目を閉じると自然とうつらうつらして、

一瞬悪夢を見たかのような寝覚めの悪い思いをすることがある。

 

 

 

 

それはいつも似ている。

 

黒い点々のような物体が

わたしの一部からだんだんと広がり、

 

体中を塗りつぶしていく。

 

 

 

 

 

🌹ようこそ🌹
平野しず華のブログへ。
 

いつもお読みいただき、たくさんの「いいね」もありがとうございます😊

 

 

 

 

当然のことながら、

このような悪夢はあまり見たくはないし
 

見ても誰にも言わなかったし、

言ってはいけないと思っていた。

 

 

 

言ったところで、どんな励ましや気休めの言葉も上滑りするだろうし、

 

心配かけるだけだし、

考えないようにすればいいだけのこと。

 

 

 

 

 

でも怖い。

 

 

 

さっきも見た。

 

 

 

怖い。

 

 

 

 

 

 

だからあえて

黒い物体を見ないふりをすることをやめてみる。

 

 

 

 

黒い物体は、紛れもなくそこにいるのだし、

わたしの一部なのだからね。

 

 

 

 

 

わたし自身医療従事者なので、

30年強の経験の中で、様々な症例をみてきた。

 

 

どんなデータや画像も見慣れているはずなのだ。

 

あくまで、今まで見てきた黒い点々の物体は

ただのデータだった。

 

自分のデータだって、

客観的に、

俯瞰的に、

受け入れるはずだったし、

 

できていると思ってた。

 

 

 

でも、繰り返し同じ悪夢に襲われる。

 

 

わたしの脳裏に強く焼き付いているらしい

最近の1枚の自分のPET画像。

 

 

 

全身あちらこちらに黒い点が散らばり、

腹部の辺りにいたっては真っ黒である。

 

 

それは恐ろしいホラー映画の絵画のように

いつもわたしの脳裏に飾られているのかもしれない。

 

 

 

要するに悪夢の正体はこいつなのだ。

 

 

 

 

 

 

 

もちろん、医療は飛躍的に発展し、つい数年前の絶望が、現在では希望に変わっていることもある。

 

 

わたしの担当医は、

わたしの意思を尊重してくれて、率直にすべてを詳しく教えてくれた。

 

 

わたしはそれをただ、医師を信頼し受け止めただけ。

 

 

 

 

泣くこともあるし、怯えることもあった。

 

 

でも最後には医師は必ず、

 

「必ず、いい方法があります。その都度それを全力で考えていきます。今の医学は進歩していますからね。大丈夫ですよ」

 

と伝えてくれる。

 

 

 

 

最後には笑顔にさせてくれる。

 

 

夫と握り合う手に力がこもる。

別の涙が流れる。

 

 

 

怖いよーーー

 

怖いなーーーー

 

ああーーーー怖いーーーーーーー

 

 

助けて。

 

 

わたし、強がっていても、

奇跡を起こすと息巻いていても、

 

 

怖いんだなあ。

 

情けないなぁ。

 

 

 

 

 

これからは逃げずに

感じ切っていこう。

 

弱音も少しづつ出せるといいな。

 

 

 

隠していた弱音を吐かせてくれてありがとうございます。

 

 

 

1日1笑顔ハート

 

 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

今夜も、あなたが安心して愛の中で眠れますように・・・

***しず華***