お久しぶりです。 

 年始からPCが壊れてデータが復旧せず、

確定申告などもあり治療以外の事で大忙しの毎日でしたが… 

 ようやく落ち着きました。。(ーー;)  

今回のテーマは治療期間についてお話しします。  

「全治〇ヶ月」などとよく聞きますが、

  皆さんも病気やケガで病院にかかった際に、どれくらいで治るのかとても気になると思います。

  当院では初診時に治療期間の目安をお伝えしていますが、

  "組織の傷"つまり筋肉や靭帯が傷んだところだけの事で言えば、  

筋肉 2週間〜1か月  

靭帯・腱 2か月

 骨(骨癒合) 3週間〜6か月  

という具合で 

 ケガの程度にもよりますが、

大まかには上記の期間で傷が癒えてきます。  

ですがここで大きな問題なのは、  

ケガ=傷キズ  

ではないという事です。  

例えば同じような足首の骨折で年齢もそれ程変わらない方でも  

一人は1か月経たないくらいで運動が出来るようになり、  

もう一人は  2か月経っても杖をついて歩いている  

同じケガなのにこのような事が起こりえます。  

何故でしょうか?   

これは、  ケガ=傷キズ  では無いからです。   

ケガとは、  

傷キズ+"機能障害"  

(機能障害とは簡単にまとめると、可動域、筋力、神経コントロール能力の三つの機能が障害される事です)  

安静にしていれば、人の身体は治ろうとします。  

しかしこれは

"傷キズが塞がる"というだけの話です。

  繰り返しますが、  

安静にして治る=傷キズが塞がるだけ 

 ケガ(傷キズ+機能障害)そのものは =安静にしていても治りません。  

上記の骨折の例で言えば、  

回復が遅い方の場合、 

 固定期間や安静期間が長かったため  関節が固まって、筋肉が短縮、  

それによって可動域が少なくなり、  

筋力が低下、  

神経-筋コントロール能力も低下してうまく動かせなくなっています。  

更に言えば  筋肉が衰え、

あまり動かさない事で循環が悪くなり、浮腫みます。  

また、  

3〜4週間以上固定などです全く使っていないと  

脊髄にある神経細胞が変性し、  

異常に知覚過敏になり、少し足を着いたりするだけで  

ビリビリ痺れたり痛みを感じたりしてしまいます。  

そして  

これらの機能障害は安静にすればするほど酷くなり、固定化されてしまいます。   

大切な事なので繰り返しますが、  

「ケガ=傷キズ」  

ではありません。 

 『ケガ=傷キズ+機能障害』 
です。  

ケガを治すためにはある程度安静が必要ですが、 

 安静にしてるだけではケガは治りません。   

上記のような機能障害が大きくなってしまった方でもしっかり治療すれば治ってきます。  

しかし、

早期に積極的な治療を開始すれば、短期間でスポーツにも復帰する事が可能です。 

 2か月経っても杖をついて歩くのか、

 1ヶ月でスポーツに復帰するのか、  

治療によってこれだけの違いが出て来ます。  

固定だけして様子見るのはかなり勿体無い話です。   

ケガ=傷キズ+機能障害   

積極的に治療すれば後遺症も少なく早期に復帰する事が出来ます。   

更に言えば  ケガにも"鮮度"があります。  

治療は早ければ早い方が効果的です。  

「とりあえず様子みよう」  
 ではなく、  

『とりあえずアキュスコープあてとこう』

をオススメします。

  ケガや急な痛みはお早めにご相談くださいm(_ _)m☆    


外傷・スポーツ障害の 代々木上原 さとう整骨院         
2016年も多くの方の治療をさせていただきありがとうございました。

また、年末は多くの方にご来院頂き、連日ご予約の空きが無い状態で、大変ご不便をおかけしました事をお詫び申し上げます。

2017年は、新しい通電端子を使用して、

アキュスコーブによるケガの積極的な治療を更にバージョンアップしていきます。

3ヶ月かかるケガからでも1ヶ月以内に復帰!出来るように!

