深夜0:30

いつもなら寝ている時間。なぜか俺は

歌舞伎町一番街
※斉藤くん撮影

新宿歌舞伎町一番街に迷い込んでいた。

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まさに不夜城

「お兄さんお兄さん、キャバクラどう?600円!」
「フィリピン、タイ!」

後者の意味がわからない。600円は嘘だろハゲ!
そして男3人でボーリング場、その名も「ミラノ風ドリアボウル」を探して歩き続ける。

街には深夜にも関わらず人で溢れている。

ホストに連れられてカラオケに入っていく女
キャバクラ勧誘、酔っ払ったサラリーマン

誰もが自分のことだけを考えているように錯覚してしまう。


だかだかみぞれだかわからないものが降っている。傘は誰も持ち合わせていない。
そのときの気温は0℃を下回っていたのだろうか。吐く息は途方もなく白い。

そして無情にも「ミラノ風ドリアボウル」は俺たちの前に現れてはくれない。

なぜこんなことになったのか・・。
それは6時間前まで遡る。