高級住宅街の白金高輪にあるファミレスに来た。夕食は既に澄ませていたが、すぐ帰りたい気分でもなく、ふらふらとやってきてしまった。

赤のグラスワイン100円を注文。隣の席には、ファミリーと思われる大人3人と男の子1人。地域柄か、良いところ家庭のようだが、親バカのようである。声が大きい。男の子に好きな子は?と聞くと、お母さんが一番好き。喫煙席なのだが、母親とおぼしき女性は、子供の前でぷかぷかとやりながら、飲んでいる。かなりお酒が回ってる様子で、しまいには椅子からずり落ちて、店員さんにも助けてもらう始末。子供は食べたい物を好きなだけ食べさせてもらっているようで、次から次へと注文された料理が運ばれてくる。それを見て親は、いくら食べても太らないわと褒める。

いくら裕福な生活ができても、これは人間として幸せといえるだろうか。