しっかりと条件を整えれば3/1以下の治療期間で復帰する事は難しくありません。

2017年もスタッフ一同ケガからの最短復帰を目指し全力でサポートさせていただきます。



年末年始は

12月31日〜1月4日まで

お休みさせていただきます。


ケガや急な痛みでお困りの方、

最短復帰の重要なポイントは早期治療です。

お早めにご相談ください。


m(_ _)m



外傷・スポーツ障害の
代々木上原 さとう整骨院

最近急に寒くなりましたね。

こんな季節は肉離れが起こり易いです。

寒さで強張った筋肉を急に動かしたりすると筋肉が収縮した拍子に断裂してしまう。

筋肉の断裂が肉離れです。

先日治療させていただいた方は、ふくらはぎの肉離れで、初診時歩行困難な状態でしたが、2週間という短期間でスポーツに復帰されました。

通常、肉離れは歩行に支障が出るほどであれば日常生活レベルで1ヶ月、スポーツをするならリハビリをしておおよそ2〜3ヶ月ほどかかる事も多々あります。

それが2週間でスポーツに復帰出来ました。

当院の積極的な治療がいかに肉離れに効果的かが分かると思います。

何故それだけ早く復帰出来るか、

それは、アキュスコープで受傷直後からリハビリを開始するからです。

通常の治療では、受傷後2〜3週間くらいは固定などして傷の修復を待ちます。

そこから状態を診て少しずつリハビリ開始。

アキュスコープで傷の修復が速まるのも確かに重要なのですが、

受傷からリハビリスタートまで約2〜3週間、実はこの時間が短くなればなるほど復帰が速まります。

身体は安静にしていると、機能低下、つまり、柔軟性、筋力、神経筋コントロール能力が低下します。

動かさないでいると、筋肉は物理的に短くなり、筋繊維は崩壊、関節のコラーゲン繊維は癒着し張力も低下、軟骨は水分が失われスカスカになっていきます。

軟骨まで変化するのは1ヶ月以上全く固定した場合などですが、筋肉の変化は2日以降すでに少しずつ現れるようです。


なので、当院では、受傷直後から出来るだけ自動運動などの軽い運動をアキュスコープを通電しながら行います。

これによって、機能低下を最大限防ぐ事になります。

過去に手首を骨折した高齢者の方がいました。

その方は整形外科で1ヶ月固定をしてそこからリハビリゆっくり頑張りましょうね、と言われていましたが、

当院で取り外しの出来る固定具を付け、治療を続け、1ヶ月後に整形外科でレントゲン検査後に固定を外した時、

あれ?

全然固まってないしリハビリいらないね。。

と言われ整形外科の先生に驚かれたそうです。

つまり、固定約安静にする事で機能低下が起こるため、結果的にスポーツなどに復帰するまでに時間がかかってしまう一面があります。

これはアキュスコープという素晴らしい治療器が無ければ出来ない事ではありますが、ただ通電してるだけでは足りないという事でもありますね。

それに治療開始のタイミング、

いかに機能低下を抑えるかが大変重要ですから、

骨折などしても、ギプス外れてから治療したんじゃ遅いですね。

それはそれでリハビリとしては効果をあげられるのですが、

最大限、最短で治すなら受傷直後に治療開始。

何度も言いますが、この治療開始のタイミングだけで、治療期間から予後まで全然違ってきます。

早く治療開始すれば復帰が何倍も速くなる可能性があります。

また、機能低下だけでなく、筋肉の二次的な障害も要因としてありますが、

これを防ぐには本当に受傷直後〜48時間以内には治療開始したいですね。

言い出すと他にも色々とありますが、

実は最近、新しい通電端子を発掘しまして、これでアキュスコープでのリハビリがかなりやり易くなりました。

肉離れの方もそうですが、使い方は簡単なのに効果はめちゃくちゃ高いので本当に良いもの見つけたなと思ってます。

まだ買ったばかりですが、ケガ以外にも色々と活用出来そうです(^^)

ケガをされたらすぐにご相談ください☆


外傷・スポーツ障害の
代々木上原 さとう整骨院







アキュスコープは現代物理学に基づいた超高度な治療器です。

ステルス戦闘機の迎撃ミサイルで使用されている技術を応用して身体の電気抵抗値を測定し、アメリカ国防省(ペンタゴン)に帰属する256種類の脊椎動物のデータと比較計算して電気依存型カルシウムイオンチャネルを操作する事で神経機能の正常化、筋機能の正常化、組織の治癒促進などこれまでの医療概念とは全く違った形で様々な治療効果を生み出しています。

