位の羽生結弦【坂本清】

30:町田樹(関西大)

町田樹(関西大)の演技がスタート。グランプリシリーズ初戦のスケートアメリカで優勝し、3年連続でファイナルに進出。ファイナルでは調子が合わず最下位となったが、今大会では初優勝を目指す。曲は「バイオリンと管弦楽のための幻想曲」冒頭、4回転トウループ+トリプルトウループを着氷し、続くトリプルアクセルも決める。終盤のトリプルルッツもきれいに着氷。ジャンプをすべてミスなくまとめ、バイオリンの悲しげなメロディーに乗って情感たっぷりに演じて場内のスタンディングオベーションを誘った。フィニッシュではほっとしたようにふっと息を吐いた。
SP得点は90.16点で2位。この結果、SP首位は羽生、2位町田、3位には宇野がつけた。

■「僕の全身全霊を懸けることができた」

「決して完璧な演技ではなかったですけど、僕の全身全霊を懸けることができたので悔いはありません。(終わったときはどんな気持ち?)作品を皆様に届けるために氷の上に乗っているんだなと感じました。しっかりと皆様に僕の思いが伝わったのではないかと思います。(点数について)順位は今回の僕にとってそれほど重要ではなくて、どういうことを自分は成し遂げたいのか。それは順位ではなくて、どういう演技をしたいのかということが重要でした。(明日のポイントは)『第九』を演じるんですけど、5分間くらいの作品で最初から最後までこれ以上ないほど作り込んできたので、あとは僕の思いを皆様が受け取ってくだされば、スケーターとして幸せです」



29:小塚崇彦(トヨタ自動車)

小塚崇彦(トヨタ自動車)の演技がスタート。前半戦はスケートカナダ8位、ロシア杯6位と出遅れたが昨年に続く表彰台を目指す。日野とともに、来年のユニバーシアード代表に選ばれている。曲は「Evaristo Cariego」。冒頭の4回転トウループは回転不足気味に降りて転倒。続くトリプルアクセルは前に体重が乗ったがこらえる。後半、トリプルルッツはステップアウトしてバランスを崩したが、直後にダブルトウループをつけた。巻き返しを狙った今大会だったが、ジャンプをまとめきれなかった。
SP得点は72.39で暫定5位。

■「小塚崇彦の演技を見せられるように」

「何度もやって自分のジャンプや滑りを取り戻すしかないですね。あとは自分の体の感覚と照らし合わせることが重要だと思います。(明日は)後がないので、なんとか最終グループに入りましたし、小塚崇彦の演技を見せられるように、完璧な演技をしたいなと思います」

28:湯浅諒一(関西大)

湯浅諒一(関西大)の演技がスタート。関西大1年、西日本選手権4位。曲は吉田兄弟の「Rising~Storm」。トリプルループをきれいに着氷し、続けてトリプルサルコウ+ダブルトウループも着氷。後半もスピードに乗ったままダブルアクセルをきれいに決める。三味線とギターが融合した楽曲に合わせて躍動感のある演技を見せた。フィニッシュではほっとしたような笑顔。
SP得点は52.08で暫定17位。



27:田中刑事(倉敷芸術科学大)

田中刑事(倉敷芸術科学大)の演技がスタート。倉敷芸術科学大2年。昨年全日本ジュニアを制し、今季からシニアに参戦。グランプリ初出場となった中国杯では8位。曲は昨年と同様の「インスティンクト・ラプソディ」。はじめのトリプルアクセルでステップアウトしたが、続くトリプルフリップ+トリプルトウループはきれいに着氷。単独のルッツはダブルに抜けた。予定していた大技の4回転サルコウを外した構成で臨んだが、痛いミスが出てしまった。
SP得点は62.83で暫定7位。

■「変えたジャンプで失敗してしまった」

「(今日良かった点は)1つも見つからないです。(1番悔しかったのは)構成を4回転抜きでまとめるつもりだったんですけど、変えたジャンプで失敗してしまったので痛いですね。中国杯が終わってからいろいろあったので調整に追われる日々でした。(4回転は)ここに来る前まではイメージは良かったんですけど、現地に入ってから噛み合ってなかったので、ショートはやめましたが、フリーは明日の練習を見て入れたいなと思います。(今大会の目標はどこに置いていた?)落ち着いた演技をすることだったんですけど、ショートではできなかったので、フリーでは達成したいと思います」

26:日野龍樹(中京大)

