【スタイル】
1 からだつき。姿。格好。「すらりとして―がいい」
2 服飾・頭髪などの型。「最新流行の―」「ヘア―」
3 建築・美術・音楽などの様式。型。「前衛的―のビル」「演奏―」
4 文章や文学作品の表現形式。特に、文体。「独自の―をもつ作家」
5 個人や集団などに固有の、考え方や行動のしかた。「ライフ―」


「スタイル」と言っても辞書を調べると上記のように色々と意味が出てくる。
今日は赤字になってる所の話。

いい歳こいてバンドをやってるとこの「スタイル」ってのを凄く考える。
ぶっちゃけ

「どうしたらもっと売れるんだろう?もっと認知されるんだろう?」

ってな事を凄く考える。

「売れる事が全てじゃない。」

そんな風に考えるのもいいと思う。
でも、俺個人としては誰からも振り向かれない、気にもとめられない、
バンドがそんな存在である方がやってる意味を感じられない。

っていうのも、音楽をやってる人間って表現したい事があってそれを
音楽で表現する事が自分にあってるって思ってやってる奴が多いと思う。

「表現」ってさ、マスターベーションになりがちだけど、結局は誰かに見てもらいたいから
「表現」するんだって思う。

自分の気持ちを「表現」してる人間が「誰からも認められなくても、、、」って言いながら
何かを表現することに俺は少なからず矛盾を感じてしまう。

だって誰からも認められる必要がないなら「表現」する必要なんてないから。

話がそれちゃったけど、俺は一表現者として、何か自分の中にある物を表現したいと思う以上、少しでも多くの人に見てもらって、何かを感じ取れる表現をしたいって思ってる。

この考え方自体今の時代には合ってないんだって思う。

今は「表現」する人の本質(人間性やこれまでの経験)よりも、いかに今の時代を把握してより皆が惹き付けられる物を創り出すかになってるから。

別に今の何かを否定する訳ではなく、間違いなく今のSTACKERS(俺がやってるバンド)は上記のような活動は一切って言っていいほどやっていない。

「今の奴らはこういう事好きだから!!」

そんな理由で何かを変えたりとかしてきてはいない。

一見自分達のやり方を貫き通してかっこよく聞こえるけど、かっこいいのは「聞こえ」だけで、何一つ「かっこいい」事なんてない。

だって、自分達が「かっこいい!」って信じてやってる事が誰かに伝わってるかっていったらそんな事ないんだから。
気持ちいいのは結局自分達だけなんだから。

もちろん今のSTACKERSを応援してくれてる人もたくさんいる。
でも、その人達の為にも俺達はもっともっと上を目指さないといけないって俺は個人的に思う。

現状で満足した地点で後退するしか後は残されてないから。

そうした意味で「スタイル」って物をすごく考える。

「もっと売れるため」と「もっと深く伝える事」がなんだか矛盾してしまってるような気がして、、、

色んな事を考えながらやってきた。

こうした方がいい、ああした方がいいって

でもそれは試してみて初めていいか、悪いかの結果がでるのであって、自分の中で勝手に消化するのって違うって思う。

「いや、これしても意味なくね、それじゃあね」

そんな事を当たり前のように言ってる自分は果たして何をどれくらい試してきたのだろうか?

全てに「疑い」を持つ事が「スタイル」になってやしないか?

俺自身、今このブログを書いてることすら迷いがある。

巧く伝えられてない事も自分で重々分かってる。

それでも何か伝えたい事があるならそれを変にかっこつけず伝える、
それをこれからの「スタイル」にしたいって俺は純粋に思う。

かっこつけてるって思うならそれで構わない。



かっこつける事はいつからださくなった?



頑張る事はいつからださくなった?



熱くなる事はいつからださくなった?



誰か明確な答えをください。
自分の「スタイル」を築きあげたいなら、もうかっこつけて、頑張って、熱くなるしかねーって俺は思う。

頭悪いからそれくらいしか思いつかない。

ださいならそれでいいよ。

でも、俺はそれを貫かさせてもらいます。