プルシェンコ「アメリカ代表に誘われた」 | フィギュアスケート研究本

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「アメリカ代表に誘われた」

2014年7月17日 ロシアNOW

ニコライ・ドルゴポロフ, ロシースカヤ・ガゼータ(ロシア新聞)

 フィギュアスケート男子シングルのエフゲニー・プルシェンコ選手が、ケガからの復帰、日本ツアー、アメリカ代表の話、ゴルフ愛について語った。

「日本人は今日最高レベル」

-腰の手術を受けた後初めてとなる、状態確認を兼ねた練習を、ノヴォゴルスクの代表基地で6月1日から9日まで行おうとしていましたね。
 
 実際に練習しました。腰痛が完全に引いていたわけではなかったので、連日氷上にあがるということはしませんでしたが。トリプル・トゥループとダブル・アクセルなど、初めて3回転を飛びました。私にとってはなかなかの出来です。その後ショーのために、日本に行きました。最初は3都市だけのつもりだったのですが、五輪金メダリストの羽生結弦選手に招待され、また残るよう頼まれたので、日本全国で11回ショーに出演しました。自分の去年のショートプログラム「ストーム」を滑り、トリプルアクセル1回と、トリプル・トゥループ-トリプル・トゥループのコンビネーションを飛びました。練習ではトリプル・ループとトリプル・ルッツも始めていたので。

-3回転ジャンプそろってますね。

 当然ながら、このような練習をした後は腰がかなり厳しいです。でも今若い選手たちと練習できたんだって、嬉しかったですよ。羽生選手もそうで、すごいってことをお話しておきたいです。3種類の4回転ジャンプを飛ぶんですから!それも全部が非常に安定してるんですよ。トリプル・アクセル-クワドラプル(4回転)・トゥループまで飛ぼうとしていました。日本ではこんな感じの滑り方を羽生選手だけでなく、織田信成選手、小塚崇彦選手、町田樹選手、他の複数の若い選手が実践しているんです。4回転を美しいフォームで軽く飛んでいます。日本人は今日、最高レベルにあるでしょう。

-日本人との関係はいかがですか。

 誰もが私に良く接してくれますし、私も皆に良く接しています。羽生選手は私が彼にとって今でも憧れだと言ってくれます。羽生選手の振る舞いは素晴らしいですし、変なプライドの高さもスター病もまったくありません。

「腰は惨事」

-公式な競技にはいつ参加するのですか。
 
 これについては真面目にお話しなければなりません。腰は悪化しています。ポスト五輪シーズンは競技せずに、療養する必要があります。次に進み、新しいスタートを切り、可能であれば五輪にも出場するというアイデア、本当の夢が、私の計画の中にあるのです。

-どのようにしてそれを実現しますか。

 私にとってもっとも重要なのは回復で、その後にショーがきます。自分の身体を完全に治さなければいけません。いろいろなケガをしてきましたが、今心配なのは腰だけで、膝も足の付け根も痛くはありません。手術した後で腰のボルトが破損しましたが、簡単にボルトを取り出せる状態ではなかったので、腰を彫って、ボルトを引っかけて取り出したんです。おまけに筋肉も破断していました。

-何のためにその苦しみを我慢するのですか。

 これが私の生活なんです。フィギュア以外、スポーツ以外、何も知りません。

-でも2006年トリノ五輪の後、サンクトペテルブルグ市立法会議の議員になりましたよね。

 あれは間違いでした。私はたくさんの手術を受けてきました。足の付け根を引っ張ったり、骨を折ったり、足にはどれほど問題を抱えたことか。でもこれらすべてはちっぽけなことなんです。人間の身体で腰椎ほど大変な病気はありません。腰は惨事です。それでも私の目標は、今後も滑ることなんだと思います。

「ゴルフが大好きになった」

-今年は旅行しましたか。

 モルジブに行きました。秘密をお教えしましょう。今は狩りと魚釣りに夢中です。サンクトペテルブルク郊外に50ヘクタールの土地を購入したんです。隣人は猟師で、狩場があります。子どもと一緒に四輪バイクで走って、魚釣りに行っています。

-今集中していることは何ですか。練習、治療、ショー?
 