日野龍樹(中京大)の演技がスタート。中京大2年、今季からシニアに参戦。西日本選手権優勝、来年にスペインで行われるユニバーシアード代表に選ばれている。曲はGotan Projectの「Lunatico」。4回転トゥループで転倒。続くトリプルアクセルも軸が曲がり転倒してしまう。後半のトリプルルッツ+トリプルトウループはきれいに決めた。ジャンプにミスは出たが、手足を大きく使ってタンゴの世界を表現した。
SP得点は61.23点で暫定7位。

■「要素は練習してきた以上のものが出せた」

「(硬くなった?)自分なりにはしっくりいったつもりでしたが、やっぱり緊張していたかなと。3回転+3回転は決まったと思います。ジャンプを2つミスしてしまいましたが、ほかの要素は練習してきた以上のものが出せたので悪いことばかりではなかったと思います。(今季は死ぬ気でと言っていたが)限界を超えなければいけないことが練習でもあります。昨季は限界の8割とかで切り上げていたので、そういうことをやる日を作っています。次につながるという言葉はあまり好きじゃないですけど、僕はこれからも選手として続けていくので、全日本でもこういうプログラム構成ができて良かったと思います」

25:鈴木潤(ROYCE’F・S・C)

鈴木潤(ROYCE’F・S・C)の演技がスタート。北海道大1年、今大会は4年ぶりの出場。東日本選手権3位。曲はホルストの「木星」。トリプルトウループの3回転+3回転はセカンドジャンプでこらえ、片手をつく。続くトリプルルッツはきれいにい着氷。イナバウワー、イーグルの連続ポジションからのダブルアクセルも流れのある着氷。壮大で力強い曲に乗って、1つ1つの要素を丁寧に演じた。
SP得点は54.23で暫定13位。



24:吉野晃平(関西大)

吉野晃平(関西大)の演技がスタート。関西大2年、西日本選手権2位。曲は映画「ミッション:インポッシブル2」から。冒頭、トリプルフリップ+ダブルトウループを落ち着いて着氷。続くトリプルルッツはステップアウトしてバランスを崩す。後半のダブルアクセルは着氷後にイーグルポジションをとる。羽生の直後の滑走となったが落ち着いて最後まで滑り切った。
SP得点は52.88で暫定13位。



23:羽生結弦(ANA)

羽生結弦(ANA)の演技がスタート。中国杯でのアクシデントからギリギリで滑り込んだグランプリファイナルで復活し連覇を達成した。今大会には3連覇が懸かる。
曲はショパンの「バラード第1番ト短調」。冒頭、スピードに乗って4回転トウループを着氷。後半、前後に工夫を凝らしたトリプルアクセルもきれいに降りたが、トリプルルッツで軸が斜めになり、こらえた着氷でセカンドを両手を挙げたダブルにする。今季苦戦しているルッツからのコンビネーションが今日も決まらず、演技後は肩をすくめて苦笑いを見せた。リンクには大量の花束やプレゼントが投げ込まれている。
SP得点は94.36点で暫定トップ。

■「自分ができることをしっかりできれば」

「(ファイナルが終わってからの練習は? 主にルッツの見直し?)ルッツの見直しについては、そこだけに注意したということはないです。それによりほかの要素でバランスが崩れても意味がないので。どちらかと言うと通しの練習がメインでした。(ファイナルの結果は)やはり自信になりましたね。いくら過去とはいえ、やっぱり良い演技ができたという過去はすごく自分もプラスにとらえることができますからね。(ルッツのやり方を変えたというのは?)入り方を少し手を加えた感じです。それが合っているのかもしれないし、それが原因で良いジャンプが飛べなかったのかもしれないです。あまりルッツにこだわりすぎず自分ができることをしっかりできればと思っています」



22:無良崇人(HIROTA)

無良崇人(HIROTA)の演技がスタート。今季スケートカナダでパーフェクトな演技を披露し、自己ベストを大幅に更新して優勝。NHK杯でも3位に入りファイナルに初めて進出した。2季ぶりの表彰台を目指す。曲は「カルメン」。冒頭、4回転トウループで転倒。続くターンからのトリプルアクセルは余裕を持って着氷。観客の手拍子にのり、後半にトリプルルッツ+トリプルトウループを着氷してリカバリー。6分間練習では降りていた4回転だが、本番では決まらずややさえない表情を見せた。
SP得点は78.54点で暫定3位。

■「明日は攻めの気持ちで」

「(一番悔しいのは)今季はショートとフリーのどちらかが良くて、どちらかが悪いというのが続いているので、両方そろえるという気持ちが強かったんですけど、それができずに、4回転も抑え気味に行ってしまったので、明日は攻めの気持ちで最後までやりきりたいと思います。(どう立て直した?)不安な部分はなかったので、注意するところだけをやるだけでした。4回転に関してはスケーティングからの勢いがあれば持っていけたかなと思うので、その辺は悔しいところです」



