私が本当に体験した話です。私は霊感があるので結構なれてたつもりでした.....

いつものようにバスに乗って学校から家に帰ってきたときのこと、私は1番後ろの長イスの真ん中に座っていました。

バスがバス停に乗客停車し私はそれとなく乗ってくる人を見ていました。

女の人...おばぁさん...私はビクッと体が硬直しました。

あきらかに髪の毛が長くボサボサで目が異常に黄色く小刻みに震えている女の人が乗ってきました。

その女の人はまるで自分が見えている人を探すかのように一人一人イスに座っている乗客の顔をのぞき込んでじーっとみています。

一人目そして2人目とどんどん私のところに近づいてきます。

私は見えないふりをしようと思い、まっすぐに前を向いて一点を見つめていました。

とうとう私のところにきた女の人は私の顔をじーっと見つめてきます。

私は心の中で

『はやく....はやくどっかにいって....お願い...』

とつぶやいていました。

その女はあきらめたのか私の顔から離れ私の横の空いたスペースに行こうとしたとき、私はつい癖で通りやすいように体をよけてしまったのです。

『やばい!!』

私は思いました。

横から女のじっとりとした視線を感じます。

私は涙目になりながら次のバス停でおりようとおもい、イスから立ち上がり最後に自分が座っていたイスの方をみると女はいません....

するとフロントガラスのところにベッタリと女が満面の笑みではりついているのです!!

私は硬直してしまい女としっかり目があってしまいました。

女は嬉しそうに口を動かしました....

『おまえ...みえてるんだろ?
 
 あたしがみえてるんだろ?』