僕の低収入を補うため妻がフルタイムで働いてくれている


夜のシフトの時は23時を過ぎることもある


しかも夕飯の準備をしてくれてから出勤してくれている


感謝 涙である


そんな理由で、二人の息子と三人で夕食を取ることがある


最近はあまり顔を合わすこともなくなって会話もすることがない


なので、夕食時もテレビの音声が誰の興味を引くことなくただ流れている


だが 久しぶりの会話があった


僕「シャケ取ってくれよ」


次男「シャケって言うなよ サーモンでしょ」


「シャケはシャケだろうが わかればいいじゃないか」


「スモークシャケなんて言わないでしょうが」


長男「素直にサーモン取ってと言えばいいじゃない」


「はいはい、じゃあシャケの燻製取ってくださいませませ」


次男「まったく、程度の低いやちゃ」


「日本人なんだから、シャケでいいじゃん それによ サケとシャケの違いしってるか?」


長男「海で生きて、川を遡上するまでサケ。荒巻になったり切り身になったり商品になったらシャケって言いたいんだろうが、それ俗説だってよ。 地方によって言い方が違ったり ただ言いやすかったりでサケとシャケを使い分けてるんだってよ。 ほら紅サケとか塩サケとか言うよりべにジャケって言った方が言いやすいだろうし それに漁師さんが生きてるからって雌サケとか雄サケとは言わないだろうし そこはジャケだろ」


「あっそうなんだ、俗説ね・・・・・・」


次男「ほらサーモン取ってって言いな」


「じゃあさ牛でさ ぎゅうとうしの違いは知ってるか?松坂ぎゅうと松坂うしとか 飛騨ぎゅうと飛騨うしとかさ。これはほんと生きてるときはうしで 商品に成ったらぎゅうらしいぞ」


長男「死んだらぎゅうになるのか」


「まっそういうことだろうな」


長男「じゃあさ二丁目の牛山(ウシヤマ)さん しんだらギュウヤマさんになるのか?そこのサキちゃん死んだらギュウヤマサキになるのか?お墓はギュウヤマ家代々って読むのか?」


「まっそういうことだろうな」


次男「サーモンいるのか?いらねえのか?」




「あっ取ってください」




と久しぶりに交わした親子の会話













先日の日曜日 ラジオから


「ほほにキスして そしてさよなら こんどあうときはえがおで♪・・・・・


なんて唄が流れて おおっ「水越けいこ」 だなあと思っていると


しばらくたって


「いつうだって どこにぃぃだって ♪・・・・・


って「Buzz」じゃん!


きょうは いったい197なんねん?


ああ あの頃は気楽なお馬鹿でよかったなあ といろいろ回想いていると


もう夕暮れだったかな 爆笑問題のラジオ番組ゲストに西加奈子


いえ西加奈子先生ご登場


ライトな関西弁が好印象


おもわず車を公園の脇に止めて30分ほど聞き入りました


太田光さんとの本お話(小説とかの)


ふたりとも当然だけど相当な読書量で造詣の深さに驚きです


(田中さんはしばしついてゆけず)


当然話は直木賞作品「サラバ」のことになるのですが


とにかくこの本を読まない時代にいろんな評価を頂きながらも 25万部も買っていただいたことに感謝ですと謙遜


そしていろいろとお二人の話は弾むのですが 内容忘れてしまった


そこで僕なりの感じ 


自分の体験がもとにあり 舞台がイランだったりエジプトだったり


今なにかと考えさせられる中東 そしてそこの宗教


タイムリーな作品です


加奈子さんの 「人は何を信じる」か?をテーマにそして「信じるものを他人に決めさせるな」を答えにスケールの大きな物語になってます。


そしてもう一つのテーマは「家族の崩壊と再生」


この二つテーマに沿って主人公歩君が成長していく


加奈子さんの頭に浮かぶ情景の表現がもともと好きだったしそれがモットうまくなって 大人になったなあと唸ります(えらそうでごめんなさい)


それとラジオの中での会話で「浅井りょう」さんとのこと面白かったです


また一番感銘を受けた小説は「沈黙」だと


いいよね うん 僕も感銘を受けました(僕は沈黙以上の作品にはまだ出会っていないと思う)


加奈子さんの中には 宗教的な何かがテーマにあるのかなとふと思いながら


自作が楽しみです


受賞のおかげで 忙しくて半年ぐらいは何も書けそうもないと言ってましたが



それでは 3月だというのにえらい寒い日が続き まだまだ「お鍋と熱燗」そんな水曜日







ちょっぴり好きな作家 西 加奈子さん。


ちょっぴりって付け加えるのは、「いい年こいたおっさんがですか?」と茶化されるのがはずかしいから。


ともあれ、出遅れ気味に「直木賞」おめでとうございます。です。



時計のデジタル数字を見てみると


02-22 SUN


あああっ2月22日! 先月 早いものでって思って はやまた同じ思いで

3月じゃないもう・・・・・・


満足の得られる成果もなく2月は終わる(今月は妻からの罵倒が怖いなあ)


