フィギュアスケート：ジャパンオープン
2013年10月5日（土）
日本チームが連覇！ 真央、トリプルアクセルにミスも高得点
順位 選手名 国名 得点
1位 日本（高橋、小塚、浅田、村上） 544.85
2位 北米（アボット、バトル、ワグナー、ロシェット） 528.89
3位 欧州（フェルナンデス、ブレジナ、ソトニコワ、スルツカヤ） 477.84
順位 選手名 国名 得点
1位 浅田真央 日本 135.16
2位 ジョアニー・ロシェット カナダ/北米 123.99
3位 アシュリー・ワグナー 米国/北米 119.77
4位 アデリナ・ソトニコワ ロシア/欧州 105.95
5位 村上佳菜子 日本 102.15
6位 イリーナ・スルツカヤ ロシア/欧州 69.24
順位 選手名 国名 得点
1位 ハビエル・フェルナンデス スペイン/欧州 176.91
2位 小塚崇彦 日本 158.42
3位 ジェレミー・アボット 米国/北米 157.70
4位 高橋大輔 日本 149.12
5位 ジェフリー・バトル カナダ/北米 127.43
6位 ミハル・ブレジナ チェコ/欧州 125.74
詳細
試合後の選手コメント
■浅田真央
「初戦なので、『できるかな、できないかな』といろいろ考えてしまったんですが、いつも通りの演技ができたので、次につながると思います。たくさんの応援が聞こえたし、スタンディングオベーションもうれしかったです。五輪のシーズンが始まりました。まだ伸びしろがあると思うので、向上していきたいです」
■村上佳菜子
「ジャパンオープンは初めての出場だったんですが、こんなに失敗して、足を引っ張ってしまいごめんなさい。３人に助けてもらいました。ジャンプだけは調子良かったんですが……。プログラムを何度も練習して、こういう演技を二度としないように頑張ります」
■高橋大輔
「今回は小塚選手と浅田選手の点数で決まりました。でもみんな頑張りましたね。フリープログラムを披露できてひと安心です。ミスはありましたけど、スケートの部分では楽しく滑ることができました。（今後に向けては）あまりいろいろ考えすぎず、できることを精いっぱいやっていきたいです」
■小塚崇彦
「チームジャパンの流れを切らないようにしたかった。日本での試合が久々だったので緊張しましたが、体力やキレもあったし、良かったと思います。４回転ジャンプに関してはもう少し精度を上げたいです。五輪シーズンになったんだなと感じますし、試合ではやることをやって頑張りたいと思います」
総括
フィギュアスケートの日本、欧州、北米によるチーム対抗戦「ジャパンオープン２０１３」が５日、さいたまスーパーアリーナで行われ、高橋大輔（関大大学院）、小塚崇彦（トヨタ自動車）、浅田真央（中京大）、村上佳菜子（中京大）の４人で臨んだ日本が、総合５４４．８５点で２年連続６度目の優勝を飾った。
２位は北米（アボット＝米国、バトル＝カナダ、ワグナー＝米国、ロシェット＝カナダ）で５２８．８９点。３位は欧州（フェルナンデス＝スペイン、ブレジナ＝チェコ、ソトニコワ、スルツカヤ＝ともにロシア）で４７７．８４点。
同大会は、男女シングル各２人の合計４人が１チームとなって対戦する団体戦。各選手がフリー演技を行い、合計点で順位を競う。
今季限りでの引退を表明している浅田は、冒頭にトリプルアクセルを入れたプログラムを披露。オーバーターンとなったものの、転倒など大きなミスなく演技を終え、参考記録ながら１３５．１６点で、自己ベストを上回る高得点をマークした。
同じく集大成のシーズンに臨む高橋は、冒頭の４回転トゥループで転倒。ジャンプの大技が決まらず表情は晴れなかったが、ステップでは持ち味を発揮。会場を魅了した。
６．アデリナ・ソトニコワ（ロシア/欧州）
ソトニコワの演技がスタート。
冒頭、トリプルルッツ－トリプルループはこらえ気味だが着氷。続くトリプルフリップはきれいに着氷、トリプルループはステップアウト。後半、ダブルアクセルがシングルになり単独に。フリップからの３連続もファーストジャンプがステップアウト。トリプルサルコウは決め、最後のダブルアクセルにダブルトゥループをつけた。ややミスが目立ってしまったが、終盤のコレオシークエンスでは柔軟性のあるポジションを見せて拍手を送られた。