21:坪井遥司(岡山大)

坪井遥司(岡山大)の演技がスタート。岡山大4年、昨年イタリアで行われたユニバーシアードに出場。西日本選手権3位。曲はショパンの「ノクターン第20番嬰ハ短調(遺作)」。トリプルトウループの3回転+3回転はオーバーターンになりながらこらえる。続くトリプルアクセルはダブルに抜けて転倒。単独のトリプルルッツはきれいに降りた。大技にミスが出たが、ステップではバイオリンとピアノの旋律に乗って情感たっぷりに演じた。
SP得点は55.26点で暫定9位。



20:村上大介(陽進堂)

村上大介(陽進堂)の演技がスタート。東日本選手権優勝。11月のNHK杯ではSP、フリーで計3回の4回転サルコウを決め、グランプリシリーズ初優勝。曲は「ロクサーヌのタンゴ」。冒頭、4回転サルコウ+ダブルトウループをきれいに着氷し、トリプルアクセルも決める。ステップからのトリプルフリップも危なげなく決め、曲の盛り上がりとともに体を大きく使ったステップを披露した。NHK杯に続いてほぼノーミスでプログラムを演じ、両手でガッツポーズ。
SP得点は81.28点で暫定2位。

■「すごく見られている気がしてプレッシャーがありました」

「今回は争う選手になってしまったので、すごく見られている気がしてプレッシャーがありました。転倒とミスがあまりなかったのでガッツポーズが少し出てしまいました(笑)。(ショートに苦手意識?)自分の中でジンクスがあって、全日本はいつもショートが悪いんですね。最終グループにいつも残れないので、今回の演技で残れればうれしいです。今回はノーミスでいかないと表彰台にも乗れないので、しっかりやりたいですね。

(この1カ月でどのようなメンタルコントロールをしてきた?)半分はNHK杯で優勝したという自信で頑張ってきました。もう半分は優勝したことを忘れて、全日本を目標に頑張ってきたので、そういう意識で練習を重ねてきました」



19:服部瑛貴(法政大)

服部瑛貴(法政大)の演技がスタート。法政大3年、東日本選手権2位。曲は「秋によせて」。トリプルトウループからの連続ジャンプはセカンドを2回転にしてまとめたが、着氷で流れが止まる。続くトリプルループはこらえながらも着氷。後半、イナバウワーからのダブルアクセルもなんとか片足でこらえた。フィニッシュではやや悔しそうな表情。
SP得点は50.53で暫定11位。



18:宇野昌磨(中京大中京高)

宇野昌磨(中京大中京高)の演技がスタート。中京大中京高2年。今季は高難度のジャンプを身につけてジュニアチャンピオンに。初出場のジュニアグランプリファイナルでもフリーと総合のジュニア歴代最高記録で圧勝した。
曲はベートーベンの「クロイツェル(バイオリンソナタ第9番)」。冒頭、イーグルからトリプルアクセルをきれいに決めると、続く4回転トウループもきれいに着氷し歓声が上がる。後半のトリプルフリップ+トリプルトウループも着氷。シニア用に構成を上げて挑んだプログラムでミスのない演技を見せ、場内は総立ちとなった。
SP得点は85.53点と高得点で暫定トップ。

■「自信にもなったし、決められたことはすごくうれしかった」

「全日本選手権という舞台は自分が出る試合では一番お客さんが入っているので、気持ち良く滑れたかなと。(プログラムを変更してきたが)ジュニアでは4回転を入れなかったんですけど、こうして入れるチャンスがあって、入れたいなと思ったので。(かなり自信につながったのでは)自信にもなったし、決められたことはすごくうれしかったです。(今日の演技は?)50点くらいです。4回転は良かったと思いますが、その他の面でまだ心残りがあるので、そう考えると50点くらいかなと」



17:磯崎大介(同志社大F)

磯崎大介(同志社大F)の演技がスタート。同志社大3年、西日本選手権7位。曲は「ベートーベンの5つの秘密」。ゆったりとした動きを見せてから、コンビネーションジャンプへ。トリプルルッツ+ダブルトウループを着氷し、ダブルアクセルもきれいに決める。単独のトリプルループはステップアウトしてこらえきれず転倒。女性ボーカルの入った自身振付のプログラムで観客を引き込んだ。
SP得点は56.04点で暫定5位。



16:橋爪峻也(中京大)

