もう、しょーがない、、、観念だ、、、

 

そろそろウィッグ、ちゃんと考えないと。

と思いつつもなかなか腰が上がらずにいた。

 

日に日に脱毛症状はひどくなり、

頭をふるだけでもサラサラと抜け落ちるので、

部屋の中ではキャップが必須になってきた。

 

シャンプーやドライヤーのときには

気が滅入るほど指の間に絡みついてくる脱毛・・・

 

わかってはいるものの、どうしても目に入ると悲しくなるよね。

 

お風呂の排水口はすぐに髪の毛で一杯になるけど、

優しい娘が、わたしの目に触れないように、

悲しい気持ちにならないように毎日お掃除してくれるの。

(自分でしろよーって自分に突っ込みたくなるけど、娘の優しさに甘えてる)

 

 

そして今日、とうとう意を決して

ウイッグの試着に行ってきたよー。

 

 


う、嬉しい!

久しぶりのこの毛量おねがい

 

 

 

 

種類や、ランクがいろいろあって、

お店の人に一から色々教えてもらった。

 

医療用は、一般的なおしゃれウィッグと違って、

地肌への気遣いが繊細に考えられている。

 

ネットの部分、アジャスターの部分、皮膚に当たる部分がどうしても刺激になって痛みや蒸れを起こしてしまうからね。

インナーキャップも、完全に脱毛してしまったときには、ガーゼ素材の物もある。

 

 

あと、材質。

人毛のみのものから、人毛と人工毛のミックス、人工毛のがあるが、それぞれに利点、欠点がある。

 

分け目も、自然に見えるように、人工皮膚と言って分け目部分だけ肌色の布がネットに付けられているものが

黒いネットのままのものと比べると、やっぱり自然だった。

(その分お値段が張るけれど)

 

既製品、セミオーダー、フルオーダーによって金額が雲泥の差。(3万〜30万超え)

なかなかに高価だったのでびっくりした😵

 

でも多分数年間お世話になるものだから、後悔したくなくて、

お値段の高さには眼をつぶることにしたよ。


 

 

 

 
 

 

ビフォーアフター、どうかしら(笑)
ショートや、ボブや、いろいろ被らせてもらったー。
案外自然かもね。

 

 

で、今日思ったのが、

 

外見からの心ケアって本当に大切なんだなぁってこと。

 

ここのところ、薄毛になって地肌が見える自分の顔、

鏡を見るたびにね、なんていうのか、

 

頭ではこういうものだ、仕方ないんだ、ってわかっているし、

家族にも励ましてもらえるんだけど、

 

やっぱり気持ちがずーーーんと落ちるのよね。

 

 

でも、今日ウィッグを被らせてもらって、

気持ちが明るくなった。

 

とても自然なウィッグだったのもあるし、

健康だった頃の元気そうな外見に一瞬にして変身できたこと。

 

 

薄毛を隠している罪悪感をもっと感じるのかなあと思ったけど、

それは全然なかったな。

 

逆に、脱毛しても、それもわたし。

もう、嫌ったりしないよ。どんな外見になっても大切なわたし。

 

ウィッグを被って元気そうに見えるわたしも、本当のわたし。

 

どっちの自分も好きになれる気がしたよ。

 

 

クオリティ・オブ・ライフ(生活の質)

 

ウィッグを付けることで、もっと広がって行くといいな。

どんな自分も愛したままで、卑屈になることなくね。

 

 

 

 

今夜も、あなたが安心して愛の中で眠れますように・・・

***しず華***