 私と妻、もう1人のパートナーには、真剣なプロジェクトがありまして、家族ショーになるんですが。それについては後ほど。今は治療し、家族と過ごし、ゴルフをし、生活を満喫しています。昨年10月に中国のチャリティー・ゴルフに招待されたんですが、キャサリン・ゼタジョーンズさんがいました。今年はデビッド・ベッカムさんだそうです。私は1年半前に始めたばかりですが、半月板を手術した時だったので、医師から走ったり動いたりすることを禁じられていました。ノヴォゴルスクの近くのクルキノに9ホールあって、やってみたらボールがしっかり飛んだので、ゴルフが大好きになりました。

-今年の予定は何ですか。

 8月にアレクセイ・ミシン・コーチと、ショート、フリーのプログラムに取り組みます。私自身が教えるかもしれません。ロシアの選手の一部から提案が来ているので。日本人も日本のシングルの選手のコーチングを希望しています。

「プーチンに言われた...」

-誰のために演技しているのですか。

 もちろん自分自身のため、母国のため、家族のため、コーチのため、連盟のため、そして両親のためです。五輪の後、まわりの騒音を気にするなと言われましたが、それでも多くの人にがっかりしました。ひどいことを言われていたので。アメリカ人には、ロシアで評価されないなら、アメリカ代表になってと言われました。それは当然ながら断りましたが。あととても嬉しかったのが、ウラジーミル・プーチン大統領に「私はすべて知っている。治療して、復活しなさい」と言われたことです。それが一番重要なので。近しい人や友人も私を裏切りませんでした。

*記事全文(ロシア語)


タス通信撮影

↓別ブログに、Artistry on Ice 2014 のプル様動画を紹介しております。

http://ameblo.jp/shuppansport/entry-11903498688.html
プルシェンコ AOI 2014 上海

http://ameblo.jp/shuppansport/entry-11900427667.html
プルシェンコ Artistry on Ice 2014 北京 

 『私はたくさんの手術を受けてきました。足の付け根を引っ張ったり、骨を折ったり、足にはどれほど問題を抱えたことか。でもこれらすべてはちっぽけなことなんです。人間の身体で腰椎ほど大変な病気はありません。腰は惨事です。それでも私の目標は、今後も滑ることなんだと思います。』

プル様、怪我し過ぎの上にどれだけ頑張っているのでしょうか。

確かに腰は人間の行動の要です。スポーツにとって、一番重要な部分だと思います。

腰が悪いと、立ち上がる事さえできなくなってしまいますからね。

『アメリカ人には、ロシアで評価されないなら、アメリカ代表になってと言われました。』

アメリカスケート連盟が受け入れるとは思いませんが、どの国も、自国の代表者には期待している所為か期待を裏切ると厳しいものです。

ジョニーも、トリノ五輪の時にSPで2位となり、メダルを期待されました。

しかしフリーでミスしてしまい、台落ちとなってしまった後、SP後に応援していた同じ人から、罵声を受けたと証言していました。

自分の都合の良い人だけが好きと言うのは、大衆の勝手ですが、本来その選手の純粋なファンではなかったのでしょう。

結果だけで好き嫌いと言われたら、努力している選手は辛いと思います。

人間ですからいつでも完璧でいる、最高のコンディションばかりではないでしょうからね。

『羽生選手の振る舞いは素晴らしいですし、変なプライドの高さもスター病もまったくありません。』

スター病って何????

日本人のアスリートには、余りなじみがない気がします。

プル様は、若くして結果と賞金を手に入れたりすると満身する選手を見てきたのでしょうね……。

そうして練習をしなかったり、奢ったりした結果として駄目になってしまうアスリートもいたのかもしれませんね。



↓プル様の現役に期待しております、また応援しております。ヾ(@^(∞)^@)ノ


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