このような素晴らしい治療器があるのに様々な治療法を勉強しています。

例えばオステオパシーやカイロプラクティック、最近では中医学東洋医学などです。

これは何故かと言うと、西洋医学の一般的な理論だけでは身体を治せないからです。

身体はとても複雑で未だに解明されていない事が沢山あります。

例えば、慢性痛の85%が画像診断で原因不明です。

病院で変形性関節症だとかヘルニアだとか色々と診断されるかもしれませんがそれは保険の制度上画像診断で診断名を出さなければいけないためで、根本的な診断ではありません。

病院では説明されないかもしれませんが、骨の変形など構造的な異常が殆どの場合で痛みや痺れを始めその他の身体の不調の原因にはならない事が20年以上前から世界中で証明されてきました。

つまり画像診断が根本的な理論として存在する現代の西洋医学の理論だけでは身体を治す事は出来ないという事です。

そのため、この足りない部分を補うためにオステオパシーやカイロプラクティック、そして中医学東洋医学などが大変重要で大きな助けになります。

これはつまり"多面的"な観察診断治療という事です。

オステオパシーやカイロプラクティックは画像診断を重視する西洋医学とは違い、身体の機能に注目して検査治療を行います。

機能とは組織の柔軟性、筋力及び支持性、コントロール能力の3つの要素からなります。

例えば柔軟性が無ければストレッチなどを行い、筋力が足らなければ筋力強化、コントロール能力が低下していれば神経の促通などを行います。

ケガなど運動器の障害を治療するためにはこのような機能評価及び機能的なアプローチは必須です。

とは言えオステオパシーやカイロプラクティックは解剖学生理学運動学などに基づいて評価治療しています。

根本的に西洋医学の理論から外れません。

更に言えばアメリカではオステオパシーは医師が行うものであって画像診断や投薬も行いますし、カイロプラクティックも医師に相当する資格としてレントゲン撮影を行っています。

これに対して、中医学東洋医学は西洋医学とは全く違うものです。

根本的な理論に西洋医学は「物理学」が存在しますが、東洋医学の根本にあるのは全てのものは"気"から成り立っているとする"気一元"という概念です。

気一元とは西洋哲学でいう素粒子の理論と重なると思っているのですが、全てのものは「気」という物質からなるという考えです。

そして更にそこから太極陰陽という宇宙哲学へと発展していきます。

太極陰陽というのは、韓国の国旗にあるように、太極とは陰と陽が混じり合ったもの、世の中の全ての物質や事象には陰と陽の二つから成り、陰の中にも陽の要素があり、また陽の中にも陰の要素があります。
二元的一元論という考えです。

そしてこれは易者さんの易学の中の哲学でもあります。

このような哲学は中医の思想に強く影響しているもので、論語や老子といったものから密教などとも深く関わっています。

因みに易とは森羅万象の理を整理し説明したもので、そこから自分自身の立ち位置や歩むべき道を見つけ出す術です。

易学は農耕民族が自然と共存し、また農耕民族ゆえに大きな社会を形成していく中で実践的経験的に獲得し、更に統計学的に収斂されてきた正に叡智とも言えるもので、占いとは全く違ったものです。

易の中で太極陰陽についてこう説明されています。

「易に太極有り。これ両儀を生ず。両儀は四象を生じ、四象は八卦を生ず。八卦は吉凶を定め、吉凶は大業を生ず」

易の根源は太極である。太極は両儀(陰陽)を生み、陰陽は四象(老陽、少陽、老陰、少陰)を生み、四象から八卦が生じた。八卦は吉凶を定め、吉凶の判断にもとづいて行動することによって、大きな業をなし遂げることができる。