あああ とにかく残り1週間頑張って(頑張ったふり)みよう。



2月   受験の月。


我が家も次男が大学受験だった


あまり出来のいいほうでないので長男も妻もいたって心配していた


去年暮れの妻と長男の会話では長男曰く


「あいつは偏差値のある大学は入れる所ないぞ あの成績だもの・・・・・」


「それってどういうこと」と訊くと


「名前の聞いたことのない大学しかってこと」


「浪人するって言い出したらどうしよう・・・・ないし・・ああ」妻が心配する


心の中で『ごめん甲斐性なくって』とつぶやく


思えばずっと兄と同じことをやらされていた次男(強要したことはないと妻は言うが)


サッカーも 水泳も そして中学受験も


お兄ちゃんがやっていたからとりあえず僕もする


はたして次男のやりたいことであったのだろうか今更ながら考えてしまった


幼いころから長男と違い おっとりとした性格と自分であまり物を考えるタイプでなく なので我も強くなく

いい子だと言われることも多い しかし兄ほど勉強や読書はしないし そもそも何かを考えるということが億劫なタイプだったのかもしれない


幼稚園の頃 コンビニで自分のほしい物を選んできたので 1人で買って来てごらんとお金を渡した


レジのお姉さんに品物とお金を渡す


「シールでいいですか?」と訊かれたらもう次男は真っ白


じっと立ち尽くしていた


書店でも「カバーは掛けますか?」でそうなる


お肉の焼き方を最初に聞かれたときも・・・・・


考えて解らなければ聞けばいいのにと思うのだが


だから中学受験でも塾の成績は芳しくなくいつも一番下のクラスだった


6年前の2月 雨が多かったような記憶がある 「あの時も」と 記憶が蘇る


塾の講師が鉢巻を締めエールを子供たちに送る


しかし次男はことごとく不合格の知らせを受けた


それでも塾の方としては合格実績を上げたいのだろう ランクを下げて受験を勧めた


結果が出ないある夜 塾からの電話が鳴って いつもは取らない僕がなぜか電話に出てしまった


丁寧にあいさつされ「おとうさん○○中学がまだ日程間に合います 明日でも願書をどうでしょうか」

それを妻に伝えると 妻はみるみる顔を紅潮させて乱暴に電話を切った。


「どうしたんだ」と尋ねると


「意味が知りたければお父さんその学校見に行ってらっしゃい」そして妻は続けた

次男の名を呼び「あなたはあんな学校に行くため頑張ってきた訳ではないのよ このままどこにも受からなかったら公立に行くの それでまた頑張ればいいの」


次男は大粒の涙を流し「わからない ぼくわからない どうしていいか・・・・・・」とくりかえし嗚咽していた


小さな子供にこんな辛辣な思いをさせていいのだろうか 受験は子供を育むためにあるのか?心を傷つけるためにあるのか あのときは受験が疑問だった


兄が受かって通っていた学校は中高一貫校で5日間受験日程があって いわば5回チャンスがある


兄は滑り止めにそこを選び 次男は第一志望にしていた もう無理だと誰もがおもった


奇跡


ところがもう完全に諦めていたのに 次男は最終の試験に受かってしまったのだ


あははははははは


なんだったんだ?あの嵐のような夜は?


兄はふてくされ(なんだおまえが?俺と一緒に?なんで) 次男は狂喜した(むしがいいものだ)


しかしそれは良かった事だったのか?新たな試練だったのか次男は新しい学校でもいつも下のクラスだった。


しかも大学の付属にもかかわらず 少子化をともない進学校をめざしブランドを上げるべき 国立 早慶への合格者を多く排出するという学校方針のために 次男は理解しがたい授業を 都度脳をフリーズさせて6年間 学園生活を送ってきたのだろう。


そして また受験の2月


僕は兄に聞いてみた

「あいつはどうだろう?」


「このあいださ、駅前に新しいお店が出来て開店前に行列ができてたって あいつ言って」


「うん」


「どうせサクラだろって、言ったらさ」


「うん」


「サクラって何?って言ったんだ」


それで長男と僕との会話はおわった。



2月に入り次男は何校か受験をして戦ってきた


不機嫌だった


口もきかず みな神経をすり減らした


案の定届いた合格通知は僕の知らない学校だった


都内に所在するにも拘らず聞いたことが無かった


そんなに都合のいいことは2度も起こるわけないと思った


そして浪人を許してやれない不甲斐なさを情けなく思った





2月16日


奇跡


N大法学部入学手続き案内


これってなに?


ええええ 合格したの?


えっそうなの すげー  なんなんだおまえは!


それは国立じゃないけど 早慶でもないけど マーチでもないけど


とりあえず誰も知らないってことはないな。


ああほんとよかったね そして変な奴だおまえは。



そして僕もねおまえへの関わり方の糢糊が取れた気分さ


何か記念に たまには自分に(僕に)って


買ってしまおうっと


西 加奈子


『サラバ』


それで買ってしまった。


『サラバ』 物語は主人公 圷歩君がね・・・・・・


今日はやめよう 外が暗くなってきたし・・・・・・・


お酒の時間です それではさらば  です