休日は俺の飼犬を散歩させに、彼女と二人で近所の公園に行ってきた
外はもう少し寒かったけれど、うちのコーギーはダブルコートのモコモコ
だから、お構いなしで喜んでた
「誰もいませんねぇ」
「もういい加減寒いから、公園でデートって季節でもないしなぁ」
二人で並んで遊歩道を歩きながらどうでも良い話をするだけでも、
隣に誰かがいるなんて久しぶりな俺は、思わずうれしくなる
二人と一匹で誰もいない遊歩道をしばらく歩いた頃、あたりをキョロキョロ
見回してから、彼女は俺の顔を指差した
「そこ、鼻の頭、ちょっと皮剥けてますよ、痛くないです?」
「え?どこ?」
どこかにぶつけた覚えも無いし、別に痛くもなかったけれど、
心配そうに少し 首を傾げて見上げる彼女が気になったから、俺は彼女の目の前まで顔を
近づけた。鼻、見てもらおうと思って。そしたら、彼女の顔が急に近づいてきて、
「ちゅ」
「?」
「えへへ、ひっかかったぁ、むぼうびー」
普段の彼女の落ち着いたキャラクターからは想像も出来ない悪ふざけに、
俺はあっけにとられて、びっくりして、唐突に唇に触れた感触にドキドキして、
思わず持ってたリードを落としてしまった
それから、ちょうど後ろから俺たちの横を通り過ぎていった、見知らぬ
自転車の女の子の後をノコノコついていこうとする女好きな我が愛犬を、
俺は慌てて追っかけた
誰かと付き合うってこんなに嬉しかったっけ?とか思いながら。
外はもう少し寒かったけれど、うちのコーギーはダブルコートのモコモコ
だから、お構いなしで喜んでた
「誰もいませんねぇ」
「もういい加減寒いから、公園でデートって季節でもないしなぁ」
二人で並んで遊歩道を歩きながらどうでも良い話をするだけでも、
隣に誰かがいるなんて久しぶりな俺は、思わずうれしくなる
二人と一匹で誰もいない遊歩道をしばらく歩いた頃、あたりをキョロキョロ
見回してから、彼女は俺の顔を指差した
「そこ、鼻の頭、ちょっと皮剥けてますよ、痛くないです?」
「え?どこ?」
どこかにぶつけた覚えも無いし、別に痛くもなかったけれど、
心配そうに少し 首を傾げて見上げる彼女が気になったから、俺は彼女の目の前まで顔を
近づけた。鼻、見てもらおうと思って。そしたら、彼女の顔が急に近づいてきて、
「ちゅ」
「?」
「えへへ、ひっかかったぁ、むぼうびー」
普段の彼女の落ち着いたキャラクターからは想像も出来ない悪ふざけに、
俺はあっけにとられて、びっくりして、唐突に唇に触れた感触にドキドキして、
思わず持ってたリードを落としてしまった
それから、ちょうど後ろから俺たちの横を通り過ぎていった、見知らぬ
自転車の女の子の後をノコノコついていこうとする女好きな我が愛犬を、
俺は慌てて追っかけた
誰かと付き合うってこんなに嬉しかったっけ?とか思いながら。