得点は105.95点。
競技終了。
５．浅田真央（日本）
浅田の演技がスタート。
冒頭のトリプルアクセルはオーバーターン。続くフリップからのコンビネーションはセカンドをダブルに抑える。トリプルルッツは流れのある着氷。後半、ダブルアクセルからのコンビネーションはセカンドがダブルになり、トリプルサルコウでは片手をつくが、トリプルフリップからの３連続とトリプルループは着氷。最後は力強い曲調にのってステップとスパイラルを披露。トリプルアクセルを含めてミスを最小限に抑えた演技で、満足そうな表情を見せた。
得点は135.16点。自己ベストを上回る高得点をマークした。
４．アシュリー・ワグナー（米国/北米）
ワグナーの演技がスタート。
冒頭、トリプルフリップ－トリプルトゥループを着氷し、ダブルアクセル、トリプルサルコウもきれいに着氷。後半、トリプルループ－ダブルトゥループ、トリプルルッツを着氷。ループからの３連続は最後が小さなジャンプになったが、最後のトリプルフリップもきれいに着氷。終始落ち着いた演技で全米女王の貫禄を見せ、フィニッシュではうれしそうな仕草を見せた。
得点は119.77点。
３．イリーナ・スルツカヤ（ロシア/欧州）
スルツカヤの演技がスタート。
引き締まった表情でスタートポジションへ。トリプルフリップ、トリプルループと続けて転倒。トリプルループはダブルになり、２つ目のループもダブルとなってバランスを崩す。後半、アクセルもシングルに。ダブルルッツは決めて、最後のダブルアクセルにはシングルトゥループをつけた。最後は会場の手拍子に押されながらステップを踏み、４分の競技用プログラムを何とか最後まで滑り切った。
得点は69.24点。
女子前半終了。ロシェットの好演技で、日本と北米の点差がほぼなくなった。
２．村上佳菜子（日本）
村上の演技がスタート。
冒頭、フリップからのコンビネーションは３回転－２回転にまとめる。続くルッツは両足着氷、ループは抜けて１回転に。後半、２つ目のループもダブルになる。トリプルフリップはきれいに降りたが、アクセルがシングルに。終盤、トリプルサルコウからの３連続はリズム良く決めた。バイオリンの曲に合わせてしっとりと滑ったが、課題のジャンプにミスが出てフィニッシュでは硬い表情。
得点は102.15点。
１．ジョアニー・ロシェット（カナダ/北米）
ロシェットの演技がスタート。
リンクサイドのバトルと力強く手を合わせてスタートポジションへ。
冒頭、トリプルフリップをきれいに降りると、トゥループとサルコウの３連続、トリプルループも着氷。トリプルサルコウ－ダブルトゥループも決めて演技後半へ。ダブルアクセルがシングルに抜けたが、トリプルトゥループ－ダブルトゥループと終盤のダブルアクセルも決めた。競技会は久しぶりのロシェットだが、大きなミスなく演技をまとめてスタンディングオベーションを受けた。
得点は123.99点。高得点をマークした。
女子６分間練習
女子の６分間練習がスタート。
日本勢は村上、浅田ともにブルーが基調の衣装。
浅田はトリプルアクセルを１回跳ぶも、手をついてしまう。そのほかのジャンプはミスなくきれいに着氷。村上は３回転－２回転－２回転のコンビネーションジャンプを着氷。日本勢２人は転倒もなく、うまくジャンプをまとめた。
練習終了。
男子終了、トップは日本
男子が終わってトップは307.54点の日本。
２位に欧州、３位に北米。
１４時４６分に女子演技がスタート。
６．高橋大輔（日本）
高橋の演技がスタート。
オフホワイトのトップスに黒のパンツで登場。冒頭の４回転トゥループは転倒。続く４回転は回避しトリプルルッツをきれいに決める。トリプルアクセルでも転倒。後半、２つ目のアクセルは抜けてシングルに。トリプルルッツ－トリプルトゥループは着氷、トリプルループは片手をつく。トリプルフリップ、トリプルサルコウは決めた。ビッグジャンプが決まらず演技後は複雑そうな表情。最後のステップでは伸びのあるスケーティングを見せた。
