俺はいい歳こいて「PUNK BAND」をやっている。
それを仲間は応援してくれるけど、一般的に言えば

「まだやってるの?」

そんな風に想う奴もいると想う。

俺はそれで構わない。それがそいつの本当の気持ちであれば少しも気にならない。

俺自身、正直な話、これまで何度も

「このままでいいんだろうか?」

ってなかっこ悪い事を考えてしまった事がある。

でも辞めない理由、、、、それは本当に単純。






俺はこのバンドが好きだから






音楽が好きとか、人前に立つとが好きとか、ビッグマニーを掴む為とか
そんなことじゃねーんだよ。


アメリカに一人でいって俺を救ってくれたのは間違いなく「STACKERS」だった。

たくさんとジェイと始めたSTACKERSで俺は失いかけた自信を取り戻す事ができた。




たくさんが捕まって日本に返ってきて、必至にやってきた。
でも正直日本のシーンってもんにとまどった。
そんな時俺はSTACKERSに新しい濃すぎるスパイスが必要だった。


それがYoshiだった。


初めは苦労したけど、今では俺を含めた4人が、他の誰かじゃないこの4人じゃないと「STACKERS」はできないって俺は思ってる。


何も迷う事はないはずなのに、俺は気がつけば「遠慮」ばっかりしてた。


それはバンドだけの話じゃなくてライブを見に来てくれる人にも、仲間にも、仕事でも、



「こうした方がいい」


ポジティブな感覚じゃなくて、なにか誰かに合わせるように。

俺の中ではすげー一所懸命やってるつもりだったけど、それで何かを前に進められたかといったらそうではなかった。

それに気づいた時、正直どうしていいのか分からなかった。

もっともっと自分の思ってる事を伝えてそれに皆を巻き込んで、、、

そもそもそういう奴だったはず、でも今の俺はそれから遠くなっちゃってる。



そんな俺だからって訳じゃないけど、去年から色んな物を失ってる。

でも俺は辛さを伝えられなかった。

辛くても俺が辛いって言ったら周りにいてくれる人のテンションを下げてしまいそうで、、、




偉そうな事を言わせてもらうと、俺はバンドのリーダーとして他のバンドのリーダーより確実に勝っている部分がある。


それはバンドの雰囲気をよくすること。


バンドがどんな状況であろうと俺にはそれをする自信がある。

でもそれをする為にはやっぱり俺にもそれなりのテンションが必要だったりする。

いい雰囲気を、空気を創る事が重荷になってメンバーに今年、俺の想いを言った事もあった。
それで全てがうまくいったわけじゃない。

俺はどこかでまた「遠慮」をしてた。


「いい雰囲気を創る」って事が俺にとって「遠慮」になってしまってる時期があった。


自分自身どうしたらいいのかなんて分からない。


それでも前に進む為には仲間を信じる事しかないって思う。


納得いかない事だらけでも、まずは仲間を信じてみようと思う。


俺はSTACKERSで成功したいんだ。


それ以外で成功するより、STACKERSで成功した方が絶対楽しいんだ。


まだ、そう思える気持ちを大事にしていきたい。