「じゃーーーーん!どう?」
「マイちゃん、どしたのそのカッコ?」
「婦警さんのコスプレよっ!」
「こうつうせいりのボランティアするの?」
「がっこう行くときハタもって立ってくれるの?」
「ちっがーーう!いけない子をタイホしてオシオキするのよっ!」
「…」
「…」
「まつ毛のない子は全員タイホっ!オシオキしてやるわっ!」
「あの生意気な新入りもタイホよっ!アタシはオバサンじゃないっ!」
飛ばすマイちゃんを横目に、ちびっこ達がひそひそ。
「マイちゃんどしたの?(ひそひそ)」
「オバサンって言われたんだって(ひそひそ)」
「それでキレちゃったの?(ひそひそ)」
「そうみたい(ひそひそ)」
「女はまつ毛よっ!アタシの自慢のまつ毛を見なさいっ!」
「まつ毛のないヤツにオバサン呼ばわりさせないわっ!」
「なっちゃんちに行って、モンク言ってやるっ!」
「フンガーっ!」
「まずは景気付けにビールよっ!(ぐびぐび)」
「アタシは負けないわっ!(ぐびぐびぐび)」
「アタシはオバサンじゃないのよっ!バサバサまつげよっ!(ぐびぐびぐびぐび)」
大ジョッキ抱えるマイちゃんを見て、ちびっこ二人がまたもやひそひそ。
「なんかワケわかんないこと言ってるよ(ひそひそ)」
「マイちゃんのまつげだって、そんなに長くないよね(ひそひそ)」
「うん、私たちの方が長いよ(ひそひそ)」
「それにさ、まつげのない子って…なっちゃんもアイちゃんもじゃない?(ひそひそ)」
「だよね。なっちゃんの前でおなじこと言うつもりかな?(ひそひそ)」
「マイちゃんなら言いそうだね(ひそひそ)」
「何にも考えてないからね(ひそひそ)」
「オシオキされちゃうよっ!(ひそひそ)」
「こ、こわいよっ…(ひそひそ)」
さて、後先考えないマイちゃんは、なっちゃんの前で
「まつ毛のない子はタイホよっ!オシオキよっ!」
と言えるのでしょうか?
てか、言ったらどうなるっ?!
スイッチの入ったマイちゃんを止められるのか?!
【続く】