得点は149.12点。
演技構成点は87.48点と高得点が出た。
５．ジェレミー・アボット（米国/北米）
アボットの演技がスタート。
冒頭の４回転トゥループは転倒。トリプルアクセル－トリプルトゥループは着氷。トリプルフリップのコンビネーションはダブル－シングルに。ステップのあとのアクセルでバランスを崩したが、トリプルアクセル、トリプルサルコウ、トリプルルッツ－ダブルトゥループ、トリプルループと後半のジャンプはすべて決めた。最後はゆったりとステップを見せて静かにフィニッシュ。序盤にミスはあったが終盤に盛り返し、小さくガッツポーズ。
得点は157.70点。
演技構成点は85点近い。
４．ハビエル・フェルナンデス（スペイン/欧州）
フェルナンデスの演技がスタート。
冒頭に４回転トゥループを決め、続く４回転サルコウもこらえてダブルトゥループをつける。トリプルアクセルもきれいな着氷。後半、２つ目の４回転サルコウも着氷。トリプルルッツもこらえてコンビネーションにする。トリプルループはステップアウト気味の着氷。フリップとサルコウのコンビネーション、最後のトリプルサルコウも決めた。終盤は疲れも見えたが、高難度のジャンプを組み込んだ構成を最後まで滑り切り、場内はスタンディングオベーションが起こった。
得点は176.91点。
技術点は90点を超えた。
３．小塚崇彦（日本）
小塚の演技がスタート。
黒と赤の衣装で登場。冒頭の４回転トゥループを着氷すると、スピードに乗ってトリプルアクセルも着氷。トリプルルッツからの３連続も決める。後半のトリプルアクセルは抜けてシングルに。トリプルフリップ、ダブルアクセルはきれいな着氷。終盤、トリプルルッツ－トリプルトゥループ、トリプルサルコウもきれいに着氷。アクセルのミス１つに抑え、バイオリンの音色に合わせたステップでは手拍子をもらうなど、プログラムをまとめた。
得点は158.42点。
２．ジェフリー・バトル（カナダ/北米）
バトルの演技がスタート。
冒頭のトリプルアクセルは転倒。続くフリップからの３連続は、１つ目でこらえて単独に。トリプルルッツは転倒、ループは２回転になりステップアウト。後半、トリプルルッツのコンビネーションは着氷、トリプルトゥループも着氷したが、トリプルサルコウはステップアウトして両手をつく。最後のダブルアクセルは着氷。昨年はミスのない演技で大喝采を浴びたバトルだが、演技をまとめることができず残念そうな表情。中盤のイーグルやイナバウアーでは豊かな表現力を見せた。
得点は127.43点。
１．ミハル・ブレジナ（チェコ/欧州）
ブレジナの演技がスタート。
冒頭の４回転サルコウは抜けて２回転に。トリプルアクセルは着氷、続くもう１本の４回転サルコウも３回転に。後半、トリプルアクセルはステップアウトして手をつくが、フリップ、ループはきれいに着氷。トリプルルッツは転倒、サルコウからの３連続は２回転－２回転－１回転に。決まったジャンプは流れのある着氷だったが、回転が抜けたジャンプがいくつか出てしまった。
得点は125.74点。
滑走順・演技構成予定
＜男子＞
１．ミハル・ブレジナ（チェコ/欧州）
4S＋2T/3A/4S/FSSp/StSq/3A＋3T/3F/3Lo/3Lz/ChSq/3S＋2T＋2T/CCoSp/CoSp
２．ジェフリー・バトル（カナダ/北米）
3A/3F＋1Lo＋3S/3Lz/3Lo/StSq/CSp/3Lz＋2T/3T/3S＋2T/FSSp/ChSq/2A/CoSp
３．小塚崇彦（日本）
4T/3A/3Lz＋3T/CCoSp/StSq/3A＋2T＋2Lo/FSSp/3F/2A/ChSq/3Lz＋2T/3S/FCCoSp
４．ハビエル・フェルナンデス（スペイン/欧州）
4T/4S＋3T/3A/CSSp/StSq/4S/3Lz＋2T/3Lo/3F＋1Lo＋3S/ChSq/3S/FUSp/CCoSp
