まつげのない子はオシオキよっ!の1 | たまフク堂

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「じゃーーーーん!どう?」
「マイちゃん、どしたのそのカッコ?」
「婦警さんのコスプレよっ!」

「こうつうせいりのボランティアするの?」
「がっこう行くときハタもって立ってくれるの?」
「ちっがーーう!いけない子をタイホしてオシオキするのよっ!」
「…」
「…」




「まつ毛のない子は全員タイホっ!オシオキしてやるわっ!」
「あの生意気な新入りもタイホよっ!アタシはオバサンじゃないっ!」


飛ばすマイちゃんを横目に、ちびっこ達がひそひそ。

「マイちゃんどしたの?(ひそひそ)」
「オバサンって言われたんだって(ひそひそ)」
「それでキレちゃったの?(ひそひそ)」
「そうみたい(ひそひそ)」




「女はまつ毛よっ!アタシの自慢のまつ毛を見なさいっ!」
「まつ毛のないヤツにオバサン呼ばわりさせないわっ!」
「なっちゃんちに行って、モンク言ってやるっ!」
「フンガーっ!」





「まずは景気付けにビールよっ!(ぐびぐび)」
「アタシは負けないわっ!(ぐびぐびぐび)」
「アタシはオバサンじゃないのよっ!バサバサまつげよっ!(ぐびぐびぐびぐび)」


大ジョッキ抱えるマイちゃんを見て、ちびっこ二人がまたもやひそひそ。


「なんかワケわかんないこと言ってるよ(ひそひそ)」
「マイちゃんのまつげだって、そんなに長くないよね(ひそひそ)」
「うん、私たちの方が長いよ(ひそひそ)」

「それにさ、まつげのない子って…なっちゃんもアイちゃんもじゃない?(ひそひそ)」
「だよね。なっちゃんの前でおなじこと言うつもりかな?(ひそひそ)」

「マイちゃんなら言いそうだね(ひそひそ)」
「何にも考えてないからね(ひそひそ)」
「オシオキされちゃうよっ!(ひそひそ)」
「こ、こわいよっ…(ひそひそ)」



さて、後先考えないマイちゃんは、なっちゃんの前で

「まつ毛のない子はタイホよっ!オシオキよっ!」

と言えるのでしょうか?

てか、言ったらどうなるっ?!
スイッチの入ったマイちゃんを止められるのか?!


【続く】