橋爪峻也(中京大)の演技がスタート。中京大3年、西日本選手権6位。曲は「台風」。トリプルトウループの3回転+3回転は、ファーストジャンプで軸が曲がったがセカンドにうまくつなげてきれいに着氷。トリプルフリップは途中で回転が開き前向きで両足着氷となるも、最後のダブルアクセルはきれいに降りた。
SP得点は46.99点で暫定11位。



15:中村優(関大北陽スケート部)

中村優(関大北陽スケート部)の演技がスタート。関西大北陽高3年。2012年の第1回ユース五輪に出場し6位に入っている。全日本ジュニア3位。曲は「リベルタンゴ」。冒頭のトリプルアクセルは転倒。続くトリプルフリップはきれいに着氷し、後半のトリプルルッツ+ダブルトウループも落ち着いて決めた。音楽のポイント、ポイントに合わせた動きでタンゴを表現し、演技をまとめた。
SP得点は60.07点で暫定3位。



14:笹原景一朗(大阪スケート倶楽部)

笹原景一朗(大阪スケート倶楽部)の演技がスタート。追手門学院大手前高3年、西日本選手権5位。曲は「Cry of the Celts」。高さのあるトリプルフリップからダブルトウループにつなげる。トリプルルッツはステップアウトしてバランスを崩すが、イーグルからのダブルアクセルはきれいに着氷した。
SP得点は49.00点で暫定8位。



13:佐藤洸彬(岩手大)

佐藤洸彬(岩手大)の演技がスタート。岩手大1年、東日本選手権4位。ジュニアグランプリフランス大会では8位に入っている。曲は「Carole Samaha」。冒頭、トリプルアクセルを着氷し場内が一気にヒートアップ。続くトリプルフリップ+トリプルトウループは両足気味だが着氷。後半のトリプルルッツはステップアウトするも、大技を成功させて目いっぱい踊り切り、大歓声を浴びた。
SP得点は66.21点で暫定2位。



12:宮田大地(パピオフィギュアクラブ)

宮田大地(パピオフィギュアクラブ)の演技がスタート。東福高3年、全日本ジュニア5位。曲は「マラゲーニャ」。トリプルトウループの3回転+3回転は、ファーストジャンプで高く上がったがセカンドで軸が傾き転倒。続くトリプルルッツはきれいに着氷し、ダブルアクセルも決めた。
SP得点は57.32点で暫定2位。



11:松村成(明治大)

松村成(明治大)の演技がスタート。明治大4年、東日本選手権9位。曲は「愛しみのチャルダッシュ」。トリプルサルコウ+ダブルトウループのコンビネーションは余裕を持ったきれいな着氷。トリプルルッツは軸が斜めになり両手をつく。イーグルからのアクセルはシングルに。最後は速いテンポに合わせたステップでフィニッシュ。
SP得点は46.00点で暫定9位。



10:中村智(山梨学院大)

中村智(山梨学院大)の演技がスタート。全日本は3年ぶりの出場。山梨学院大4年、東日本選手権8位。曲は「Quixote」。トリプルトウループからのコンビネーションはセカンドをダブルにしてまとめる。続くトリプルサルコウは流れのある着氷。後半のダブルアクセルも決めた。最初から最後まで滑らかなスケーティングで場内の拍手を誘った。
SP得点は48.21点で暫定6位。



9:友野一希(浪速高スケート部)

友野一希(浪速高スケート部)の演技がスタート。浪速高1年、全日本ジュニア4位。曲は「JAPANESE DOLL・絃魂」。冒頭のトリプルアクセルはオーバーターン。続くトリプルフリップ+ダブルトウループと単独のトリプルルッツはきれいに着氷。三味線の音に乗って力強く演じ、最後は見得(みえ)を切るようなポーズでフィニッシュ。
SP得点は51.38点で暫定4位。



8:木村真人(八戸GOLD F・S・C)

木村真人(八戸GOLD F・S・C)の演技がスタート。八戸工業大3年、東日本選手権5位。曲は「グラン・ギニョール」。冒頭、トリプルサルコウ+ダブルループのコンビネーションを決め、続くトリプルルッツも着氷。ダブルアクセルもきれいに決めた。体を大きく使ったステップなど、力強いビートの曲に乗った演技で歓声を受けた。
SP得点は55.34点、暫定2位。



7:片田龍太(オリオンFSC)

片田龍太(オリオンFSC)の演技がスタート。名古屋工業大1年、西日本選手権8位。曲は「Asian Drums」。ダブルアクセルをきれいに決め、トリプルトウループのコンビネーションはセカンドをこらえて着氷。単独のトリプルサルコウは回転不足気味で転倒。太鼓の音が響く和風のプログラムで手拍子を誘った。
SP得点は46.71点、暫定4位。



6:山本草太(邦和スポーツランド)

