4日目 花巻〜本八戸


花巻、釜石、久慈、本八戸の流れで移動。ただ、三陸リアス線で、のんびり北上する旅。



「新花巻〜遠野」


チェックアウトが9:00という宿を出発。しっかり5時起きでカレーメシを食って出発。この旅では、カレーメシが主食になりつつある。カレーメシの良いところは、スープを無理に飲んだり捨てたりしなくていいところ。


ギリギリまでダラダラしていてたら、列車まで5分。まわりの学生、おじさんたちとダッシュして乗り込んだ。



そのまま、遠野に到着。



柳田國男「遠野物語」の「遠野」は知っていた。カッパを推している街なのは知っていた。



なんか思っているカッパと違った。なんか細マッチョ。ちゃんと腹筋バキバキなのがいいね。脚は筋肉足りていない。もっと鍛えた方がいいね。



なんとか歩き回って、遠野博物館へ。遠野には、たくさんの物語があるのが分かった。遠野の自然、他の街との関係、などが混ざり合った結果だと分かった。


「遠野〜釜石〜宮古」


遠野〜釜石までは険しい山の中を通った。崖の横、森の中をどんどん抜けていった。


車内では遠野のスーパーで買った、クルミ入り味噌饅頭を食べた。東北らしい食べ物。



釜石で乗り換え。少し時間がありそうだったので、切符を買いに行った。これがミスだった。


切符を買わなくても、発着駅なら代金は始発駅なので無理に買う必要がないことに気づいた。


結果的に、時間ギリギリの乗車になり、運転士さんに発車を遅らせてしまった。田舎の良さではあるが、運転や他の乗客に申し訳ない。


車内は地元のおばあちゃんグループが会話していた。こういう、のんびりした感じもいい。


トンネルの間から見える三陸のリアス海岸が綺麗だった。



途中、2019年ラグビーW杯で使われたスタジアムも見えた。こういう試みはとてもいい。



やはり周辺は津波の影響が多かったようで建物が全くなかった。奥には大きな新しい堤防と水門が見えた。



「宮古〜岩泉小本」


宮古ではレンタルサイクルを借りて、街と港を見ながら浄土ヶ浜までサイクリング。


街中は平日らしい景色だった。駅周辺は浸水被害で済んだのかもしれない。それでも、港周辺は新しい建物が多く、港と街の間には大きな壁?堤防?があった。



なんとか浄土ヶ浜までサイクリング。浄土ヶ浜の歴史は全く分からないけど、浄土と言われるのもわかるほどの景色だった。



帰りのスーパーで弁当と飲み物を購入。唐揚げ入り海苔弁。「銀河のしずく」という岩手の米を使っていた。久しぶりの炊かれた米は美味しかった。



レンタルサイクルを返して、列車に乗り込んだ。あまちゃんのラッピング車両だった。内装にこだわっていてよかった。



岩泉小本駅までは暑さに負けて寝てしまった。実際に久慈まではトンネルが多かった印象。それだけ険しい地帯というのが分かった。


そんな感じで岩泉小本に到着。


「岩泉小本〜龍泉洞」(往復)


岩泉小本駅は高架駅になっていた。駅舎は役所と繋がっていて、避難所にもなるようだった。


岩泉小本駅から龍泉洞までバスで行った。バスの乗客は自分1人だったので、貸し切りバスになった。



運転手さんも龍泉洞に行くのを察しているので、思ったよりも早く着いた。


龍泉洞は日本三大鍾乳洞でもあり、地底湖でも有名らしい。



今の三陸は、赤道周辺にあった島が地殻変動により移動してきたそう。そう思うと時間の流れをかんじることができて、不思議な気分になった。


そんなことを感じながら、探検している気分で進んでいった。



途中、陽キャ大学生集団に遭遇しビビってしまった。男1人でいるから、「あいつ1人w」とか思われてそう。


帰りは2km歩いてバス待ち。宮古のスーパーで買ったチップスターを食べながら、夕方の田舎風景に黄昏ていた。


そしたらバスが来た。龍泉洞が涼しかったので、逆サウナみたいになって寝てしまった。気付けば着いていた。帰りも自分1人。


地域の学生や高齢者のためにも必要な移動手段ではあるが、赤字路線なんだろう。


駅に着いたら、「想人待ち愛室」という待合室を発見。行きは気づかなかった。



中には、過去の旅人が書いたノートがあった。見ると、同じ大学生、外国人、のメッセージもあった。こういうのは、他の旅行民との交流に近いので好き。


ちゃんと自分も書いて列車に乗って久慈へ。


「岩泉小本〜久慈〜本八戸」


岩泉小本から久慈までトンネルが多かった。それだけ険しい地域なのが分かった。それに加えて、自動車普及や道路整備が不十分でない時代にとっては、不可欠な移動手段だったこともわかった。


久慈に近づくと、トンネルを出た。この辺りから夕方の海岸が見えてきた。



なんかミスチルの「君がいた夏」が聴きたくなった。幸い、ミスチルのアルバムをサブスクで保存していたので聞けた。



オススメなので是非。


駅からは地元高校生たちが乗って帰っで行った。こんな青春もいいなと思った。まぁ、ないものねだり。


なんとか久慈に到着したが、列車が遅れたので、久慈の街を見ることができなかった。残念。


そのまま、八戸行きの車両で本八戸へ。


夜で外の景色も見えなかったので、アニメ「その着せ替え人形は恋をする」でも見て、気持ちよくなって寝落ち。


起きた頃には、八戸市内の鮫駅。名前が「鮫(サメ)」でも印象的だ。


この駅から部活終わりの高校生が多くなってきた。八戸は思ったよりも栄えているように感じた。


青森は長野みたいに分散している。松本・長野は青森・八戸。弘前は上田。そんな感じ。


本八戸に着いた。八戸より本八戸が栄えているのは事前調べ。八戸で降りたら、ピンチだったかも。



八戸でもスーパーで夜ご飯を調達。折り返し地点でもあるので、今日は豪華にした。


安くなった海鮮丼。



季節違いの青森おでん。



このおでんが良かった。おでんの汁に生姜があった。しかも、生姜味噌をつけて食べるそう。冬に津軽海峡を渡る人たちのために作られたらしい。


自炊でもやってみようと思った。長野も冬は寒いので、友人たちとおでんを囲んで、シーズン終わりの酒もいいな。


これで青森は終わり。明日は弘前へ。