八卦とは、天沢火雷風水山地、そしてこの中にそれぞれ陰陽があります。

天と地、沢と山、火と水、雷と風、

掛けでは、天は全くの陽、そして地は全くの陰で表されます。

この様に古代から中国ではあらゆるものを陰陽捉え、また陰と陽のバランスを重要視して来ました。

中医学東洋医学で最も重要な書物、『皇帝内経』の中の陰陽應象大論篇には次のようにあります。 

 黄帝曰、陰陽者、天地之道也、万物之綱紀、変化之父母、生殺之本始、神明之府也。     

訳) 黄帝曰く。陰陽なる者は、天地の道なり、万物の綱紀、変化の父母、生殺の本始、神明の府なり。

陰陽とは、一切の事物すべてがもっている対立的事象であり、どのような事物もすべて陰陽対立の矛盾性があり、一切のものすべてがそうした矛盾の中で発展し変化すると考えられている。 

このように、中医学東洋医学の根底には『気一元』という宇宙感があり、更に「太極陰陽」という法則性の上に世の中の全ての事象を捉え、それが独自の整体観念にも反映され、治療や養生法として活かされています。

話を戻しますが、画像診断に重きを置く現代の理論では治せないケガや痛みが多々あります。

それらに対して、機能評価及び機能的な治療、更に中医学東洋医学の太極陰陽という整体観念を合わせた多面的な観察診断を合わせる事によって治せないものが治せるようになっていきます。

アキュスコープという素晴らしい治療器があっても的確な診断が出来なければ全く効果が出ません。

このような多面的な観察診断治療こそ今後の医療にとっても大変重要なものになると思います。




外傷・スポーツ障害の
代々木上原 さとう整骨院

先日、コーヒー用のお湯を沸かしていたら、うっかり沸騰したお湯を足と手にかぶってしまいました。

すぐに流水で冷やしましたが、左足の甲だけひどく水膨れが出来てしまいました。

しかもその後せっかく入れたコーヒーも溢してしまい、また一からやり直し、

朝から調子が悪い日でした。

最近考え事をしていて注意力が足りないようですね…^^;


まぁ僕の事情はさて置き、

今回この火傷が原因でとても面白い?な経験をしたので少しお話ししたいと思います。

やけどの翌日、おかきを食べていたら急に舌が痛くなりました。

しょっぱい物を食べ過ぎるとたまに舌が荒れる事がありますが、今回はほんの少しの量なのにかなりヒリヒリする。。。

こんな事は今まで無かったんですが、

舌を見ると、舌の苔が一部剥がれてテカテカになり、その部分に痛みを感じます。

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(向かって左)

舌は舌診として身体の状態を判断するところで、それだけ身体の状態で舌が変わってくると言いますが、

よくよく考たら、

舌の苔が剥がれて痛いところは、空間的に肝(肝臓)に当たるところ、

そして足の火傷の部分は肝の経絡の中でも『原穴』にあたる重要なツボ、「太衝」と呼ばれるツボでした。

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原穴は臓腑の問題が現れやすく、診断治療両面で大変重要なツボです。

ですが重要なツボほど良くも悪くも身体に大きな影響がでます。

過去に妻の血海という脚のツボにお灸をした事があるんですが、

急に激しい眩暈が起こりました。

この時は翌日になっても治らなかったので先輩に連絡して、

手首の陽池というツボにお灸をしたら一発で治りました。

この時に使ったのは薬局で普通に売っている誰でも買えるお灸です。

身体は少しの刺激でも良くも悪くもこれだけ大きく反応するんですね。

話を戻しますが、

原穴と言うのはツボの中でも大変重要なツボで、今回はそこを熱湯で傷めてしまった。

その結果身体に大きな影響が出て、その一つが舌の苔が剥がれるという反応だったようです。

実際、その後の火傷の回復と共に舌の苔は正常の状態に戻りました。

当然塩っ辛いものを食べても痛みません。

火傷は痛かったですが、今回はとてもいい?勉強になりました!



因みに

僕の専門は外傷ですが、東洋医学が分かってくると今回のように外傷からの身体への影響や、今の痛みが外傷によって起こっている痛みなのかどうか、更には気候の影響、食べ物、精神状態など、様々な事まで含めて身体の状態を捉える事が出来ると考えています。

これまでの外傷治療は局所的、最近は全身の運動機能としてリハビリを行うようになりつつあるのかも知れませんが、そこから更に気候や食事、精神状態などあらゆる環境を含めて治療出来るようになりたいですね。