山本草太(邦和スポーツランド)の演技がスタート。初出場したジュニアグランプリファイナルでSPのジュニア最高点をマークし、総合2位に入った。男子では今大会最年少の14歳。名古屋市立東港中3年。
冒頭のトリプルアクセルは回転が抜けて両足着氷に。後半のトリプルフリップ+トリプルトウループはきれいに決め、トリプルルッツも流れのあるきれいな着氷。ファイナルで決めたトリプルアクセルは決まらなかったが、ポジションのきれいなスピンやスピードのあるスケーティングで大きな拍手を受けた。
SP得点は67.19点で暫定トップ。

■「いつも通り滑ることができた」

「冒頭のトリプルアクセルが課題だったので、抜けてしまってすごく悔しいです。アクセル以外は今季失敗していないし、他の2つのジャンプを跳べたときの点数がいつも65、66点くらいだったので、67点台という点数は納得です。
(滑りや演技は)いつもは最初のジャンプが終わると緊張はなくなるんですけど、今日は最後のポーズを取るまでずっと緊張しっぱなしだったので、いつもよりは硬かったかなと。ただスケーティングに関してはいつも通り滑ることができたと思います」



5:小沼祐太(日本大)

小沼祐太(日本大)の演技がスタート。日本大4年、東日本選手権7位。曲は木村拓哉さん主演のドラマ「GOOD LUCK!!」より。スピードに乗ってトリプルフリップをきれいに降りると、続くトリプルサルコウ+ダブルトウループも流れのある着氷で決め、ダブルアクセルも着氷。途中はビールマンスピンや片足に長く乗るスケーティングなどで会場を沸かせ、フィニッシュではガッツポーズ。スタンディングオベーションも起こった。
SP得点は54.32点で暫定トップ。



4:鎌田英嗣(シチズンクラブ)

鎌田英嗣(シチズンクラブ)の演技がスタート。独協高3年、全日本ジュニア6位。ジュニアグランプリスロベニア大会では5位に入っている。曲は「コンドルは飛んでいく」。冒頭、アクセルの踏切が抜けてシングルになると、続くルッツも1回転となってコンビネーションにできず。トリプルループも軸が斜めになり転倒。場内からは励ましの拍手が送られたが、得点源となるジャンプで大きなミスが出てしまった。
SP得点は37.85点、暫定4位。



3:古家麟太郎(北九州FSC)

古家麟太郎(北九州FSC)の演技がスタート。九州国際大付属高2年、西日本選手権9位。曲は「The Phantom Of The Opera On Ice」。はじめのトリプルトウループでバランスを崩すがこらえてダブルトウループにつなげる。トリプルサルコウはスピードが足りず転倒。ダブルアクセルはきれいに着氷した。
SP得点は39.05点、暫定3位。



2:山本拓海(関西学院大)

山本拓海(関西学院大)の演技がスタート。関西学院大2年、西日本選手権10位。冒頭、トリプルトウループ+トリプルトウループのコンビネーションはセカンドが開いて両足着氷に。続くトリプルサルコウはオーバーターン。ダブルアクセルはステップアウトし、クリーンに決められなかった。
SP得点は46.08点、暫定2位。



1:野添紘介(明治大)

野添紘介(明治大)の演技がスタート。明治大3年、東日本選手権6位。曲は「Art On Ice」。冒頭、トリプルフリップ+ダブルトウループをきれいに着氷。ダブルアクセルは途中で回転が開いてしまい両足着氷になるが、単独のトウループはきれいに決めた。
SP得点は51.26点。



↓リザルト

http://www.jsfresults.com/National/2014-2015/fs_j/national/

↓男子SP リザルト (プロトコルがまだ出ていません。)

http://www.jsfresults.com/National/2014-2015/fs_j/national/data0103.htm

↓別ブログに、男子SP動画を紹介しております。

http://ameblo.jp/shuppansport/entry-11969629944.html
全日本選手権2014 男子SP 動画


三位に入った宇野昌磨選手が凄いです。

プロトコルがまだ出ていませんので、詳細は分かりませんが、技術点だけなら、48.68点で、一位の羽生選手の48.76点と肉薄していますし、二位の町田選手の48.16点を抜いています。

もともと才能のある選手だと将来が楽しみでしたが、17歳にて物凄い才能開花しましたね。

後は演技構成点を上げて行けば、二年後には羽生選手とほぼ変わらない得点をたたき出すかもしれません。

日本男子が益々面白くなってきました。

フリーも頑張って下さい。


本日のテレビ放送 フジテレビ

「女子ショートプログラム 男子フリー」

12月27日(土)18時30分~23時10分(延長有)






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