５．ジェレミー・アボット（米国/北米）
4T/3A＋3T/CSSp/3F＋3T/StSq/2A/3A/3S/3Lz＋2T＋2Lo/3Lo/FUSp/ChSq/CCoSp
６．高橋大輔（日本）
4T/4T＋2T/3A/StSq/FCSSp/3A＋2T＋2Lo/3Lz＋3T/3Lo/3F/3S/FCCoSp/ChSq/CCoSp
＜女子＞
１．ジョアニー・ロシェット（カナダ/北米）
3F/3T＋1Lo＋3S/3Lo/CoSp/3S＋2T/StSq/2A/3T＋2T/FSSp/ChSq/2A/LSp
２．村上佳菜子（日本）
3F＋3T/3Lz/3Lo/StSq/LSp/3Lo＋2T/3F/2A/3S＋2Lo＋2Lo/FCSp/CCoSp/ChSq
３．イリーナ・スルツカヤ（ロシア/欧州）
3F/3Lo＋2Lo/LSp/3T/3Lo/StSq/2A＋2T/CCoSp/2Lz/2A/ChSq/FCSp
４．アシュリー・ワグナー（米国/北米）
3F＋3T/2A/3S/StSq/FSSp/3Lo＋2T/3Lz/3Lo＋2T＋2T/3F/LSp/ChSq/CCoSp
５．浅田真央（日本）
3A/3F＋3Lo/3Lz/CCoSp/FCSp/2A＋3T/3S/3F＋2Lo＋2Lo/3Lo/CUSp/StSq/ChSq
６．アデリナ・ソトニコワ（ロシア/欧州）
3Lz＋3Lo/3F/3Lo/FCSp/2A＋3T/3F＋2T＋2Lo/3S/2A/LSp/StSq/ChSq/CCoSp
※演技構成は予定です。実際の演技とは異なる場合がありますのでご了承ください。
↓リザルト
http://www.jsfresults.com/InterNational/2013-2014/jo/index.htm
↓男子プロトコル
http://www.jsfresults.com/InterNational/2013-2014/jo/data0105.pdf
↓女子プロトコル
http://www.jsfresults.com/InterNational/2013-2014/jo/data0205.pdf
↓別ブログに、動画を紹介しております。
http://ameblo.jp/shuppansport/entry-11628880403.html
ジャパンオープン2013 動画
日本、優勝おめでとうございます。
連覇です。≧(´▽｀)≦
真央ちゃんが、フリーの最高得点を更新しました。ヾ(＠＾(∞)＾＠)ノ
3Aは少し着地が乱れて、GOEでマイナスでしたが、きちんと認定されました。
ミスもありましたが、中々の得点です。
これで、ミスがなかったら、もっと高得点を狙えますね～。
初戦から幸先が良いです。
大切な五輪シーズンですから、初戦の良いイメージは、今後の練習や試合でも、良い効果がある事でしょう。
皆さま、初戦と言う事もあり、やはり、まだプログラムが完成していませんよね。
お疲れ様でした。
高橋選手は、ジャンプは残念でしたが、出来は良かったと思います。
特に、演技、ステップなどは、本当に美しかったです。
今後の仕上がりが楽しみですね。
こづ君も、中々の仕上がりで、怪我は克服されたようです。
頑張ってリハビリしてきた効果が出ていると思います。
佳菜子さんは、靴の事がありましたので、これからでしょう。
今後の仕上がりに期待したいと思います。
皆さまの新衣装が、まぶしかったですね～。(/ω＼)
真央ちゃんと佳菜子さんは、おもっきりブルーです。
五輪を意識してでしょうか。
しかし、真央ちゃんの衣装はとってもお洒落で、凝っていましたね。
羽をモチーフにした、去季の白鳥を思わせますね。
背中の開いた所が、とってもセクシーでした。
今後の衣装チェンジも期待できそうです。
ブルーで、もっと淡い色のものや、ブルーのグラデーションの衣装もなどが、このプログラム、また真央ちゃんに似合いそうですよね。
初戦、お疲れ様でした。m(_ _ )m
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